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【フィリピン留学】大人留学向けの「WALES」

公開:2022/07/13 著者:河端 健司 238 Views

こんにちは!フィリピンのバギオで語学学校スタッフをしているかわけんです。

「フィリピン留学」と聞くと、大学生など10代や20代の留学生ばかりかな?と思う人もいるかもしれません。ですが、実際は仕事を辞めて留学する人、結婚後に留学する人など様々な年齢層の留学生がいます。

フィリピンのバギオには語学学校がいくつかあるのですが、それぞれの学校には違った特色があります。

 

今回は、「落ち着いた大人の方向け」の「WALES」を紹介したいと思います。

 

WALESにはフィリピン歴6年の日本人スタッフのリオさんが在籍されています。

今回はそのリオさんにWALESについてインタビューをしました。

フィリピン留学を検討されている方、特に落ち着いた雰囲気での留学をしたい方は是非チェックしてみてください。

WALESを日本に広めたリオさん

河端

WALESにはいつから働いているんですか?

リオ

2016年に初めてフィリピンに来たのですが、約1年間インターンシップとして働いていました。その時は、1日の半分は授業、もう半分は仕事みたいな感じでしたね。

正式にスタッフとして勤務を開始したのは2017年からです。

それまではほぼ韓国人の生徒さんたちだけで、日本人の方はほぼゼロだったので、翻訳やマーケティング、営業の業務を中心にこれから作り上げていくっていうところでした。今年で6年目ですね。

 

WALESで長く働く2つの理由

河端

6年も働かれているんですね。WALESで長く働いている理由はなんですか?

リオ

大きく2つあるかなと思います。

1つ目は、成長できる環境だったということですね。

最初は何をすれば良いか訳が分からなかったのですが、逆に考えると、自分でブランディング・マーケティングの計画を立てて、留学代理店さん達に営業をして、そこから来られた生徒さんたちのケアも行う、という全てのことを自分1人でできる状況だったんです。

このように裁量の幅と責任感があるというのが当時の自分にとって成長できる環境なのかなと思ったことが大きいです。

 

→ WALESで成長できる環境を見つけることができた。

 

河端

日本人生徒がまだいない時期にゼロから全てを作ることができたんですね。

リオ

2つ目は、マーケットがどんどん拡大していったことです。

日本人の生徒さんたちが徐々に増えてきてからは、ベトナム・モンゴル・台湾・アラブなど、他国の留学代理店さんともやり取りをしたり、数カ国に出張したりするようにもなったので、そのコミュニケーションにも楽しさを感じました。

 

WALESの3つの特徴

河端

WALESはどんな特徴の学校ですか?

リオ

WALESの特徴は大きく分けて3つあります。

1つ目は学校の規模感ですが、全校生徒は約50~60名くらいなので小規模校に分類されます。

数百名いる大規模学校と比べると、少しアットホームで、生徒・先生はもちろん、マネジメントのスタッフも距離が近いことが特徴です。

 

→ アットホームな環境で留学生活を送れる。

 

河端

なるほど。小規模な学校で学びたい生徒さんにピッタリなんですね。

リオ

2つ目は学校の立地ですね。

バギオは凄く小さい街で、徒歩で色んなところに行けるんですが、WALESは街の中心部の立地にあります。

その為、授業が終わってからカフェや街歩きに出られる生徒さんたちが多いです。

河端

確かにWALESはバギオの語学学校の中で一番立地がいいかもしれませんね。

リオ

3つ目は留学される生徒さんたちの層です。

前述の特徴から、大学っぽい雰囲気は溶け込めなさそうだし、「ある程度自由な校則で気軽に留学したい!」という希望がある年齢層高めの方達が多く来られています。

河端

アットホームな落ち着いた雰囲気で、そんなにスパルタじゃない環境で学びたい人に向いているんですね。

 

アラサー留学にピッタリ?

河端

フィリピン留学を検討している人は色んなタイプの人がいますが、特にどんな人にWALESをお勧めしますか?

