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【フィリピン留学2022】留学同期がフィリピン人と結婚!

公開:2022/10/21 著者:佐藤 高史 451 Views

こんにちは!フィリピン留学後に友人より早くフィリピンに戻ってきて動きまくっているのに、後から来た友人にフィリピンでの結婚を先行されてしまってちょっと焦りも出てきているアラフォーゴルファーのEG ACADEMY日本人マネージャーTAKAです!

私がフィリピン留学をしていたのは5年前、留学を終えて転職活動した結果、フィリピンの語学学校マネージャーとして戻ってきたのは2016年。この時にマネージャー業と同時にフィリピンで起業する最大目標も掲げており、事業パートナーとして留学していた同期はその半年後にフィリピンに戻って来ています。

私たちは飲食業に取り組んでいて、勿論フィリピン女性を十数名雇っていたのですが、その中の一人を私のビジネスパートナーが権力と権威を使って、最終的にこの度めでたく結婚したわけです!昨今の日本だったらパワハラの3歩手前です!

 

とは言え、結果的に2人は結婚まで至ったので何も言うことはありません!そして今回結婚式を挙げるということで、フィリピンで初めての結婚式に出席してきました。

私は初めてなのですが、以前フィリピン留学で8週間以上滞在していた日本人生徒が近しい先生の結婚式に招待されて参列したという話も聞いたことがあるので、これから留学する方も可能性があるわけです。

で、海外の結婚式って未知ですよね。フィリピン流の結婚式とはどんなもんか?!?!

 

 

結論、「カジュアルだけどR指定な雰囲気の結婚式」

 

R指定な結婚式って意味不明ですね。取り敢えず妖艶な雰囲気が明らかに漂う場面があるわけです。日本ではまずあり得ない、新郎新婦両親には見せ難いシーンがあります。

私も事前に色々と調べてから結婚式に臨みましたが、やっぱりあるんだな…となりましたね。

とにかく、留学生なら誰しもが参列する可能性と、フィリピン人と結婚する可能性も無いとは言えないので、1つの参考になるように今回はフィリピンの結婚式の流れを一通りお伝えします。

結婚式前に用意するもの

 

上記画像のようなインビテーションがPDFで送られてきます。日本だとペーパーベースで郵送されますが、もう紙じゃなくて十分ですね。LINEやメッセンジャーで添付して出欠取ったほうが双方効率的です。

ここからが日本と違い、注意深く読まなくてはなりません。

 

 

1. 色指定のドレスコード

画像下部にある謎の4色。これらは当日のドレスコード指定カラーとなります。

 

男性なら「襟付きシャツ+ロングパンツ」、女性なら「日本の結婚式でも着るようなドレス」なのですが色はこれら指定色に合わせなくてはなりません。

 

2. LIEU of GIFTs

画像最下部にあるこのお知らせは私もちょっと混乱したのですが、希望者は新郎新婦向けにプレゼントを差し上げてくださいという事。

私はモノより何より「お金」なので、こんなん持参する人いるんかいな?新郎新婦は欲しいのかな?と思いましたが、これはホントに希望者のみでOKです。私は勿論持参しませんでした。

 

3. ご祝儀

 

これは全員必須です!祝儀袋は現地のショッピングモールの文房具売り場で購入できます。見かけは完全に中国全開ですがこれでOKです。金額に関して日本では奇数の金額というルールがありますが、フィリピンでは調べても特に何も指定がありません。

が、それでも気になる金額事情。事前情報では100ペソを渡す方もいれば1,000ペソとかなりの幅があります。私の場合は新郎と親友関係なので、1,000ペソ以上の額を包んでおきました。渡し方も受付があるわけではないので後述します。

 

4. ジャケット(男性に限る)

 

上記画像はインビテーションの一部なのですが、男性はとりあえず全員ジャケット持参したほうがいいです。特に指定がある訳ではないのですが当日行ってみると、ほぼ全男性はジャケット着用していました。

さらに今回私はBEST MANという新郎の最も近いポジションとして招待されているので、ジャケットはあるべきというのを当日感じさせられることに…。

 

 

男性はみんな着ていますね。

 

披露宴前の新郎新婦の様子

 

幸いにも式当日は快晴で会場は私たちが留学中によく利用していた馴染のプールリゾート。式典開始1時間前に新郎新婦の親友たちは集まって、とにかく色んな写真を撮りまくります。

 

 

 

日本だとこんな自由な写真撮れましたかね?近しい仲間のみで集まって撮ります。

 

 

カメラマンや衣装担当も撮りまくっている中で、こちらの写真を見ていただき何か感じませんか?

