【留学失敗】私…フィリピン留学半年したけど転職しくじりました
こんにちは!EG ACADEMY日本人マネージャーのTAKAです!
フィリピン語学学校でマネージャー職就いて5年目になるのですが、私は半年間フィリピン留学していました。4か月間は1校目、2か月間は同じ町の格安校にいました。
確実に英語は話せるようになっていたのですが、後半は何か成長が鈍化している感を強く抱いていました。そして、そのまま日本に帰国して転職活動を始めたわけです。転職エージェントに登録しカウンセリングを受けたところ、私の経歴や履歴書を見る限りは、かなり市場価値としては高かったんです。
しかし、結論的に言うと「転職活動しくじった…。」
これは完全に私感であり、他人が私に浴びせた言葉ではありません。しかし、未だに思い返すと転職活動期が最も苦しかったのは記憶にあります。
ではなぜ半年間も留学して英語が話せるようになったのに、帰国後に転職活動をしくじったのか胸の内を包み隠さずお話します。
他人の失敗談、面白いですよね…。アタシはオモロない!
留学前の英語学習
前職では営業職だったので、働きながら以下2つの英語学習にかなり時間とお金をかけて取り組んでいました。
・英会話のイーオン
最初に取り組んだのが「聞き流すだけでアナタも英語がスラスラを話せるようになる!」スピードラーニングです。人間って、楽して何かを会得したい動物なんですよね。私もそうです。
得意先回りの社用車の中では、1日約6時間以上は聞き流しまくりでした。確かに開始3か月くらい経過すると、頻出ワードは記憶に残り言葉に発せられるようになります。
ですが決定的な弱点が「聞いているフレーズしか話せないし聞き取れない…。」これなんです。英会話は会話なのでテンプレみたいな会話が出てくるわけではなく、現実の会話には2割程度しか使えませんでした。1年間必死に聞き流しましたが、会話ができるようにはなりませんでした。
その次が「駅前留学のイーオン」です。スピードラーニングに失敗し、それでも何とかして英語が話せるようになりたく最寄り駅にある英会話のイーオンへチャレンジ!
ここでは週2時間コースを申し込み、自習のオプション教材も追加購入。クラス内容は何となくレベル別に分けられた最大5名ほどのグループクラスで教材に沿って「本日のフレーズ」を会話形式で進めていきます。
しかし、英文が自分の頭の中で全く作れない私は教科書の文を暗記して話すのが精一杯。周りの生徒たちは同じくらいのレベルのはずなのに、何となく教科書の話題から派生したトピックもそこそこ話しています。
完全に疎外感ですね。結局イーオンも2年間しっかりと学習継続しましたが、結局は教科書のフレーズを繰り返すのみ。
すなわち日本の小中学校の英語クラスと全く同じコンテンツでした。結果的に英語が話せるようになりませんでした。
スピードラーニングも駅前留学も必死にやったけど、ド素人の私には著しい英語力は身につかず挫折する手前でした。
この直後に全く英語の話せない会社の後輩がフィリピン留学から帰ってきたという事を聞き、私も留学を決意しました。留学しても話せなかったら。大人しく日本の生活に戻る覚悟の上で。
しくじり留学平日の過ごし方
留学失敗と聞くと、「どうせ平日の放課後も遊び歩いていたんだろ?」と想像するかもしれません。いいえ、私の場合は全く逆です。
朝8時から夕方5時にクラスが終わると夕食終えた19時から24時まで毎日自習室にこもり、時には25時まで勉強することもありました。何と言っても背水の陣という心持ちで留学していますから、自分としては必死です。
何をそんなに勉強していたのかというと、以下のような内容です。
合計5時間になります。この時間の使い方だと必然的に19時から24時きっちり使うことになります。
ちなみに私の選択したコースは、「フィリピン講師のマンツーマン3コマ + ネイティブ講師のマンツーマン1コマ + グループクラス2コマ」でした。英語初心者の方全員が感じることは、「グループクラスで全く話せない!」これは誰しもが通る道です。
それを痛感してみんな数か月間必死に勉強するんです。英語初心者は、最初の1~2か月くらいは必死に全力インプットしないと、そもそも会話が成立しないので辛抱です。
私の場合はサッカーが好きでしたので、当時のマネージャーにサッカーできる先生を紹介してもらい、他の日本人も誘って週1現地のフットサルに参加していました。
ここでアウトプットの重要性を知ることになります。必死にインプットしてきた1か月間で、何とか自分の意志は伝えられるようになっています。そこでフィリピン人と同じチームになったときにお互いのプレースタイルやどこにボールが欲しいなど英語でコミュニケーション取れる楽しさと、外国人と意思疎通が取りながらプレーできる大きな嬉しさを感じました。
よくボランティアしている方は「スポーツは言葉を交わさなくてもコミュニケーションが取れる。」と言いますが、共通言語で意思疎通が取れるほうが断然良いのは火を見るより明らかです。
しくじり留学週末の過ごし方
海外生活していると、週末は色々と気楽に出歩きたくなるものです。特に留学初期の2か月くらいは、色んな日本人とも出会い楽しくなって彼らと共に行動したくなります。しかも、ぶっちゃけ留学は女子率高い!ここで留学カップル成立することも全然あるんです!それについて深く知りたい方は、以下の記事を参考に!
