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【フィリピン留学】現地のコロナ対策情報レポート(2022.3.25時点)

公開:2022/04/03 著者:河端 健司 308 Views

※本コラムは2022年3月25日現在のものです。国の政策等では留学に関する情報も変更される可能性がありますので最新情報をご確認ください。

 

フィリピンのバギオからこんにちは!

パンデミックによりおよそ2年間停止していたフィリピン留学がいよいよ本格的に再開です。

筆者が滞在するPINESは留学再開の公式アナウンスから3週間が経ち、韓国やベトナムなど海外含め多くの問い合わせが入っており、実際に4月からの入学生も徐々に決まってきています。

 

 

また、留学にはすぐに行けないけど、日本にいる間に英語の勉強をしておきたいという生徒さんも多くおり、「IELTS TRAINER PRO(アイトレ)」というIELTS特化のオンラインでもたくさんの生徒が学んでいます。

この記事をご覧になっている方の中でもフィリピン留学を検討されている方も多いと思いますので、そんな方々へ向けて今回は「バギオのコロナ対策」に関する現地情報をお届けします。

「日本から大量にマスクを持って行った方がいいのかな?」「現地の人はコロナ対策のルールを守っているのかな?」などちょっとしたことでも留学前は心配になるものです。フィリピンに対してマイナスなイメージを持っている方も未だに少なからずいらっしゃいますしね…。フィリピン留学を今考えている方は、是非本コラムをご参考にされてください。

マスク着用は「義務」

まず、コロナ対策として基本でもある「マスク着用」についてです。最近になって、一部の国や地域でマスク着用の義務が解除されるような動きも見られていますが、フィリピンではマスクの着用は「義務」です。

バギオの「セッションロード」という大きな通りや「SMモール」といったショッピングモール等ではポリスや警備員がマスク着用のチェックをしており、マスクを着用していなければ注意されます。

「SMモール」などの大きめのショッピングモールや商業施設では、入口のところに警備員がおり、マスクをしていなければそもそも中に入ることができないというところも結構あります。

 

→ 警備員によるマスク着用と体温のチェックが行われる。

 

これを管理が厳しいと捉えるかどうかは、住んでいる国や地域等によってまちまちだと思いますが、フィリピンについては実のところ以前の方がはるかに厳しい管理が行われていました。

その1つが「フェイスシールド」です。日本でも職種等によってはフェイシシールドを着用することがあると思いますが、街ではあまり見かけないですよね。

このフェイスシールドの着用が数ヶ月前まで義務化されていたのがフィリピンです。

 

→ 大きな通りであるセッションロードでも全員フェイスシールドを着用していた。

 

なかなか想像できないかもしれないですが、ショッピングモールなどに入ると、店員さん含め全員がフェイスシールドを着用しているのです。

そんな厳しいルールが昨年の年末前ぐらいにやっと解除されました。

 

→ 筆者らが経営しているコーヒーショップのお客さんも当時はみんなフェイスシールドをしてお店に訪れていた。

 

また、もう1つとても面倒だったのが、ショッピングモール等に入る際の「記名」です。毎回、買い物をするために建物の中に入ろうとすると、その度に名前や住所、電話番号等を入口で記入する必要がありました。

つまり、ショッピングモールに入るだけのために、入口での記名とフェイスシールドとマスク着用のチェックが行われていたんですね。これらはとても面倒でしたが、やっと解除され、以前に比べるとそういった手間やストレスはだいぶ減りました。

ちなみに、他にも「リカーバン」といって、お酒の販売禁止も数ヶ月にわたって実施されるなど、フィリピンは日本とは違うコロナ対策が色々と実施されてきました。

 

→ セブンイレブンからもお酒が消えていました。

 

マスクは現地で手に入る?

私自身、数年前にフィリピン留学をした際は、「何を持っていけばいいんだろう?」と出国前にとても悩みました。

フィリピンに行くこと自体が初めてだったので、現地で買えるものと買えないもののイメージが全くつかなかったんですね。そのため、色々と余分に持っていき過ぎました…。

これからフィリピン留学をする人もそうだと思います。

 

特に今はコロナによる様々な規制が緩和されているとはいえ、まだ100%が元通りに戻ったというわけではありません。お店の営業時間が短縮されていたり、ネットに載っているようなお店がクローズしていたりもします。

コロナ対策というところでいうと、マスクや消毒用のアルコールは現地でも手に入るのかな?といったちょっとしたことも留学前は不安になったりします。まずこれについて結論を先に言うと、現地で手に入ります。

日本と同じように約2年前のパンデミックの宣言直後はマスクが品薄になってなかなか手に入らないような状況もありました。しかし、今は大きなショッピングモールに限らずコンビニやサリサリストア(フィリピンの小型売店)でも普通に手に入ります。

 

→ このような小さなお店でもたくさん売っています。

 

デザインやカラーは意外と(?)豊富で、バギオの伝統衣装のデザインをモチーフにしたようなマスクもあります。

 

→ バギオやその周辺地域の伝統デザインのマスク。

 

値段については種類にもよりますが、下の写真のようなファッション性があり複数回着用できるタイプのものだと、3~5つで100ペソ(約230円)ぐらいです。

 

→ 韓国や中国、日本からの輸入品もよく見かけます。

 

マスクは重量がないですし、そんなに荷物にならないので日本から持ってきて問題ないと思います。

ですが、現地でも普通に購入できるので、心配になって日本からものすごく大量に持ってくる必要はないと思います。

海外の友達やフィリピンの先生へのプレゼント用に日本のオリジナルのマスクがあれば喜ばれるかも?