 

 

私だけでしょうか、何か違和感を抱くのは。デザイナーらしきスタッフの衣装がジャケット+ホットパンツという謎の組み合わせ。フィリピンのゲイ慣れしている私と新郎は一目でゲイだと認識。しかし、この国のゲイはそこら辺の男女より何倍も働く傾向が強いです。

語学学校にもゲイの先生がいるのですが、教え方や生徒のケア、様々な面においてハイパフォーマンスを発揮してくれる方が多い。このデザイナーらしき方も結構拘りがあるようで、終始撮影中はしっかり現場を仕切っていました。

 

自由な形で始まるフィリピン結婚式

 

式場内は日本の二次会のような雰囲気に近いです。参列者向けへの土産品も既に並んでいます。

 

 

流れとしては最初になぜか私たち友人や関係者が中央からペアで入場していき、みんなが着席したら主役たちの入場になります。

しかもいきなり新郎新婦の二人が並んで入場してくるので、新婦と新婦のお父さんが並んで新郎に「あとはよろしくお願いします」みたいな感動の1シーンはフィリピンにはありません。

 

 

しかも入場は特に改まる感じではなく、めちゃ自由!こんなふざけて入場もありです!

 

 

私の親友はいつも謎の気持ち悪い動きをするのが得意。この結婚式で初っ端からやるのか?!とさすがに驚きです。

これで全員が入場したらいよいよフィリピン流の結婚式の開始です。神父さんが壇上に上がって2人の目の前に仁王立ち。

 

 

ここからあーだこーだちょっと話すんですが、基本フィリピンのタガログ語なので外国人からすると何を言ってるのか全くわかりません。すると神父さんが「まあまあお二人さんちょいと座りなさいよ」と。

 

 

2人と参列者も全員が座ると何やら神父さんの雑談が始まりましてね、タガログ語で全くわかりませんがフィリピン人はみんな笑ったりして完全に神父が笑いを取る時間になっています。

神聖な瞬間なのに綾小路きみまろみたいな雰囲気になってきて、これでいいのか?!となるくらいです。これは学校の校長先生みたいなダルイ長話になるんだな…と予想していると。

 

 

歌い始めました!完全に彼の独壇場です!初めてのフィリピン結婚式の私からするともう既に意味不明。なぜ神父が歌っているのか。謎すぎます。しかも服装が普通のスーツで全然神父に見えません!

歌い終わってスッキリしたのか、本業に戻ります。

 

 

こうゆう光景は日本でも見かけますね、「この二人に幸あれ」みたいな呪文をといています。ホントに末永く幸せになってほしい!以降は神父が脱線することなく、いきなり事務的に事は進んで行きます。

 

 

 

日本だと羽のボールペンで紙っぺら一枚に婚約のサインを簡単に書くだけですが、神父が持参しているのはどこのオフィスでも使ってそうな単なるボールペン。そして7~8枚綴りの書類。この場で正式に婚約届らしき書類を記入するようです。

2人のサインをしてから、この婚約を認める数人も同じように書類全てにサインしていきます。

 

 

はい、これにて婚約作業は完了。(公式な婚約届はもっと工程があります)勿論フィリピンでもファーストバイトはあります。

 

 

 

BEST MANである私は新郎と友情の盃を交わし…。(司会者から指示があってやっています。)

 

 

そこからの、友人代表としてメッセージを読み上げるのですが、勿論全て英文ですし、この場の雰囲気が当日までわからないのでカンペあり、とりあえず2人の馴れ初め含めたレター。人前でプレゼンするよりめちゃくちゃ緊張です!

