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【フィリピン留学2022】フィリピン講師の研修実態を見せます!

公開:2022/10/31 著者:佐藤 高史 214 Views

こんにちは!セブ留学、バギオ留学に燃え滾る対抗意識を抱いているクラーク在住のEG ACADEMY日本人マネージャーTAKAです!

私はフィリピン留学事業に従事して5年目、フィリピンにある語学学校には日本人スタッフとして、留学生として、はたまたスパイとして複数校訪れた経験があります。

そして、どこの語学学校も施設はパット見では比較的キレイですし、潔癖症でない限りストレスなく過ごせます。

 

なので、フィリピン留学のトップクラスの学校はホテルみたいな施設ですが、その他はそれなりに普通に暮らせて一定水準は担保されています。

私はエージェントさんほど多くの学校数を見てはいませんが、“深さ”という面では現地スタッフなので圧倒的な知見があります。

そこで言えることがこれです。

 

 

「フィリピン講師の研修制度には学校によって大きな差がある」

 

どうゆう事かと言いますと、表面上ではどこの学校でも「うちは定期的に講師研修を実施しています。」と案内していますが、現実は「学校によって研修している所もあれば全く実施していない学校も存在している」という事です。

これは学校スタッフだからこそ見えてきてしまう部分で、エージェントさんが現地視察した時には研修の現場を目視確認できることはまずありません。

しかし、この研修制度には学校によって大きな落差があることを私は働きながら知ってしまいました。今回は、当校EG ACADEMYの研修内容の一部を例にとってご紹介します。

ネイティブ講師による発音研修

 

ネイティブ講師による発音研修は、クラークエリらだからこそコンスタントに出来る研修ですね。クラークエリアにある語学学校は、ネイティブ講師が在籍しているのがスタンダード。

2022年10月現在でEG ACADEMYには1人のオーストラリアン、2人のアメリカン講師が在籍していて、3人ともコロナ前から当校で教鞭を振るっている講師です。

 

 

主に2人のネイティブ講師がトレーナーとなり、週に1~3回は実施されます。既にフィリピン人講師は発音クラスを受け持っているのに、何故に発音研修を更に行う必要があるのか?と私も最初は疑問を抱きました。

と言うのも、フィリピン人も英語は第二言語として小学校から学んできており大卒しているフィリピン人は基本的に英語レベルが高いです。しかし、英語講師として外国人に英語を教えるとなると、更なる英語レベルと「教える事」のスキルが必要です。 ※特にコールセンターや英語学校講師の採用基準は高くなります。

そこで、ネイティブスピーカーから直接的にネイティブの発音と教え方を学ぶ訳です。

 

 

そして、ネイティブ講師からインプットした教育知識を私たち外国人生徒にアウトプットするわけですね。正直、ネイティブスピーカーからガッツリ毎週定期的に研修を受けられるなんて、他エリアの学校で実施できるのは多くありません。

フィリピン留学を検討している時に「フィリピン人の英語には訛がある」という懸念を特に英語ビギナーは抱きがち。

そもそもそんなことを気にしている以前の問題なのですが、フィリピン人講師たちは今回紹介したようなネイティブ講師の研修を受け、英語の発音スキル向上に努めています。

 

 

コロナ以前は、正直毎週ここまでびっちり研修は行っておらず夏季、春季のピークシーズン後にフィリピン人トップ講師による研修のみでした。

ネイティブ講師陣もこのように高頻度で講師たちに対しトレーナーとして働くことで権威性が高まります。

この権威性って、物事をマウント取って教える立場としては重要ポイント。この研修制度はネイティブ講師陣たちにとってもプラスに働き、EG講師全体として相乗効果が見えてきています。

 

 

公開模擬クラス

 

上の画像は当校の学生スタッフが模擬クラスを受けている場面です。この模擬クラスは全フィリピン講師マンツーマンクラスを当校のフィリピン講師リーダー3人が加点方式で評価します。

模擬クラスの内容は文法、リーディング、会話など自由に講師自身が決められ、当日まで準備。1講師につき約20~30分間行われます。

講師自身も普段はマンツーマンに慣れているため、複数の他人を前にして自分の授業することに対し最初は恥ずかしいようでしたが、回を重ねるたびに必然的にいつものペースでリラックスして表現できるようになっていますね。

 

 

人間って慣習的事柄は時間が経過すると少なからず漫然となってしまうもの。そして自分自身を俯瞰出来なくなってしまいます。この研修では3人の視点で様々な角度から評価され、採取的には数値とコメント付きで全講師に成績が戻ってくるので自身の強み、弱点が具体的に認識できるわけです。

社会人になってからだと、他人に評価されるのって気分良く感じる方もいれば大半はあまり評価されたくないのではないでしょうか。私はどちらかという評価されたくないですね!

