新型コロナウイルスでフィリピン残留組はどうしているの?フィリピン留学中の生徒たちの現在の状況とは!?
みなさん、こんにちは。
連日、新型コロナウイルスの話題で持ちきりですが、その影響が世界でも拡大中です。
早く終息するよう、外出は控えて人に移さないように、そして移らないようにできる限り気をつけて生活していきましょう。
海外留学している人は、既に帰国している人が多いイメージがあると思いますが、海外残留組もそれなりにいることはご存知でしょうか?それはフィリピン留学も例外ではありません。
残留組の現地に残っている理由は様々ですが、帰国しようと思っても帰国できない状態の人もいます。そんなフィリピン残留組の留学生たちが、現在どのように過ごしているか気になる方も多いかと思います。
今回はコロナウイルスで世間が騒がれている状態で、留学生がどういう風に過ごしているかを聞いてみました!
フィリピン残留組の考えや行動により、海外におけるコロナウイルス対策も見えてくると思います。
多くの留学生は帰国した
まず、現在ではフィリピン留学していた多くの留学生は既に帰国しています。
留学期間を早く切り上げたりしたりして、自国に帰っている人が大半です。それは日本人に限らず、他国からの留学生も同様です。
一方、現地に残る事を選択した人がいるのも事実です。理由は様々ですが、自国の方がコロナウイルス感染者は多く、感染リスクが高いことから帰国を躊躇う人もいます。また、飛行機が運休となり、物理的に帰国できない留学生もいます。
欧米圏では、道を歩いているだけで「コロナ」と叫ばれたり、あからさまに嫌な顔をされたり、アジア人はしんどい思いをした人も多くいると、ネットやSNS上などでもよく見かけました。
フィリピンは同じアジア圏の国ですので、そうした差別的行為はあまり耳にしません。フィリピンのおけるコロナウイルス感染者は欧米諸国と比べると少ないため、コロナウイルスの恐怖から帰国する人は少ない印象です。
一番の問題は、フィリピンでは政府の言うことがコロコロ変わることです。翌日になると状況が一変することも珍しくありません。フィリピン留学中の生徒たちは、突然何が起きるのか分からない不安から、早期帰国を決めた人も少なくありません。
フィリピンでもロックダウン発令後しばらく時間が経過したことで、一時のパニック状態も落ち着いてきました。以下、フィリピンでは、現状どのようになっているか紹介します。
フィリピンのコロナウイルス対策の現状
フィリピンでは、かなり早い段階でホテルに入留際の検温が実施されたり、外出先でマスクをつけたりする対策をしていました。
フィリピンには基本的に外でマスクをつける習慣はありません。そのため、個人的にはかなりびっくりした出来事でした。
海外では日本のようにマスクをつけている人が多く見受けられる国の方が少なく、それはフィリピンも例外ではありません。
コロナウイルスが流行り出した際もかなり早い段階で流行地域からフィリピンへの入国制限に加え、国内ではロックダウンを実施するなど、コロナウイルス対策はばっちりでした。
実際、中国、韓国、台湾などからの入国には、いち早く入国制限がかけられました。それがあった事で、帰国を早める生徒や、逆に帰国を伸ばさなければならない生徒が出てきました。
そして、僕が滞在していた語学学校OKEAでも、留学の滞在期間を短くして早期帰国している生徒が多くいました。
一方、フィリピン残留組の生徒は、かなり窮屈な生活を強いられる事になりました。
というのもフィリピンでは、ドゥテルテ大統領が早い段階でのロックダウンや、違反者には罰則を伴う外出禁止を国民に指示していたからです。
僕はそうなる前に帰国予定でしたので難なく帰国できました。入国禁止も行ったことから、渡航予定の生徒がキャンセルになるケースも見てきました。外出禁止要請に加えて、学校内での授業も禁止になりました。
それに伴い、学校では授業ができない上に外出制限がかかり、残っている生徒たちはかなり大変だそうです。しかし、そんな中でも学校側は、今できる事をしようと努力しているようです。
では、語学学校がどのような努力をしているのか、その内容を見てみましょう。
① オンライン授業実施や滞在費の補助
オンライン授業を新たに開講し、フィリピンに残っている留学生が授業を受けられるように対策を取っている学校があります。