リオ

先ほどの特徴の3つ目に記載したような、「真面目に勉強はしたいけど、ある程度自由な環境でゆるく留学したい」といった希望を持った方には合っているかなと思います。

ピンポイントですが、30代以降の女性の方で満足されて卒業される方は多くいらっしゃいますね。

 

→ 自由な環境でも自己管理ができる人向け。

 

生徒の国籍は?

河端

生徒の国籍はどんな感じですか?

リオ

日本人比率は約30%くらいですね。

他の国籍は、年間平均でいうと、台湾と韓国もそれぞれ30%くらいで、残り10%はベトナム・中東・モンゴルなどの生徒さん達がいらっしゃいます。

 

→ 色んな国の友達と留学生活を送れます。

 

リオ
韓国や台湾も比較的年齢層の高い生徒さん達が多く、仕事を辞めて来られる方・休職して来られる方が多い印象ですね。

また、留学生の約半数は10代〜20代ですが、その方達はこれから海外の大学を受験するためにIELTSのスコアが必要、オーストラリアやカナダにワーキングホリデーに行く、転職に活かすためにスピーキング力を高めたい、など明確な目標に向けてご留学される方が多いです。

 

IELTSやファミリープログラムに強いカリキュラム

河端

コースやカリキュラムにはどんな特徴がありますか?

リオ

コースに関しては、大きく分けて、ESL・IELTS・ファミリープログラムの3つがあります。

やはり英会話ができるようになりたいという要望から、ESLコースを一番受講される方が多いですね。

ESLの中には下記3つ種類があります。

 

・ESL:8クラス(マンツーマン6コマ+グループ2コマ)
・ESL Flexible:5クラス(マンツーマン5コマ)
・ビジネスESL:8クラス(マンツーマン6コマ+グループ2コマ)

河端

3つのESLの中で一番人気はどれですか?

リオ

この中でもESL Flexibleを取られる方が意外に多いです。

5クラスが午前中に入ると、午後は完全に空いて、近くのカフェに勉強しに行ったり、部屋でリモートワークしたりも出来ます

ファミリープログラムでは、お子様が授業を受けている時に親御様も授業を受けるか、滞在だけかを選べるので自由度が高いです。

 

→ IELTSやESLなど目的に応じて学習できます。

 

河端

講師には何か特徴がありますか?

リオ

講師の採用にも力を入れていて、書類選考・インタビュー・テスト・デモクラスを通過した後にトレーニング期間を設けて、スキルのある講師を採用、かつWALESの教育メソッドを取り入れられるようなシステム作りを心掛けています。

 

4タイプもある宿泊施設

河端

留学生にとってはドミトリーも気になるポイントですが、宿泊施設にはどんな特徴がありますか?

リオ

WALESの宿泊施設のタイプは大きく4つに分けられます。

 

・スタジオタイプ
・プレミアムスタジオタイプ
・アパートタイプ
・レディースプレミアム

 

この中でも一番人気はスタジオタイプの1人部屋で、勉強机、延長コード、冷蔵庫やケトルなど、お部屋の中で全て完結してしまうのでかなり快適に過ごせると思います。

 

→ 1人部屋も充実している。

 

河端

レディースプレミアムというのは、女性に限定のお部屋ですか?

リオ

はい。レディースプレミアムはその名の通り女性限定となっています。

この女性限定のお部屋は、最近新しくリリースされたタイプですが、2階建てのユニットの中でリビングルーム・ベッドルーム5部屋・キッチンが分かれていて、シェアハウスのような形で他の国籍の生徒とコミュニケーションを取りながら生活できるタイプとなっています。

その他のプレミアムスタジオタイプとアパートタイプはファミリー留学の方が利用されることが多く、お部屋内で調理も可能になっています。

 

日本とフィリピンで異なる仕事への価値観

河端

リオさん自身は6年もWALESで働かれていますが、フィリピンの先生やスタッフと一緒に働いていてどうですか?

リオ

学ぶことがすごく多くて、特にワークライフバランスの在り方みたいなものは日本人は見習うべきなのかなと感じました。

こっちに来たばっかりの時は、日本の働き方や基準が普通になってしまっていたのでそれを無意識にこっちにも適用させようとしたりしていたと思います。

例えば、残業が普通になっている部分ですね。でも、フィリピンだと仕事は時間内でちゃんと終わって、その後は家族の時間とキッパリ分かれています。

日本にいると、「人生=仕事」みたいな部分もあると思うので、そうではなく、自分が幸せと感じるのはどんな状態かを知った上で、仕事のことを考えるということが重要だなぁと思いました。

 

韓国人の同僚から学んだ「ジェントルマン」

河端

WALESで働いていて、思い出に残っているエピソードはありますか?