話を戻して、週末にみんなで出かけたいのは誰しも同じです。そして、何となく喋りやすい、コミュニケーションが取りやすい同国を誘ってしまいます。これも楽な道に流れようとする人間の本能ですね。
私はイベント事と可愛い女子が大好きなので、ほぼすべての週末イベントには参加していました。まだ英語力に自信の無い私は、何となく日本人とばかり話すようになり国内にいるような居心地の良い環境下に浸かっていて、週末となると極力英語はお休みムードに…。
今思えば、週末こそ平日に沢山インプットした英語をアウトプットしまくるべきでした。この時の私は、とにかくアウトプットが絶対的に不足していましたね。
とは言え、だんだんと英語力に小さな自信がつき始めると他国学生の輪にも難なく入り込め、コミュニケーションを取れるようになっています。
何より韓国や台湾女子がかわいいので、話すモチベーションが激上がりです!また、多くの学校はフィリピン人講師と外出しても構わないので、この好機を使わない分けにはいきません!
フィリピン講師も誘われるととても喜んでくれるので、仲の良い講師を1人でも作るとそこから輪が拡大していきます。それは、正しいキレイな生の英語を聞く環境下に身を置けるようになるとも言えます。
私の近しい留学親友は講師と頻繁に出かけてキレイな英語に浸かる機会を沢山持つことで、普段のクラスだけでは習得できない発音を身に着けていました。ただ、私は正直それがちょっとしんどく感じてもいました。
ちなみに、この時によぎるのが「お金」です。日本人とフィリピン人の収入を比べたら、圧倒的日本人の方が収入は多いワケです。
ただ、フィリピン人講師たちは基本的に平等に接してくれるので、日本人の収入が多いからと言って奢ってあげる必要はありません。あくまで対等な関係を維持しましょう。
現地で奢ってあげるべきなのは、留学ラブしたいと切に願うターゲットの異性には存分に奢ってあげて、アナタの懐の深さを見せつけましょう。
つまり私は何が言いたいのかと言うと、週末も平日もインプットと同じくらいのアウトプット量が重要だということです。
欧米圏での留学の場合は、先生と週末に対等な関係で時間を過ごすといった可能性はほぼありません。自分の行動次第で週末も英語環境にできてしまうのが、フィリピン留学の大きな魅力とも言えるでしょう。
留学後の転職活動
半年間このような生活を過ごしてきていながらも、英語の生活にどっぷり浸かっていましたので、さすがに英会話は日本で学習している頃よりも比較にならないほど話せるようになっていました。
ただ、私の留学目的は、「より良い会社に就職して年収を上げる」ことではなく、「アジアの人材派遣に関わる職種に就くこと」でした。
留学前に調べると、私の希望する業界ではTOEICスコアは重要視されておらず、条件としては日常会話程度で十分とありました。そのため、私は試験対策コースを受講することはせず、ひたすらに英会話ができるようになることと、東南アジアであるフィリピンの実情を知るために現地で動くことに時間を費やしていました。
転職活動が始まるとアジア向け人材派遣企業に面接して高確率で内定をもらうのですが、どこの企業も「ヒトを送ってナンボ」という売上至上主義を強く感じ、なんかイメージと違うな…と違和感を抱いたのでこれらの職種は全て見送ることに。
しかし、日本に帰ってきたからにはとりあえず就職しなきゃという焦りにも似た思いから、営業職という大きな枠組みで探すことになります。
日本には営業職の募集は星の数ほどあり、面接を受けて、内定もらう、これでホントにいいのかな?と悩み内定辞退を3か月間繰り返していました。転職活動って電車賃も掛かりますし、面接の間のカフェ利用や食事代も1か月以上となると、なかなか大きな出費となってきます。
ここで気づいたのが、「留学半年もしたのにTOEICスコアは500点程度」という履歴書には記載できないレベルだったこと…。
履歴書で書けるのは、基本650点以上からです。企業の募集要項を見ても「日常会話」と記載があれば難なく応募できるのですが、ある程度英語力を必要とする日本企業は、「TOEIC650以上」と設定しています。
私は留学中にTOEICは不要と割り切って行動していたため、全く試験対策クラスを受けておらず、500点も危ういのが現状…。しかし、日本国内でキャリアアップを目指すための留学なら、TOEICスコア650以上は必須なのです!