これは、フィリピンに残っている留学生が勉強できる環境を少しでも作ろうという学校側の授業対策ですね。
このオンライン授業は、学校によって行っている場合と行っていない場合に分かれます。ですが、これは多くの学校が、現在行っている対策ではないでしょうか。
一方、現在授業を提供していない学校では、フィリピンでロックダウンが行われている期間の滞在費などを提供し、授業が行われていない期間分を後回しにして滞在を延ばせる措置を取っている学校もあるようです。
学校によって形は違えども、授業に関する対策をとってくれています。どんな対策でもお金を支払っている以上は何かしらの対応をして貰いたいですが、どの業界も金銭的にしんどい部分は少なからずあるはずです。
それでも何とかしようと努力してくれて、我々の留学生活を助けてくれています。コロナウイルスが落ち着いてから留学した時、将来的に何か有事があった際にも対応してくれるでしょう。
② 映画の無料公開
僕の通っていたOK Englisn Academy(OKEA)では、寮近くの屋外スペースで映画を観られるように配慮してくれている学校があります。
当校は学校と寮が同じスペースにあるためにできる対策ですね。学校によっては寮と授業を受ける教室が別の場所だったりもします。
映画館の場合は3蜜が揃っていて、映画館で映画を観るのは日本でも推奨されていませんよね。これは屋外ですので3蜜が揃わず、濃厚接触にならないように距離を置いて観る事が可能です。以下の写真の通り、自分のお部屋から映画が観られます。
また、寮内はお酒の持ち込みが禁止ですが、部屋の中でなければアルコールの持ち込みも今の期間のみ許可されています。
何せ外出ができない状態なので、少しでもストレス発散になればという学校側からの配慮かと思います。
映画の無料公開はOKEAでのサービスですが、他の語学学校でも残留組の留学生に何かしらのサポートはあるはずです。
③ 買い物の一部許可
こちらもOKEAでの情報ですが、買い物に行きたい場合、外に買い物に行けるような配慮がされています。他校でも、買い物に関しては、何かしらの配慮がされている学校が多いと思います。
OKEA内には売店があるのですが、フィリピン政府からの外出制限があるため売店スタッフが学校に出勤することができず、売店を開けることができません。
本来は外出禁止ですが、OKEAより1~2分くらいのセブンイレブンへの買い物はOKとなりました。しかし、買い物をする際は、以下のルールを守らなければいけません。
このような細かいルールを設けて、できる限りの対策をした上での買い物となっているそうです。
学校の入り口には常に1人ガードマンがおり、アルコール消毒と検温を行い、これをしなければ中に入ることができません。こちらも生徒を守るためのルールになっています。
フィリピンの空港の現状
最近帰国した人によると、空港内のお店でも営業時間を短くしたり、テイクアウトのみになったりとお店の運営も変わってきているようです。空港内の対策も厳しくなってきていますが、軽食を食べる事は可能だそうです。
そして、現状ベトナムやスペインなどが、フィリピンからの飛行機がないそうです。そのため、彼らは物理的な問題で帰ることができないそうです。
それと、日本人も帰国の際、帰国時の検疫がとても厳しかったそうです。日本帰国後は公共交通機関を使うこともできず、さらに2週間隔離が必要となります。
これに関しては、どこの国も感染者をこれ以上出さないための対策ですので、仕方のない事かと思います。
今できることは外出自粛を続けること!
今回の記事は、現状留学先で滞在している人からの情報を基に作成しました。
現在はどこにいても大変ですが、海外に残って滞在している人の中には、さらに大変な思いをしている人もいます。
留学予定者も留学予定がキャンセルや延長になったりした方も多くいると思いますが、皆さんだけでなく全員が厳しい局面に立たされています。
今は、問題なく安全に留学に行けるように、そして留学中の方々が何の問題もなく安心して帰国できるように、まず1人1人が状況改善に協力するしかありません。
しんどい時期ではありますが頑張って外出自粛をして、コロナウイルス感染を広げないようにして行きましょう。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。