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フィリピン留学で向き合う事となった英語に対する苦手意識…!日本の英語教育とは全く異なったフィリピンの英語教育とは!?

公開:2020/05/12 著者:木下 太郎 350 Views

こんにちは、Taroです!

今回は、まず僕が留学に来たばかりの頃の英語力からお話していこうと思います!

それで、僕の当初の語学力に関してですが…

 

結論から言うと、僕は英語を喋ることはおろか、読み書きすらも全くできませんでした。

 

そうです、多くの日本人の方が抱える悩みでもある「英語に対する苦手意識」が留学当初の僕にもありました…。

はっきり言って、道で突然外国人から英語で話しかけられたりするとテンパってしまうとか、そういうレベルの話です。ですので、留学当初の僕の英語力はいたって平凡な日本人と考えてもらえれば結構です。

TOEICや英検などの資格を持っているとか、学生時代の得意科目は英語だった、という特殊なバックグラウンドなどは一切ありません。むしろ、どちらかというと英語は苦手分野の方でした…。

 

Genius English Proficiency Academy(GEPA)

留学初日!突然、渡されたペーパー試験

私の通っていた語学学校ジーニアスでは、最初にクラス分けをするためにマークシート式のレベルチェックテストが行われました。

選択肢を埋めていくだけのテストなら簡単かも!対面で外国人と話すわけじゃないから、結構良い得点は取れるでしょ!という謎の自信に包まれていました。

 

テストの結果は…「30問中12問正解」で半分も正当できませんでした。

 

私の記憶では、このテスト問題では中学生レベルの基礎的な文法問題しか取り扱ってなかったと思います。

「嘘でしょ?これ義務教育で習ったはずなのに…?」という絶望感。

高校生の時の頃がまだマシだったかもしれない…とまで思いました。

 

そうです。英語は使わないと、どんどん忘れていってしまうものなのです。

 

自分の目の前に返ってきた点数は、いきなり過酷な現実を突きつけられたかのような気がして、僕のテンションは初日から下がりまくりでした…。

テスト結果として、学校から振り分けられたレベルは「Elementary」という下から二番目のクラスでした。

ちなみに、僕の学校ではこんなに細かくレベル分けが行われていました。

 

・Beginner(超初心者)
・Elementary(初級)
・Pre-intermediate(準中級)
・Intermediate(中級)
・Upper-intermediate(中級上)
・Pre-advanced(準上級)
・Advanced(上級)

 

日本人の多くは、Beginner~Pre-intermediateに振り分けられていたようです。対して、ヨーロッパや南アメリカのような日本よりも英語圏に近い国籍の学生達はUpper-intermediate~Advancedのレベルが多かったというような印象です!

彼らいわく、日本の英会話教育と違う点は、英語の授業ではとにかくディスカッションを中心に行っている話を聞きました。日本はリーディングなどのインプットが得意なのに対して、海外の人はスピーキングのアウトプットが得意という点が顕著に出ていますね!

またジーニアスでは、一日8コマ(追加講習有り)の中から、自分で好きなクラスを編成することができます!例えば、僕の場合は以下のようなカリキュラムで授業を受けました。

 

・1限目: グラマー (8:00~8:50)
・2限目: リーディング (9:00~9:50)
・3限目: スピーキング (10:00~10:50)
・4限目: グループワーク (11:00~11:50)
~お昼休み~ (12:00~13:00)
・5限目: グループワーク (13:00~13:50)
・6限目: グラマー (14:00~14:50)
・7限目: スピーキング (15:00~15:50)
・8限目: ライティング (16:00~16:50)

 

英文法がとにかく苦手なので、集中的に勉強して克服したい。英語ですぐにお喋りできるようになりたいので、スピーキングを練習したい。

 

この僕の出した要望をきちんと汲み取ってくれるような授業編成でした!

今思い返してみると、大学受験以来のハードな勉強スケジュールで毎日へとへとになっていた記憶があります。

しかし、これこそまさに私の望んでいた英語漬けになれるとても良い環境でした!

 

→ 初日の授業振り分け後は、全校生徒をラウンジに集めて集会を行います。新入生は英語のみで自己紹介をしないといけないため、緊張しましたが良い経験になりました!

 

個性豊かなフィリピン人講師に囲まれた毎日!

皆さんは、「フィリピン人ってどんな人達?」と聞かれたらどんな性格を思い浮かべるでしょう?

僕が、フィリピンに来てビックリしたのは、彼らが本当にそれぞれ違った個性を持っているということです。

 

実はフィリピンは東南アジアでは有数のカトリック国家であるにも関わらず、LGBTに対する考え方が非常に広く浸透しています。

 

実際に、LGBTプライドパレードなどが積極的に開催され、LGBTのコミュニティーもたくさん存在しています。

そして、比較的自分が男性や女性と言った「二種類だけしか選択肢のない考え方には縛られないぞ!」という事をストレートに言える人の数が多く、性転換手術に対してもポジティブな意見が多くありました。

まだまだ発展中の国であるにも関わらず、セクシャリティに対する考え方が日本より進んでいたことに関しては大変驚かされました!

