【フィリピン留学2022】フィリピン留学の学生インターンとは?!
ここ最近になり2023年の留学申し込みが増加傾向、学校側も留学エージェントさんも高揚してきています。勿論当校も人気校の一つなので、時期によっては満室になっています。クラークの人気校EG ACADEMYで日本人マネージャーとして働いているTAKAです!
フィリピンの語学学校では、正社員のマネージャーと学生インターンが働いているところが大半。当校も来春の申し込み増加に伴い日本人学生インターンを追加募集掛けます!(11月18日時点)
しかし、他校のインターン経験者や留学エージェントさんから話を聞いていると学生インターンの扱いに差がありますね。まさに中にはブラックバイトみたいにバキバキに働かせる学校も存在するようなので、応募する際には重々お気をつけください。そもそも学生インターンってどんな事やるん?待遇は?気になります!
ざっくり言うと、「半日オフィスワーク + 半日授業」です。
この説明だとざくっり過ぎるので、今回はEG ACADEMYの学生インターンについて詳細に紹介します。私は過去に他3校見てきましたが、EGの仕事内容は至って平均的です。
学生インターンの募集条件
この2つです!何とも障壁が低いですね!上記2点について説明していきます。
日本国籍で6カ月以上滞在可能な方(6カ月後に延長可能)
単純に短期インターンは受け付けませんという事。6カ月以上であれば長ければ長いほど学校としては助かりますし、採用を考慮する際に一つの重要ポイントになります。
実際に現地での生活費が尽きるまで滞在するインターン生もいるので、そんな感じで構いません。ちなみにフィリピンクラークでの生活費はというと、生活スタイルによりけりですが週末のみ外食と市内の外出、月1くらいで遠出するくらいの生活だと大体4万円弱くらいで足ります。
毎晩外食や思いきり遊んだりしていたら月10万を超えることもあると思います。
日常英会話がなんとか話せるレベル!
特に具体的なTOEICスコアやIELTSスコアは求めません。むしろスコアが低くてもコミュ力がある方を採用します。(そりゃハイスコアであれば尚良い)逆にハイスコア保持者でも面接時に話し方や所作に難ありだと、どこの企業も採用しませんし私も採用しません。
とは言え、「やってみたいけど英語に自信が無い…。」という方は一歩踏み出してみて欲しいですね。私たち外国人の英語力も完璧ではありませんし、学生インターンに完璧なキレイな英語は求めていません。求めるのは留学生との会話力と調整力です。
働いているうちに英語の自信(英語スキルは別)は付いてくるので、そこは心配しなくて全然OK!
そうゆうことで「日常英会話がなんとか話せるレベル」と表現している訳です。また、EG経験者だと生徒への信頼感も上がりますし、イチから教えなくても働けるので当校としては優遇しますよね。もしくは他校のフィリピン留学経験者も客観的アドバイスもできると想定するので、こうゆう方も優遇されます。
あと、これは個人的ですが社会人経験者を優遇します。やはり半日仕事をするわけで、仕事の優先順位やスピード、質、応対も安心できると期待します。学生でもアルバイト経験豊富だと優遇したいと思います。
やはりアルバイト経験豊富だと動きが断然に素晴らしいです!ぶっちゃけ、こうゆう人材にもう一度巡り合いたいし、いつでも戻って来て欲しいし、仕事がしたいですね!
仕事内容と勤務時間
仕事内容は?