リオ

WALESでインターンシップを始めたばかりの時に4歳くらい年上の韓国人の男性スタッフさんがいたんですが、その方から「ジェントルマンとは何か」を学びました。(笑)

そうしなさいと言われたわけではないのですが、振る舞いなどから学ぶことが多かったんです。

河端

例えば、どんな振る舞いですか?

リオ

例えば、エレベーターから降りるときは必ずドアを開けて、先に他の人たちから通してあげたり、タクシーのドアを開けてあげて人を乗せたらドアを閉めてあげたりまでやるとか。

他にも色々とありますが、これを男女関係なく自然にしてあげているのはすごく印象的でした。

日本でやると少しやりすぎ感が出てしまうことも、その時から自分も真似してするようになって、今では生徒さんにもするし、お客さんが来た時もあまり意識せずにやっています。

他の人がどう思うかを気にすると色々なことが恥ずかしくなって出来なくなるけれど、他の人がやってもらって気持ちいいと思うことをするのはどんどんやっていった方がいいなと思うようになりました。

 

学校のデザインがダサい…?

河端

ぶっちゃけここは改善しなきゃいけないなぁと思う部分はありますか?

リオ

WALESの校長はすごく生徒思いなのであまりそういう部分はないですが、強いていうなら学校内の色んなところのデザインがダサいかなと思います(笑)。

河端

ダサい?(笑)

リオ

部屋のカーテンだったり、食堂のお皿が柄物だったりと、個人の好みが備品にも出ていて他のデザインとマッチしていないところが見受けられます。

インテリアデザイナーにちゃんとお願いして学校全体のデザインをしていくと、もっと写真映えする場所が多くなったりするのになぁと感じます。(笑)

 

韓国人留学生が99%だった6年前

河端

最後に、バギオに長く住んでいるリオさんだからこそ知っている、留学生が知らないようなバギオの秘密を教えてください。

リオ

秘密は持ってないのですが、今留学に来る人たちからすると普通に見える「国籍比率の多様化」は以前にはなかったということですかね。

 

→ 今でこそフィリピン留学は多国籍な生徒がいますが、メジャーになるまでは韓国人の生徒がほとんどだったという学校が実は多かったんです。

 

リオ

僕がバギオに来た6年前は、韓国人99%で他の国籍は僕だけ…みたいな状態でした。

河端

今じゃ考えれない状況ですね。

リオ

英語しか話せない環境なのでそれはそれでいいんですが、グループになって母国語で会話している時に僕だけ入れない、みたいなこともあったりしました。

今は韓国・日本だけじゃなく、台湾・中国・ベトナム・サウジアラビア・タイとか様々な国籍の人たちがフィリピン留学しに来ていますよね。

その中でコミュニケーションを取って色んな国の人と友達になって、留学が終わった後もやり取りを続けているところを見ると凄く貴重な財産になるだろうなと感じています。

 

まとめ

今回は、WALESの日本人スタッフのリオさんにインタビューをさせていただきました。

今でこそ、フィリピン留学は「多国籍生徒」となっていて、色んな国の友達を作ることができますが、リオさんがWALESに留学した2016年は韓国人だけという状況でした。

筆者の在籍するPINESという学校もこの記事を書いている今現在では日本人の他にベトナム、モンゴル、韓国、中国、台湾などの生徒が在籍しており、学校の中では英語以外に色んな言語を耳にしています。

 

学校の外を歩いてみると、バギオには欧米人などもおり、国際色豊かな街です。

WALESのメインターゲット層の「落ち着いた大人層」の方にもピッタリの留学先ですので、是非バギオに来てみてください。

フィリピン現地からフィリピン留学に関するコラムを書いていますので、他の記事も是非ご覧ください。バギオの他の学校にも興味がある方は、以下の記事もお読みください。

 

 

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