フィリピン留学は最悪なのか!?留学の結果は結局アナタ次第!
こんにちは!EG ACADEMY日本人マネージャーのTAKAです!
フィリピン留学が再開されたことが周知されてきて、問い合わせも増加傾向にあります。その中で気づいたのが「フィリピン留学の懸念点が昔と変わってない!」という事。未だにフィリピンの食事が不味い、水が飲めない、施設がヤバイ、英語が訛っていて英語学習にならないなど、正直まだこんな事を問い合わせているの?!と軽く驚きます。
Googleで検索すると確かに「フィリピン留学」についてネガティブな投稿も結構な数あります。そのような記事を鵜吞みにしてしまうと、真実を知らないまま自分の人生を決めてしまうことになります。では、どのようにして記事を選ぶべきなのか?
結論、ライターの経験値を見てから記事を信用するか判断するべきです。
一方、留学エージェントさんのホームページでよくあるのが留学生の体験談で、どれもこれも
「留学最高でした!」や「フィリピン留学超楽しい!最高の思い出が出来ました!」といったポシティブな情報が中心だったりします。
そりゃ最高ですよね、1校しか経験していないのだから。あと、留学エージェントさんもネガティブな体験談を全面掲載するか?と言えば、立場上それもあり得ないでしょう。
この留学ブログに掲載されている体験談も同様で、1校しか留学経験のないライターがその国の留学を述べている記事なんて参考になりません。
ちょっと今回は辛口に行きます。本気でフィリピン留学の良いところ、悪いところを批評してみたいと思います。
数あるフィリピン留学体験談の中から、1つの留学ブログの記事を取りあげますが、この手のネガティブ投稿は大抵類似しています。
フィリピンの語学学校に従事して5年目、長期滞在3校の経験、約700人の生徒を現地で見送ってきた私がモノ申します!
フィリピン留学は食事と水が最悪?
以下、記事に書かれているネガティブな個所を検証していきたいと思います。
フィリピン留学では基本的に毎日3食の食事が提供されます。しかし、この食事が学校によって当たり外れがあり、口に合わないという人も多くいます。
私の見解
学校によって食事の当たりハズレはあります!これは断言できます!ただ私感では6割以上の学校が美味しい食事を提供しています。既にフィリピン留学では価格競争と品質競争の過渡期になっているため、どの学校も高品質な料理を提供しています。
安くて不味い料理を提供したら口コミが低くなり集客に大きな影響を及ぼすと予想は誰しもが考えられますからね。
韓国資本の場合は、辛い食べ物が多く出る傾向があり、日本人でお腹を壊す人が多いようです。エージェントのHPに掲載されている食事の写真は大体3割増し。なぜかというとエージェントが視察に来る日だけは学校側も張り切って、食事が急に豪華になるからです。
私の見解
私が見てきた限り、お腹を壊すヒトは2割程度といったところです。確かに日本で暮らしている時と比較したら多いでしょう。しかし、現地では留学生の2割程度の方しか腹痛に見舞われていません。
胃腸の弱いヒトや辛い食べ物が苦手なヒトは該当しやすいです。また、HPに掲載されている食事は3割増しでエージェント向けに食事が豪華になるのは考え難いですね。盛り付けと写真の採光により、1割増しキレイに見せられます。
しかし、エージェントさんが撮影した画像と生徒さんが食べる食事に差異が生じたら、クレームの嵐ですし、顧客満足度低下に直結するのは誰でも容易に想像できることです。急に豪華な食事を提供する学校は、限りなく少ないです。
フィリピンも例に漏れず水道水は飲めません。お腹を壊してしまう可能性が大いにあるので、ミネラルウォーターを購入する必要がありますが、物価は安いですが長期滞在となるとコストがかかってしまいます。学校によってはウォーターサーバーを設置している学校もあるので、この辺りも要チェックです。
私の見解
その通りです!水道水は飲まないでください!というか、日本でも水道水ガブガブ飲む人いますかね?そもそもそこが謎です。
私は田舎の激安校に留学経験がありますが、そこでさえウォーターサーバーは設置されていました。正直、設置されていない学校なんて未だにあるのでしょうか…。
仮に「長期滞在で水を購入しつづけるとコストがかかってしまう。」ともありますので、人気のある12週間でちょっと試算してみましょう。500mlのボトルウォーター10ペソ(約25円)、多めに考えても1日500mlを1本飲むとします。
1人部屋12週間の留学費用が約75万円だとしたら、費用構成比で0.28%のコストです。