 

そんな性別の多様化に寛容なフィリピンですが、教育の水準も他国に負けていません!

特に、僕の学校の周辺には、 ブルーオーシャン・アカデミー や QQ English が隣接していたので、他校の生徒と外に飲みに言った時にある噂を聞かされました。

 

「ジーニアス・イングリッシュの講師は、僕らの学校に比べて、あらゆる国籍の生徒たちを相手にして英語を教えていかないといけないから、普通よりもレベルの高い教育水準の講師がたくさん揃っているように見えるよ!」

 

例えば、日本語訛りとアラビア語訛りの英語では、アクセントはほとんど別物のように感じますよね。それに加えて、文法のルールなども全く異なってくるので、国毎によって生徒がそれぞれ違ったミスを犯しやすいのです。

前回の記事で書いた通り、ジーニアスは圧倒的な多国籍率を誇る学校なので、講師達は必然的にそれに合わせた傾向と対策が逐一必要になってきます。

そういった理由から、ジーニアスの講師陣は、幅広い知識と柔軟性を持った方のみが採用されているという基準があるように感じました。

 

→ マンツーマン授業は個室を使い、ホワイトボードを使って行われます。

 

ネイティブスピーカーによる英語圏さながらのグループレッスン

次はこの学校の肝とも言えるネイティブスピーカーのレッスンのお話です。

正直言って、この授業のおかげで生まれて初めてネイティブスピーカーとまともに話す機会を得たと思います。

そして、このグループレッスンで、あることに気が付きました。

 

それは、彼らの英語を喋るスピードはとてつもなく速いということです。

 

フィリピン人の講師達が、いかに親切丁寧に喋ってくれていたのかということを実感しました。

例えば、僕たちが自分の日本語で会話する時に、いちいちゆっくり話したり、説明し直したりしていると会話のテンポ感が非常に悪くなって、どうしてもイライラしてしまいますよね。

これは英語圏の人からしてみても同じことで、大半の人はこちらが分かりやすいようにゆっくり丁寧に話すなんてことは殆ど無いことなのです。

 

そうした実践的な英会話のスピードに慣れるためにも、ネイティブスピーカーの彼らはとにかく50分間ひたすら喋くり倒しました。

実際英語環境で生まれた人達の通常の会話速度を知ったことで、僕が日本の学校で教わってきた英語は異常なほどゆっくりと喋られていたのだな…と気が付きました。

最初は慣れるのにものすごく時間がかかりましたが、段々と彼らが何を言っているのか話が追えるようになってきました。その時は、自分のリスニングのスキルが上がっていることを実感できて非常に嬉しかったですね!

 

→ ちょっと息抜きでジェンガを持ってきてくれたアメリカ出身の先生。フィリピンに住んで何と10年も経つそうです!

 

また彼らの授業では毎回、英語圏で使われる面白いイディオムや最新のスラングを教えてもらうことが多かったです。

こうした語彙の感覚は、絶対に英語母国者しか分からないことですので、大変実用的でした!

 

これから留学をする人は予習復習をしっかり!

 

さ今回は最後に物凄く重要な事をお伝えして、今回の記事を締めたいと思います。

 

英語に自信のない人は留学前に中学生レベルの英語でも良いので、予習ができる人は必ずしておいた方が良いです。

 

正直に申しますと、留学に行けばどうにかなると思っていた怠け者の僕は、渡航前に全くと言っていいほど英語の予習をしていませんでした。

そのせいか、授業が始まった途端に中学生で教わった範囲である内容、つまり基礎の基礎からやり直すという工程を辿ることになりました。要するに、二度手間です…。

はっきり言って、中学レベルの文法や単語などは自分ひとりでも学習することは可能なので、日本出発前にやっておくべき勉強です。

 

逆に言えば、それさえ押さえておけば、最低限の意思疎通には困ることはありません。

 

スポーツで例えるならば、素振りや走り込みなどの練習と同じです。本当に基礎の部分は、どうしても暗記して頭に定着させるしかないので、わざわざ講師を使って教えて貰うのは勿体ないです。

先生たちは、主に基礎を応用へと生かすためのテクニックを教えてくれます。なので、出国前に少しでも土台固めをしっかりと勉強して来た生徒は、他の生徒と比べてスタートダッシュがとても速く、語学力の伸びも高いと感じました。

さて、今回はたっぷりと勉強に関する話をしたので、次回はちょっと気を休めてバカンス編にしたいと思います!フィリピンの連休中に友達と行った、とある島の話をしようと思います。それでは、また来週!

 

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