 

また、消毒用のアルコールもマスク同様にコンビニなどで問題なく購入できます。

 

→ 消毒用アルコールの品揃えも豊富ですし、値段もリーズナブルです。

 

レストランやショッピングモールなど殆どの公共の場所には、お店が置いている共有用の消毒アルコールもあります。

 

→ 入口に体温計と一緒にアルコールを設置しているところが多い。

 

現地のフィリピンの人たちも割と多くの人が携帯用のアルコールを携行しており、衛生面に気をつけている方も多いです。

 

ワクチンは打っておかないとダメ?

もう1つ気になる点といえば、ワクチンの接種ですね。

2022年3月現在では、日本からフィリピンへの入国条件の1つにワクチン接種証明書及び陰性証明書の提出があります。

ですので、現行のルールのもとではワクチン接種済みでないとフィリピンへ入国ができません。では、現地の街中でワクチン接種証明が求められることがあるのか?という部分も気になるところです。

 

一時期、「SMモール」というフィリピンで最も大きなショッピングモールでワクチン接種証明の義務化が必要になるとかならないとかという噂が流れていましたが、今のところそれはありません。

首都のマニラやセブ、筆者の滞在するバギオでは状況が異なる面もあるのでエリア等により確認が必要ですが、バギオに関してはワクチン接種証明がないと入れない施設は、今現在は少数派です。

「セッションロード」沿いに「Porta Vaga Mall」というショッピングモールがあるのですが、この施設に入るためには入口で警備員よりワクチン接種証明の提示が求められました。

 

→ ちなみにワクチン接種証明を持っていなかった現地の友人は入れなかった。

 

このように、施設等によっては必要になる場所もありますし、今後そういった場所が増えるということも可能性としてはゼロではありません。

今現在の状況としては、留学を計画している方はワクチン接種を済ませておいた方が無難かもしれません。

そして、それを現地の海外でも有効に証明できるものを携行しておくと、日常生活でも安心できます。

 

現地の人たちはルールを守っている?

さて、マスク着用やワクチン接種など、バギオでのコロナ対策について述べてきましたが、では現地の人たちはコロナ対策のルールを守っているのかどうかというのも大事なポイントです。

国や地方によっては、マスク着用といっても守っていない人がいたり、コロナ対策に関する抗議活動が行われていたりもします。

フィリピンのバギオはどうかというと、ルールを守っている人が大半です。ちなみに語弊のないように「大半」と言っていますが、自分の周りではルールを守っていない人は見かけないです。

 

元々バギオは治安が良くて留学にも安心な場所と言われているのですが、このコロナ禍においてもそれは変わらずで、マスク着用などのルールも殆どの人が従っています。

 

以前まで施行されていたフェイスシールド着用に関しても同様でした。

他の国だと、フェイスシールド着用を義務化しても守らなかったり、抗議のようなことが起こったりすることも普通でしょうが、フィリピンの人たちは大人しく従っていました。

今年の2月下旬から3月に入り、首都マニラからの国内観光客などで、バギオの街中は人がだいぶ増えましたが、観光客含めほとんどの人たちはマスクをちゃんと着用しています。

 

→ バギオの観光地「ボタニカルガーデン」の観光客もみんなマスクを着用しています。

 

→ SMモールでもみんなマスク着用している。

 

ちなみに、ウォーキングやジョギングをしている人たちも殆どがマスクを着用しているほど、個人個人がコロナ対策をしています。

 

まとめ

今回は、フィリピン・バギオから最新の現地コロナ対策情報をお伝えしました。こういうご時世なので、留学希望の学校が留学を再開したからといって、それだけですぐに留学に行こう!とはならない方も多いと思います。

留学をする上で、コロナ対策を含めた現地の状況も留学時期等を検討する上で大事な要素になると思いますので、今回のような内容でコラムを書かせていただきました。

私自身、パンデミック中のこの2年間もずっとフィリピンにいるので、日本の友人などから「フィリピンは大丈夫?」とよく心配されます。

 

フィリピン現地では、マスク着用や以前適用されていたフェイスシールド着用やリカーバンなどに関する厳しいルールに対して、大きな抗議は特になく、意外と皆さんしっかりそれらを守っています。

 

フィリピン国内の中でも地域によって治安の差はありますが、バギオは相変わらずタクシーの運転手が1ペソ単位でお釣りをちゃんと返してくれますし、安全に暮らせる場所だなと感じています。

こういったコロナ対策や留学に関する情報は今後変わっていく可能性も十分にありますので、大きな変化等あれば本コラムやSNS等でも発信していきます。

フィリピン留学を検討されている方は、常に最新情報をチェックするように心がけましょう。

 

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