フィリピン現地から留学再開に関する最新情報(2022.3.11時点)
約2年間の留学停止を経て、フィリピン留学がいよいよ再開です!
このコラムを書いているのが、2022年3月11日で、これからコロナ等の影響によっては状況が変わるかもしれませんが、今現在の最新情報を現地フィリピンからお届けします。
本コラム執筆担当のかわけんは、およそ2年間のパンデミックによるフィリピン閉鎖中もフィリピン・バギオの「PINES」という語学学校に滞在し続けています。
特に、今年の2月からフィリピンは大きな変化があり、今現在も語学学校の再開準備など日に日に変化が起こっています。
フィリピン・バギオの街のリアルな様子などを挟みながら、フィリピン留学再開に向けて準備を進める「語学学校の内側からのリアル」な状況を伝えたいと思います。
フィリピン留学を検討されている方は是非ご参考にしてもらえたら幸いです!
2年ぶりのフィリピン「開国」
遡ること2年前の2020年の3月に突然開始となってしまった、フィリピンの外国人の入国規制。
いわゆる鎖国ですね。
それから2年間フィリピンは厳格な入国規制が敷かれ続けました。
日本のニュースでは各国の「入国規制」しかほとんど報道されないと思いますが、実はフィリピン「国内」でも厳しい移動規制が実施され続けていました。
例えば、「PINES」が所在する「バギオ」と首都の「マニラ」は同じ「ルソン島」というところに位置しているのですが、長い間ここの行き来も難しいような状況でした。日本で例えると、同じ本島の東京から大阪の行き来が「禁止」されているような状況です。
日本でも「県をまたぐ移動は控えましょう。」みたいな声かけがありましたが、フィリピンの場合はそれがルールとして正式に禁じられる、もしくは移動するには公的な手続きが必要とされるというような状況でした。
そんな厳しい状況下で、やっと国境がオープンとなったのが2022年2月10日でした。
入国や渡航状況がまとめられた記事はこちらの記事が参考になります。
・【フィリピン国境オープン!】入国、渡航情報まとめ
このコラムを執筆している今現在で、2022年2月10日の国境オープンから1ヶ月が経つのですが、今のところバギオに関しては海外からの観光客はそこまで多く目にしていないというのが実際の印象です。
観光地としても有名なセブに滞在する友人にも聞きましたが、今のところはそこまで海外からの観光客は目にしていないようです。
では、観光客が全くいないのかというと、そうではありません。
バギオに関しては、明らかに観光客が増えています。
どういうことかというと、同じフィリピン国内の首都のマニラからの観光客です。フィリピン国内の移動に関しては、これまで数回にわたりルールが緩和されたことはありましたが、基本的には前述したように同じフィリピン国内でも異なる都市や地方を行き来するのは制限されていました。
日本だと、「海外旅行できないから国内旅行で我慢しよう。」みたいなことができますが、フィリピンはそれすらできないような状況がいっとき続いていたんです。
だからこそ、2月10日からの国境オープンに伴い、フィリピン国内の移動制限も緩和されたことで、国内での移動が活発になり、国内観光客が増加しているのです。
ちなみに、筆者はバギオでローカルのコーヒーショップを現地の友人としているので、お客さんの数などからも人の動きがよくわかるのですが、2月後半から観光客が目に見える形で増えました。
2022年4月1日よりPINESが本格再開
フィリピンが国としてオープンになり、フィリピン留学もいよいよ再開です。(急に国の方針が変更にならないか心配していますが。)
今のところの状況としては、学校によって再開時期が異なり、かつ「○月○日より再開予定」というようにあくまで現段階では「予定」としているところが多いのが実情です。
そのため、随時情報をチェックする必要があります。フィリピンに関しては、他の国と比べてもかなり慎重です。
また、この2年の間、多くの語学学校がクローズしていたのが現実ですので、国がオープンになったからといってすぐに再開できるわけでもありません。
これから講師やスタッフを集め、施設・設備を整えるなどが必要になってきます。
「PINES」に関しては、2年間ずっとクローズせずにオンラインレッスンを中心に授業等を継続してきたので、幸い今現在も多くの講師が在籍しています。そのため、順調に4月よりオフラインの授業を再開できそうです。
ちなみに、PINESは「IELTS TRAINER PRO」(通称:アイトレ)というIELTS特化のオンラインサービスを開始するなど、フィリピンの先生たちもパンデミックで落ち込むことなく活発に活動しています!