1. 留学生のサポート全般
2. 空港ピックアップ(新入生がいる週末)
3. SNSとウェブサイトの更新
4. その他
一つ目の留学生のサポート全般と言うと多岐にわたりますが難しいことではありません。例えば初日オリエンテーションの午後に新入生と一緒に当校のバンに乗ってショッピングモールに行き、両替の説明、証明写真の付き添い、SIMカード設定方法の説明をします。
これは2回でも行けば場所も覚えますし設定方法も難しくないので自分が毎月設定している事を教えるだけ。ショッピングモールから帰ってきたら用意されている教科書と時間割を確認して、新入生に説明して受け渡しで毎週月曜日の仕事は終了です。
その他には留学生活中、ドミトリーのエアコンが壊れた、トイレが詰まった、グループクラスのレベルを変更して欲しい、先生の変更希望、週末おススメスポットの紹介のようにフィリピン留学生活に関わるサポートになります。
これらは日本人スタッフが受け口となってフィリピンスタッフに伝達し、修正後に日本人スタッフが確認して生徒に伝えるという流れ。
空港ピックアップというのは基本的に週末の土日に新入生がマニラ空港かクラーク空港に到着するので、学生インターンとフィリピン人ドライバーでフライトの進捗を確認しながら空港まで出迎えに行きます。
ピークシーズンでは毎週末ピックアップがありますがローシーズンだとピックアップの無い週末もありますし、他国の学生インターンとローテーションとなっているので毎週末あるとも限りません。
また、ピックアップ時間もバラつきがあるので、深夜便だと日中は普通に休日を過ごせます。
マニラ空港の場合だと合計で5時間の拘束時間となり、クラーク空港だと合計2時間の拘束時間なので丸一日潰れるわけではないので安心してください。
SNSとウェブサイトの更新は当校のフェイスブック、インスタ、ホームページをマーケティングチームが作成したスケジュール通りに投稿していくのみ。
一見簡単そうですが私がマーケティング担当なので、漫然と投稿することは許しません。
インスタやFBのインサイトシステムを吟味し、どのような内容だと、どんな結果に繋がっているのか因果関係を考えた投稿内容を作って、トライ&エラーを繰り返し単なるインスタにならないように取り組んでもらいます。そのためSNSに無頓着な方は基本的に採用しません。
その他には、学校からのお知らせをPOP作成をしたり、新入生向けの備品管理と購入したり、オフィスで必要とされたこと全般をこなすので特に大きな責任は抱えません。学生インターンは生徒の御用聞き的な存在でもあり生徒との距離も必然的に近くなります。逆に私のようなマネージャーは生徒の対応がメインではありません。
そのため、放課後や週末は生徒として飲み入ったり外出したりしていますね。結構気軽にいられる存在だと思いますよ。
勤務時間
・月曜から金曜
・朝8時~昼12時、1時間昼休憩、13時~17時の時間内で1日4~5時間オフィス業務&4コマの英語クラスを受講
・土日はピックアップのある日はフライトスケジュール次第
・今後は土曜にローテーションでオフィス滞在9時~15時で勤務あるかも?(11月17日時点では全く未定)
学生インターンのメリットデメリット
メリット
1. 航空券代だけで留学が実現!
2. 手当として毎月10,000ペソ(約24,000円)貰えるので現地生活費は月20,000円くらいの計算で滞在予定月数分持参すればOK!
