【コロナウイルス対策】今こそ新型コロナウイルスについて正しい知識を身につけよう!
こんにちは。コロンブス語学院日本人マネージャーのMAHOです。
3月11日(土)にWHO(世界保健機関)よりコロナウイルスのパンデミック宣言が出て早3週間が経過しました。
色々な国で色々な方法で対策を行なっていますが、まだ収まる気配はありません。日本では、東京オリンピックも約1年延期。最近では志村けんさんが亡くなられました。
今までは人ごとのように感じていた方も、いよいよ危機感を感じてきたのではないでしょうか?
私も突然の訃報を受け、驚きと悲しみを覚えました。新型コロナウイルスですが、8割は軽症で治りますが、2割は重症化すると言われています。
このコロナウイルス対策ですが、SNSの情報などに踊らされ上辺だけの対策をし、根本的な対策が出来ていない方が多く見受けられるように思います。
そこで今回は、元看護師として正しい感染症対策をお伝えしたいと思い、今回の記事を記載することに致しました。
新型コロナウイルスの基礎知識
実はコロナウイルス自体は、さほど珍しいものではありません。これまで、人に感染するコロナウイルスは6種類知られています。いわゆる風邪の10~15%が4種のコロナウイルスによるものです。
一般的に毎年秋から冬にかけて流行する風邪の原因もコロナウイルスなのです。そして残りの2種は、もともと動物に感染していたコロナウイルスが変異して人に感染するようになったものです。
2002年に中国で流行したコウモリからヒトへと感染する「SARS(重症急性呼吸器症候群)」が1つ。そして、2012年にサウジアラビアで流行したヒトコブラクダからヒトへと感染する「MERS(中東呼吸器症候群)」がもう1つに当てはまります。
そして、今回の新型コロナウイルスは、これらに続きヒトに感染することが確認された7つ目のコロナウイルスです。
この新型コロナウイルスは、中国湖北省の武漢で最初に見つかり、コウモリが感染するウイルスに近似しているが、感染源は現在もなお明確ではありません。
新型コロナウイルスによる感染症状としては呼吸器系の症状で、発熱から始まり、その後は乾いた空咳と続き、その後人によっては息切れなどの症状が出ることもあります。場合によっては、病院で治療が必要な人も出てきます。
さらに重症化すると、肺炎や呼吸器症状、さらには多臓器不全(生命維持に必要な複数の臓器の機能が障害された状態)などにつながり、場合によっては死に至ることもある。また、感染によって鼻水やくしゃみが出ることはほとんどないのも特徴的です。
既に皆さんもご存知の通り、高齢者や持病のある方は症状が重くなりがちです。感染から発症まで最大14日間と言われていますが、今までの症例では最長24日の可能性もあるようです。
冒頭でお話しした通り感染力は高いものの8割は軽症なので、感染したら即命に関わる病気ではありません。(下グラフ参照)新型コロナウイルスと思われる症状が見られた方は、落ち着いて医療機関や保健所に相談しましょう。
厚生労働省は発表した受診の目安としては、以下の通りです。
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様)
・倦怠感(強いだるさ)や呼吸困難(息苦しさ)がある場合、また、高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)の基礎疾患がある方や、透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方で、これらの症状が2日程度続く場合
出典: 厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/)
初期症状である発熱や空咳は、インフルエンザや風邪の時でも出現する症状です。自分の身を守ることと同時に、相手の身を守るためにも軽症状の場合は受診せず、自宅療養しましょう。
病院にはさまざまな感染症を保持している可能性のある患者さんがいるので、自分を守るためにもなります。
受診の際には一度、医療機関や保健所に電話しましょう。
新型コロナウイルスの特徴
今回の新型コロナウイルス が怖いと恐れられている原因の一つとして、「軽症状・無症状の方もいる」という事です。
以前に流行したSARSの場合は、ほとんどの方が重症化していましたが、新型コロナウイルスは違います。
その何が怖いのかというと、無意識のうちに遷してしまっている可能性があるという事です。
ニュースやSNSで日本の状況を見ていると、学校も休みで時間を持て余しているのか不要な外出をしている方もいるようです。
自分がウイルスを保有していてばら撒いている可能性も十分にあり得るので、やはり外出自粛を守った方が良いでしょう。
自宅ばかりにいて疲れてしまう気待ちもわかりますが、自分を守り相手を守るためにも大切な行動です。
コロナウイルスの予防方法
専門家によると、コロナウイルスの感染経路は飛沫感染(感染者の咳やくしゃみによる飛沫と一緒に放出されたウイルスを吸いこんだことによって感染)と接触感染(感染者からのウイルスが付着した物体の表面を介しての感染)だと言われています。
こちらで多くの方が思いつく予防方法は、「手洗い」、「うがい」、「マスク」、「アルコール消毒」ではないでしょうか。
特に日本人に馴染みの深いマスクは手軽にできる予防方法です。また、マスクの着用は見えるものなので、予防しているという実感と周囲の安心感も得られやすいです。
このようなことから、現在の日本の現状”マスク不足”という問題が起こってしまいました。
一方、WHOの専門家によると、マスクの着用に効果のあることを表す具体的な証拠がないと記者会見でも述べていました。
さらにはマスクの付け方が正しくない場合、逆効果にもなり得るとの報告もあるとの事でしっかりとマスクの着用方法は抑えておきましょう。
WHOのコロナウイルス予防のガイドラインは次の通りです。
を広めないよう手を洗う。
お仕事や学校の都合から、止むを得ず外出の必要がある方もたくさんいらっしゃると思います。
予防策を講じることはできますが、感染力の高いこの新型コロナウイルスは、気を付けていても感染する危険性は誰にでも十分にあり得ます。
新型コロナウイルスのほとんどが軽症で治り、約2割が重症化するのは何故なのかというと、遺伝などの要因もあるようですが、多くはその人の免疫状態が関係していると言われています。
このようなことから、重要となってくるのは自己の免疫力を高める事です。
免疫力を高めるにはバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠など基本的な規則正しい生活が重要となってきます。
免疫力を高めることで、内側からの根本的な感染対策ができ、また感染しても軽症状で治る可能性が高まります。
フィリピンで実践されている予防策
現在フィリピンでは、ありとあらゆる方法でコロナウイルスの予防策を実施しています。
前回の記事でもお話しした通りマニラのロックダウン首都封鎖から始まり、現在では外出制限となっています。一部の地域では、マスクの配布もあったようです。
多くのショッピングセンターやレストランなどは、閉店や規模を縮小して営業をしています。
対応がとても早いフィリピンなので、今後もさまざまな予防策が講じられると考えます。
パンデミック宣言が出ている新型コロナウイルスは、今後もしばらくは続くと予想されています。
『彼を知り己を知れば百戦殆からず』ということわざがあるように、すぐに行動することも大切ですが、一度立ち止まってみましょう。
新型コロナウイルスについて知ることで、何が正しくて何が間違っているのか見えてくると思います。そして正しい方法で予防対策をしていきましょう。
また新型コロナウイルスの最新情報があればお知らせいたします。
それでは次回の記事でお会いしましょう。