このコラムを読んで、PINESやフィリピンが留学を再開することを知った方も多いと思います。それもそのはずで、PINESの再開に関しては3月の初めに留学エージェントさんなど関係者にオフィシャルアナウンスをしたばかりです。
公式アナウンスからまだ1~2週間ですが、早くも多くの留学エージェントさんや生徒さんから問い合わせを受けています。
4月からのリオープンに向けて、今は授業やピックアップ、寮など様々な準備を毎日行っています。
そして、せっかく筆者も現地からこの情報をお届けしているので、もっとリアルな生情報もお伝えしたいと思います。
語学学校の内側からの生情報
ここでは、フィリピン留学を考えている方に、役に立ちそうな現地からのリアル情報をお伝えします。
① 想定される留学生の国籍
いくら「留学再開」といっても、入学してみたら日本人しかいなかったという状況はあまり面白くないですよね。実際にどれくらいの生徒が入学するかはその時にならないとわからないですが、想定される生徒の国籍としては、日本人の他に韓国、台湾、中国、ベトナム、モンゴル等です。
これらの国籍の生徒はパンデミック前からも割合として大きかった国籍で、もしかしたら4月のスタート直後はまだ様子見のような人たちも多いかもしれませんが、徐々にでもバランスよく増えていけばなと思っているところです。
担当部署に聞いたところ公式アナウンス直後なので、まだ現時点では入学日まで決まっている生徒はそこまで多くはないけれど、各国から問い合わせは多く入っているようです。
② 食堂
コロナの陽性者や重症者が減少しているとはいえ、ソーシャルディスタンス等を気にされる方も多いと思います。
学校内の各施設は行政の方針などに沿って、対策を行っています。カフェテリアに関しては、写真のように向かい合わせにならないようなテーブルやカウンター席のような一方向を向いて食事をするような配置となっています。
友人と食事を楽しみたければテーブルで、1人でゆっくり楽しみたければカウンター席で食べるということができます。
③ 先生
前述のように、パンデミックを一つのきっかけに「IELTS TRAINER PRO」(通称:アイトレ)というIELTS特化型のオンラインサービスを開始するなど、PINESの先生たちはこのパンデミック中もいつものように前向きに英語教育と向き合っています。
これに関しては、筆者自身も現地にいて感じるのですが、フィリピンの先生たちはこういう困難な状況でもネガティブにならずに、いつでもポジティブに仕事をすることができています。
ここはフィリピン留学した多くの生徒が影響を受けるポイントかもしれませんね。そんな先生たちですが、PINESには今も100名にも及ぶ講師がオンラインの授業を持ちながら英語を教え続けています。
今後のフィリピン留学の動向
以上、フィリピンのバギオから現地の生情報をお伝えいたしました。今回お伝えさせていただいた内容は「最新情報」なので、今後は情報も変わってくる可能性も十分にあります。
今現在、フィリピン現地の語学学校から生の情報を伝えることができる人も限られていますので、このような形で本コラムをお届けさせていただきました。
今後はコロナの状況などによって様々な変化があることも想定されます。
また、4月から実際に学校がオープンすることによって、「留学再開後の状況」も現地から伝えることで、現在もフィリピン留学を検討している方々にとって、それがきっと何らかの形で有益になると思いますので、引き続き発信を続けていきます。
フィリピン留学に関する現地からの情報は今現在としては、まだ限られているため、こちらのコラムにて随時最新情報をアップデートしていきますので、フィリピン留学を考えられている方は是非チェックしていただければと思います。
少しでも安心してフィリピン留学ができるように、現地からの情報を発信させていただきます!