「TOEICが取れても実際に話せない日本人もいるでしょ!」という声もありますが、それはTOEICスコア保持者(勝ち組)が言うべきセリフです。
そもそも持っていない人は、英語が必要な業界での市場価値が彼らより低いのも現実です。ちなみに、今のセリフは日本国内で働くならの話です。
国外で働くなら、「IELTSスコア」もしくは「とりあえず挑戦してみるガッツと日常会話レベルの英語力」が必須です。どこで働くかによって、求められるものが変わるということですね。
そして現在の状況
TOEICスコアも無い私が語学学校マネージャーに就任したのは、当時留学していた学校の日本人マネージャーとの接点からです。私の近況を伝えていたタイミングで、その時のマネージャーが後釜を探していたのです。
仕事内容としては前職スキルを応用すれば出来ないわけではありませんでしたし、何より母校に就職できるというのが嬉しかったですね。
確かにTOEICスコア持ってないので、いきなり海外就職というのはかなりの不安がありました。単なる日常会話じゃないですからね。ビジネス英会話となるので、ホントに自信がありませんでした。しかし、その時のマネージャーが発した、一言で決心がつきました。
「現地で働いている韓国オーナーも他国スタッフもみんな英語は完璧じゃないから大丈夫!」
日本人は何かと完璧を追求し過ぎるところがあります。それ自体は良いことなのですが、時にこれは一歩踏み出す勇気をくじきます。
また、林修先生の言葉では、「自分がやりたい事か、自分が出来る事か。」仕事を決める際、これを一つの判断基準として考えると間違わないと言っています。
語学学校マネージャー歴も5年目になるのですが、未だにTOEICスコアとしては500点以下なんじゃないですかね。英会話も完璧でもキレイなわけでもありません。けれど、何とか日本人生徒のケア、団体対応、準備、商談もしています。
稀にマネージャーなのに十分な英語力が備わっていないと嫌味を言ってくる生徒もいましたが、正直十分かどうかを判断するのは生徒じゃありません。オーナーサイドが判断する点であり、「勘違いするな!」と怒りと共に強く思います。
正直、そんな事を発言している日本人よりも、行動力ある人間が前進していきます。アンチは関わると本当に面倒です。ネガティブな人間は放っておいて前進あるのみです!
事実、私はマネージャーしながら自分の夢の第一歩を実現しています。
艱苦奮闘(かんくふんとう)していますが、周りに理解してくれる仲間がいるのでコロナ問題関わらずまだまだ前進しています。
コロナを理由に自分のやりたい事、進みたい道を諦めてしまうのはとても勿体ないです。
留学して失敗するかもしれません。失敗して何が悪いのでしょうか?TOEICで仮にターゲットスコアまで到達しなくても、継続すればいいし諦めたらそこで終わりです。
留学したら確実に何かしらの経験は得られます。これは断言できます。
コロナの影響もありましたが2~3年遠回りするだけですし、それは全員同じ条件だと割り切って、早く気持ちを切り替えて前に進むことが重要です。
取り敢えず、今やれる事にやりながら考える!それではまた!