自分の物差しと他人の物差しが違うのは理解していても、やっぱりネガティブ評価されると気分よくないです!それをわかっていても客観的助言を取り入れ咀嚼し、改善していかない限りは成長ありません。

 

 

私が見ていてきになったのが、「マスク着用時の声量」ですね。フィリピン留学ではまだまだマスク着用が義務みたいなところはあります。まあ1メートル以内で面と向かっていますし、留学中に陽性になる生徒もゼロではないのが現実なのでもうしばらく着用したほうがいいと私は考えます。

で、マスク着用していると若干声が聞き取りにくいので、そうなることを理解して適宜対応できている講師と出来ていない講師がいること。これって教えられる前に気づけるか否かで対応力が評価できます。

特にグループクラスでは声が小さいより、ちょっと声量が大きいくらいのほうが丁度いい。生徒は「もう一度言ってもらっていいですか?」って言いづらいものですからね。

 

 

それにしても、今回この記事を作るためにも複数講師の模擬クラスを観察していましたが、基本ベースは同じでも個性が結構出てくるものです。

生徒と座ったまま論理的に教える講師もいたり、講師が立って黒板に準備してきた教材を張り付けたり、生徒に積極的に質問を投げかけてアウトプットさせる姿勢の講師もいたりです。

利用している教科書は当校が作成した教材なので基本は同じですが、「教え方」はホントに十人十色。

 

これは賛否出るんですかね?私たちが義務教育を受けている中でも担任の先生のキャラってかかなり違いがありました。

真面目に生徒と向き合ってくれる先生、俳優のモノマネをして生徒を笑かせてくれる先生、とにかく優しく時には厳しく接してくれる先生…。

このようにキャラは千差万別でも生徒に教育する根幹は同じ。フィリピン留学の講師陣もこれでいいんじゃないかと思います。まあそれが受け入れられないなら私としてはYouTubeで学んでくださいと受け入れ拒否するのみです。

 

TOEICベースの講師試験

 

こちらも全講師にTOEICベースで作られた当校オリジナルの講師向け試験。この試験は月に1~2回実施され、ほぼTOEICと同じ内容ですが問題数が若干少なくなっており簡略化されたTOEICといったところ。

フィリピン講師たちは定期的に個人でTOEICを受けているわけではないので、この試験も数日前からみんなかなり神経質になっていましたね。

当校では「試験対策を教えられる講師」と、「一般英語のみを教える講師」と2つに分けられております。

 

さらに当校では試験対策コース受講者が日本人全体ではたったの2%!当校では大半の生徒は英語ビギナーが来られていて、試験対策コース申し込み者はレアな存在です。

とは言え、韓国人や台湾人生徒は日本の倍以上に試験対策コースを選んでいます。国籍によってニーズの大きな差があるのです。

このTOEICベースの試験の開催頻度は少ないのですがこちらのスコア、模擬試験の評価、生徒からのアンケート結果の3つから最終的にトップ講師は表彰されます。

 

 

金一封とかはありませんが、人前で表彰するという行為がフィリピン人のマネジメントとしてはめちゃくちゃ重要ポイント。

フィリピンの教育文化ではとにかく褒めます、称えます。正直、日本人からすると「他人より努力をして結果を出せた者だけ」が褒められ称えられるのが常識と捉えられます。

しかし、フィリピンの表彰の場面を見ていると先天的なもので、特に努力をせずに栄光をつかみ取ろうというヒトが非常に多く見受けられます。

 

例えば、フィリピン女性で地元のミスコンが小規模で沢山あり、取り敢えず何かしらの賞を受賞します。また、学校やスポーツイベントでも何かにつけて大半の方が何か受賞するんですよね。

特に女子のミスコン受賞フェイスブック投稿は多い!またか!みたいな。まあでも事実かわいいからイイね!しちゃうんですけど。

けど基本的に人間は褒め伸ばしでモチベーションも上がっていきます。昭和の日本企業みたいに叱って反骨精神で当人のモチベーションを反発させるというのは、心理学的にもマイノリティーですし大半の方は褒められたいと思っています。

 

 

なので、当校の講師研修でもトップスコアラーには毎月顔出しで表彰者を発表し、表彰状も発行します。とにかく称えます!これが人間、特にフィリピン人には重要なのです。

毎月3~4人が表彰され、年内にはバランス良く全員が表彰されるかわかりませんが個人的には今の日本みたいに全員が表彰されるというのには反対ですね。

やはり他人より努力して結果を残したモノのみが表彰され称えられるべきだと強く考えます。この世は生まれた時から不公平だとビル・ゲイツも言っています。

 

これらのようにEG ACADEMYでは毎月全講師が研修を実施しており教育レベルアップ、組織力の向上に繋げています。と言っても当校は全くの素人講師は採用しておりません。講師採用基準としては大卒以上、2年間以上の英語講師経験者を条件としております。

ここまで赤裸々に紹介出来るのは実際に行っているからであり、他校に留学、働いていたころは各講師に教育方法は丸投げ状態でした。

2校はそのような状態でしたので間違いなくこれは氷山の一角。フィリピン留学の学校では教育内容は講師に丸投げしているところもかなりの数があるはずです。

 

日系韓国系問わずこの点はしっかり確認したほうがいいかもしれません。日系ならしっかりやれているだろうという思い込みは危険です。事実、コロナになって返金もろくに対応できていない学校が日系でも存在しています。

明らかにしたくないことがあるのは国籍問わず同じです、逆に当校は韓国系ですがこのように研修も行い、コロナ関連の返金も100%対応しています。

日本の企業だから安心だろうという安易な思い込みは捨てて、慎重に留学先はエージェントさんと選んでください。それではまた!

 

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