3. 基本的に公用語は英語になるので英語で働く、生活することに慣れる
4. SNSマーケティングもやることになるので実績さえ作れれば転職、就職活動に生かせる
5. 家事洗濯も留学生同様のサービスを享受できるので自分の時間が長く確保できる
デメリット
1. 4時間業務、4時間クラスのスケジュールが案外忙しい
2. 厄介な留学生が一名でも存在するとめちゃくちゃ時間と労力を浪費させられる(生徒対応は基本学生インターンなのでマネージャーはあまり関与しません)
3. 現地での手当があるとはいえ自分の現金が着実に減っていく
4. 気になる生徒がいても恋愛が出来ない(発覚した場合、即クビにします)
こうやって見ると、就職転職を控えている方にはメリットの方が断然大きいと思いますけどね。コロナ前までは手当は一切出ませんでしたので仕事内容ももっと楽でした、しかし、現在の当校は学生インターンも戦力の一翼を担っているので、4時間の業務では私から見ていてもTo doはちょっと多いかも?と感じます。
その分手当貰っていますから何も言えません。デメリットで厄介な生徒というのはいわゆるモンスター生徒の存在。私の感覚からすると0.3%の確率で存在していると実感。
これが当たった期間はとにかくやたらと変な注文や細かい指摘、当校のルールを完全に受け入れないなど厄介極まりない人間もいるものです。
かなり稀なケースですが、入学してしまったら卒業もしくは退学するまで面倒みてあげるしかありません。
もう一点、留学生活って四六時中男女が同じ敷地内で生活しているわけなので、イイ感じの子が出てきても不思議ではありません。しかし、学生インターンとは言えスタッフなので、生徒に手を出したら即クビにして強制退学させます。
私はそこら辺はシビアでドライなので発覚し次第バッサリ切り捨てます。不倫、浮気は100%バレないように他言無用でやってください。
学生インターン前後のイメージ
最終章はより具体的に学生インターン生活をイメージしてみましょう。
「ペルソナM」のケース
・25歳男性
・社会人4年目
・彼女無し
・自動車運転免許以外の資格無し
・貯蓄額600千円
具体的な将来の目標は無いが何となく今の自分の現状にくすぶっている。取り敢えずコロナ禍からオンライン英会話を週2で継続中。
このペルソナM(以下M)がツイッター、インスタをスクロールしているとたまたまインターンの投稿、もしくは友人から話が出てきた時にちょっと気に掛けたとします。特に留学しようとまで考えてなかったけどEGインターンの内容を聞くと学費が無料。
概算でいくらか見積もってみます。
仮に6カ月間、ちょっと多めに見積もって渡航してとしても貯蓄額350千円は残ります。それでもちょっと不安だから渡航前からクラウドソーシングで記事執筆の依頼を月に1万円でも受けられるように準備しておくと、フィリピン生活中にちょっと余裕が生まれます。
実際に渡航してみると日本人はスタッフ含めて全体の30%前後なので全く日本語が話せなくなるわけではありませんし、留学背景がそれぞれ異なるので留学目的や留学後の話を聞くと自分の中の選択肢が徐々に増えていきます。
オンライン英会話でインプットしていた知識をインターンの現場でアウトプットの連続、公用語が英語なので何が何でも話さないとならないオフィス。この環境がとても大事。
同時に日本人マネージャーからはインスタやYouTube、フェイスブック、学校HPも定期的に更新しながらインサイトを使って効果測定もすることでSNSマーケティングの力も徐々に向上。
他校の投稿も参考にし、どんなハッシュタグや色使いをしたら効果的なのか、投稿時間帯など色々とトライ&エラーの繰り返し。
そして放課後や週末は留学生たちと外食したり遠出したりして、大体1か月2~3万円の出費ですが当校から1万円の手当が出るので安心ですね。
4~5カ月くらい経過するタイミングで、そろそろインターン後も考えたいところ。
フィリピンって生活してみると案外居心地良い国なので、最近では移住する日本人も増えてきています。とは言え英語のレベルは人それぞれですが、話すことには全く抵抗が無くなっている自分。選択肢としては以下の通り。
この3択は最低でも出て来ます。留学生の大半は日本でキャリアアップ組。ワーホリに行くケースコロナ前は多かったけど、最近はあまり見かけませんが目の前の現金を膨らますならワーホリ。フィリピンにいると案外日本人の求人募集を見かけます。
そして現地で働ける日本人が多いわけではないので、希少性の高さからあまり変人でなければ採用されるはず。それに給与や待遇、かなりイイです!ここに私も惹かれました。
とりあえず海外に出たことで自分の選択肢も増えたし、少なくとも6月前の自分と比較して成長しているし、自信もついてきているはず。
何も武器が無かった自分が国内転職すると「選ばれる側」でしたが、今では「選ぶ側」に立っています。
この立場って、就職市場でも男女の婚活市場でも同じ。着実に経験と一定時間を積み重ねることで、逆の立場に立てるようになるものです。
勝てる場所で確実に勝ち、常に選ぶ側の人間にいたいですね。それではまた!