留学中のお小遣い(結構多く見積もって1か月約3万円とします)小遣い構成比で7%です。
コストは確かに掛かりますが、この屁みたいな指数と金額、気にならないのは私だけでしょうか…。
フィリピン留学の施設クオリティについて
他の経験者からの話を集めるとこんな感じ…ということで、以下の項目が紹介されましたので、1つずつ見て行きましょう。
・実際にはテレビがない
未だにテレビ見ますか!?しかも英語もタガログ語もわからないのにぶっちゃけテレビ不要です。
・ホットシャワーが出ない
これはあり得ます!安いボロイ学校だと十分にあり得るのでこれはキツイ!エージェントさんに確認しましょう。
・Wi-Fiの接続環境が悪い
シャワー同様に安いボロイ学校だとWi-Fiが弱い可能性大。とは言え、到着したら9割以上の生徒が現地SIM購入してデータ利用となるので、ここはあんまり大きな問題になりません。
・ゴキブリがいる
そりゃいますよ!東南アジアですから!共存とまでは言いませんが、日本より出会う確率は確実に多いです。別にフィリピン留学だからゴキブリが多いといった事情でもないんですがね…。
例えば、オーストラリア留学したら、最南端のタスマニアは少ないですが、どの地域でも家にゴキブリは出ます。ゴキブリが嫌なら、単純に寒い地域であるカナダや北欧に行くしかないです。倒せるようになりましょう。
・便座がない
フィリピンでは一般的なのですが、安い田舎の語学学校ではあり得ます。ただ施設も外国人向けに整備されてきているので、エージェントさんの資料や各学校のインスタで確認できます。
・壁が薄い
便座問題と同様ですね、しかし4週間で$1,500以上の学校でこの施設は非常に考えにくいです。かなりのレアケースだと思ってもらって構いません。
・部屋に空調設備がない
留学検討中に自身で確認可能です。エアコンが無いような学校をエージェントさんはおススメしませんし、紹介もしないでしょう。それこそクレームというサンドバック状態になります。
自分で学校選びするなら、チェック漏れで外れくじを引く可能性はあるかも知れませんが、エージェントさんを通しているなら問題ないでしょう。
バギオのような高山地帯のエアコン不要なエリアだと無い場合もありますが、そもそも肌寒いので不要なのです。
・シャワーの排水が悪い
これは否定しません!そのような部屋もあるのは事実。どうにも排水が酷いようならば部屋変更など可能な対応をリクエストしてみましょう。
・冷蔵庫がない
無い学校もあります。学校によっては追加料金で設置してもらうところもありますので、エージェントさんから学校へ問い合わせてもらいましょう。
フィリピンは日本に比べるとまだまだ途上国なので、圧倒的に施設のクオリティが低いです。「ホームページで見る限りは大丈夫そう。」と思うかもしれませんが、掲載されている写真は盛りに盛られている写真がほとんどなので、注意が必要。
私の見解
写真は盛ります!盛らせてください!と言っても1~2割くらいです!採光と角度、天候によって見栄えのいいアングルと環境で撮っています。まあ最近の女子ほどは盛りませんので安心してください。「盛りに盛っている」という表現こそ盛り過ぎです。
学校周辺環境について
リゾート地のイメージが強いセブ島ですら、ストリートチルドレンなどが学校の近くにいたりする場合もあるので気を抜いてはいけません。治安については変えることはできないので、「夜は出歩かない」、「歩きスマホをしない」など、ターゲットにされないように気を付けて行動しましょう。それでも治安が気になる場合は、留学地をバギオにすることをおすすめします。
私の見解
この助言は激しく同感です。歩きスマホしていたら、そりゃあ狙われます。夜も暗い道や人気のないエリアには立ち入らないことです。これはフィリピン問わずどこの国でも危険なエリアに入り込んだら危険です。
そこは立ち入った人の責任です。実際に私は週末マニラに1人旅していますが危険なエリアに近寄らなければ問題ありません。危険なエリアとは具体的に「ローカルな人家が密集しているエリア」ですね。
私は興味本位で1度マニラのローカルエリアを真昼間に歩きまわりましたが、気さくに近づいてくる少年達15人ほどに囲まれた時はさすがにヤバいと感じました。
しかし、治安を懸念して留学地をバギオ1択で提案するのは知識偏重ですね。
他にもバコロド、イロイロ、クラーク、など安全を謳っているエリアはあります。マニラにキャンパスを構える学校だって、マニラこそ安全と謳っているところもあります。要は、行くところに行けば、どこにでも危険な地域があると言うこと!