 

 

けど、ホントに私の起業するという決断が無かったら、この2人はこのような展開になっていませんからね!

ちなみに新郎の両親は体調悪くフィリピンまで来られなかったのでビデオレターでの紹介。

 

 

この瞬間も中々ぐっと来るものがあります。その次に新婦の両親から皆さんへのご挨拶。

 

 

 

どこの国でも結婚式で新婦とその両親が感謝し合っている姿はとても感動させられます。

日本以上に大学進学が難しいフィリピンですが、在学中に新婦を私たちのチームにジョインしてもらった経緯があります。学びながら働くことができるのかどうかを私が面接した時に聞いているので、その努力の過程、仕事に取り組む姿勢など見てきているだけに感無量にもなります。

フィリピン人は怠けがちな国民性だけど、ここまでしっかりと育ててきた両親がホントに素晴らしいんだな…とフィリピンにいるからこそ余計に色んなことを想像させられます。

 

 

こんなにいい雰囲気でも落ち着く頃には食事とお酒も程よく進んでいて、会場の雰囲気も一層和やかになったところでご祝儀のお時間です!

 

 

何となく新郎新婦がダンスを始めます、いい雰囲気ですねー!でこの直後に友人がピンク色の襷を2人にかけて、周りの参列者が次々と現金をその襷(たすき)に針で刺していきます。これがフィリピン流のご祝儀。

 

 

踊りながらなのでご祝儀を突き刺すのも中々難しいですし、下手こいたら本人たちまで針で刺してしまいそう。しかも現金なので、誰がいくらあげたのかも丸見え!文化の違いを感じさせられます!

針も小さく、私はポチ袋に入れているため襷に刺したら確実に落下しそうだったので、このシーンには渡さず式後に直接手渡しすることにしました。

 

予想通りR指定な場面もある

 

ご祝儀ダンスから、そのままダンシングな雰囲気は継続しますが踊るのは基本メインの新郎新婦。特に親友の新郎はヒートアップしてキモイとか関係無しに自由に踊りまくりな結婚式。見てわかる通り、犬も参加可能。今年に入ってから犬を飼うフィリピンファミリーが圧倒的に増加傾向で、ショッピングモール内でも基本犬を連れまわします。

犬用パンパース着用必須です。けど、マナーやモラルがやや低めのフィリピンなので、先日ショッピングモールのカフェのテーブルに犬を乗せて、ずっと喋ってる輩を見て目を疑いましたね。土足で飲食するテーブル上に乗せるとは考えられません。

話は戻して、気づくと新郎新婦のゲームが始まります。フィリピンには多くの大人向けゲームがあるんですが、ここでは結婚式で行われたものだけ紹介します。

 

 

これだけ見ると謎です。一応これは新郎が新婦のガーターを口だけで脱がすという、なんとも妖艶な大人な宴。しかもこれを新婦ご両親の目の前でやるのがちょっと信じがたい。両親はどんな気持ちなんでしょうかね…。

なぜかこの流れで友人カップルも参加させられ、彼氏が求愛のダンス。

 

 

からの、こちらもガーターを口で脱がす!

 

 

周りはヒューヒュー!言っているんですが、普通のキッズも見ている中でこの大人なR指定ゲームはどうなんでしょう…。こんなノリでしたが、最後には新郎から皆さんにご挨拶をして締めくくられた親友と私の初めてのフィリピン結婚式でした。

フィリピン留学に来る日本人や外国人はコロナ後でも回復してきており、外国人との出会いも増えるのも必然。予想していなかった展開も十分に起こりうるのが海外生活。事実、私の周りでも多くの生徒が国籍問わずカップルになったり、別れたり、今回のように現地で結婚するパターンもあります。

そう、留学に来るとこのような話はもう他人事ではありません。恋愛は、「フィーリング、タイミング、そしてハプニング」です。

 

 

それではまた!

 

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