治安面のリサーチをするならば、エージェントさんのサイトで「安全なエリア」で絞り込めば直ぐに出てきます。
毎回タクシーを使って買い物に行くとなるとなかなかの出費になります。必ず学校の周辺にスーパーマーケット、飲食店(食事に飽きたときのため)、があるかを確認しておきましょう。
私の見解
これも候補の学校が絞れてきたら必ず周辺環境は確認必須ですね。同感です。徒歩圏内にあればベストですが、極力交通費を使わずに買い出しが出来る環境が整っている学校が長期留学だと尚更確認が必須です。
まあ、言うても週1でタクシー使って買い出し行く環境であっても、それほどストレスにはなりません。
セブ島などの一部地域では、アクティビティに事欠きませんが、バギオなどは休暇の際に遊びに行く場所があまりありません。休暇の自由度が低い。
私の見解
バギオは訪れたことがないので何とも言えませんが、各学校はパンフレットやSNSで休日の過ごし方も発信しているので、大方の学校では休日も満喫できます。ただ、交通手段などの詳細な参考資料がWEB上でも多くはないので学校の先生に聞くなり、一緒に行くと安全性は増します。
フィリピン英語は訛っているのか?
もし、フィリピン以外で行きたい国などがあるなら、早めにその国に行って現地の生の言語を吸収する方がうまくいくと思います。ただ、フィリピン人の英語は日本人にとって聞きやすいので、英語に自信がない人にとってはおすすめです。発音も聞き取りやすいですし、彼らも英語を学んできた身なので、教え方がとても上手な人たちが多いです。
私の見解
行きたい国にいきなり行って、上手く行くかどうかは人それぞれ。大学受験までしっかりと英語の勉強をしていてインプット量が多い方なら現地でアウトプットに慣れていけるので成功確率は高めです。しかし、私みたいにそもそも知識が乏しいと英文が頭で作れないし、何て伝えればいいのかわからず時間をロスします。
事実、ワーホリの途中にも関わらず、フィリピン留学に来る生徒は少なくありません。その証拠にSNS上で「ワーホリしたのに英語が話せず帰ってきた私…」みたいな投稿が散見されます。
また、フィリピン人も英語が第二言語として学んできていますし、何よりヒトのマネージメント力が比較的高く学習のモチベーションを維持向上させてくれる教え方です。
街の人たちは意外と英語が分からない人が結構います・・・ですので、自分の話す英語が正しいのかどうかの答え合わせをするチャンスがなかなかありません。先ほど書いた通り、徹底的に英語の環境に漬かりたい場合は、ネイティブが住む国に身を置くことを強くおすすめします。
私の見解
確かに英語を話せないフィリピン人は結構います。特にドライバーやブルーカラーの職種の方々は英語力が低い傾向にあります。逆に、オフィスワーカーは自信をもって英語で対応してきますね。
フィリピンでは語学学校の先生は勿論ですが、外資のコールセンターやホテルマンは必要とされる英語力の水準を計られるテストがあり、受からないと採用されません。
そもそも「自分の話す英語の答え合わせをするチャンス」を探す生徒っているんですかね?外出中に誰がアナタの英語が正解かどうか、誰が判断するんですかね…?
大半の生徒が「自分の伝えたい事が伝わったかどうか」で自己満足するくらいじゃないでしょうか。
英語の環境に浸かりたいなら、ネガティブの国に身を置くという提案にはちょっと甘いかと。実際に漫然と過ごしていた卒業生の人生を今でも見ていますが、結局のところ「アナタは何がしたいの?」状態です。
英語はあくまでコミュニケーションツールなので、英語をどこで、どんな職種で、何が目的なのか具体的に落とし込んでから身を置く場所を決めるべきです。そもそも英語の訛を気にする前に、英会話が出来るようになるのが先決ですね。
学校によっては、EOP(English only policy)という、母国語禁止ルールを採用している場所があります。そういった学校はある程度レベルが高く、日本人割合が少ないところが多い傾向にあります。
私の見解
EOPの学校で学んだことも働いたこともありませんが、EOPの環境だから英語力が伸びるとは言い切れないかと。このライターさんは以下のように記述しています。
EOPや日本人割合を重視するよりも、すべてをマンツーマンの授業にできるなど「自分が授業内で英語を話す時間を長く持てるコース」を意識する。
ココは同感です。EOPではない学校でも伸びる生徒は伸びますし、停滞する生徒は停滞します。結局のところ英語を話す環境作りは本人次第です。
具体的な目標を持って行動する人は強い!
ここまでフィリピン留学について他者さんのブログを引き合いにして書いてきましたが、私がマネージャーとして留学生を現場で見てきて留学を成功させている方の傾向があります。
「留学に具体的な目標、目的を掲げて行動している。」
漫然と留学生活を過ごしている方は、学校マネージャーから見ていても分かりやすいです。目標が明確でないから、何を目指しているのか話していても良く分からないし、行動にも矛盾があるんですね。
留学に関する情報は過多で集めていくうちに、錯綜(さくそう)してしまうかもしれませんよね。それでも、最終的には自分の直感を信じて学校を決めてみてください。
悩み過ぎて、「また今度にしよう。」という判断が失敗になります。それでは、また!