【フィリピン留学】語学学校の忘年会に参加してきた
こんにちは!フィリピン・バギオのかわけんです。
友人や職場のメンバーでお酒を酌み交わす日本の「忘年会」のスタイルは意外と日本独特です。
忘年会は英語で「Year-end party」と訳されますが、海外ではあまり一般的ではありません。
フィリピンでは「Christmas party」の方が一般的です。私の所属するPINES(パインス)では、つい先日フィリピンの先生やスタッフ一同で「Year-end party」が開催されました。
普段、教室の中で見せる姿とは違う先生達の貴重な様子を今回はこっそりとお見せします。
フィリピン留学を検討中の方は、陽気なフィリピンの先生達の様子をお楽しみください!
パンデミックで2年連続不開催の悪夢
バギオの語学学校であるPINES(パインス)では毎年年末に「Year-end party」が開催されていました。私が初めて参加したのは2019年。
日本の忘年会やクリスマスパーティとは一味違うその風景がとても印象的でした。フィリピンの先生達も毎年このパーティを楽しみにしています。
しかし、パンデミックにより2020年、2021年の実施は適いませんでした。今年の実施も難しいかなぁと思っていましたが、3年ぶりに開催されました。
テーマカラーは「ブルー」。参加者の先生やスタッフはブルーの衣装を身に着け参加しました。パーティ会場もブルーを基調とした素敵なデザインでした。
そして、もう一つ忘れてはならないのテーマが「Surviving together」です。
パンデミックにより多くの語学学校が一時的に営業停止となる中、PINESはオンラインレッスンの強化等、様々な新しいチャレンジに挑み、大きな試練を乗り越えることができました。
「パンデミックを乗り越えたこと」を全員で再確認し、新たなステージへ挑むためにもこの会は催されたんだなと感じました。
今年を遡れば、フィリピン留学が本格的に再開したのは2022年の4月。
「留学再開!」といっても、本当に生徒が来るのか不安も抱える中、お陰さまで日本、韓国、中国、台湾、ベトナム、モンゴルなど多くの国からの留学生を迎えることができています。
このコラムを書いている今現在でもPINESには200名以上の生徒が在籍しています。「パンデミックを乗り越えた」という実感がこのYear-end partyで感じる事ができました。
「フィリピン時間」で開始
パーティの開始時間は17:00でしたが、時間ピッタリに始まらないのがフィリピンです。
10分前には開始をスタンバイしている日本とは違って、17:00過ぎに到着する人もたくさんいます。(笑)
受付が落ち着くのを待ち、開始したのは17:20でした。
2019年が1時間遅れだったのを考えると、かなり早い方です。(笑)
これはこのパーティに限ったことではなく、街で行われるようなイベントにおいても時間ピッタリに始まるなんてことは殆どないのがフィリピンです。
最初は驚きましたが、慣れてくると時間にせっかちにならず、その分心にゆとりを持てるので案外居心地が良かったりします。
日本人はせっかち過ぎるのかもしれませんね。
開始30分以上経っても食事が来ない
日本とは違うと感じたのは、「フィリピン時間」での開始だけではありません。全体プログラムも違い、食事開始まで30分以上かかったということです。
これはフィリピンの文化というより、単に参加したパーティのプログラムがそうなっていたというだけかもしれません。
まず、冒頭で挨拶のスピーチがあるのは日本でも同じですね。
それが終わったら、なぜかゲームが始まりました。
パーティ開始直後にいきなりゲームなんかして盛り上がるのかな?と思っていたら、それが盛り上がるんです。(笑)
さすが陽気なフィリピンの先生達です。皆さん素面ですが、「ワハハー」と笑いながらとても盛り上がっていました。ちなみに、インターナショナルスタッフは、このテンションについていけてなかったです。(笑)
ゲームが終わったら、今度はステージパフォーマンスです。PINESではキャンパスや部署ごとにステージパフォーマンスを行うのが通例です。ちなみに私も踊りました。
パーティの2日前に急遽踊ることになったんですが、完成度はほどほどでもみんなが楽しめたらオッケー!という雰囲気なので問題なしです。
インターナショナルスタッフが参加すると、フィリピンの先生達は盛り上げ上手で温かいです。
スピーチ、ゲーム、ステージパフォーマンスが終わり、30分以上(1時間ぐらいかかっていたかも)経ったところでようやく食事の開始です。
多才なフィリピン人のパフォーマンス
フィリピンの先生達は個性的で、才能豊かな人が多いです。特に際立っているのが、歌のうまさです。
授業中に歌を披露してくれる先生もいますが、とにかく歌の上手い人がフィリピンには多いです。(廊下を歩いていると、歌っている先生とすれ違うこともよくあります。)
加えて、ダンスが上手な人も多いです。これらは実はフィリピンの人たちの生活と結びついています。歌の上手さは教会から来ています。
フィリピンはキリスト教を信仰している人が多く、毎週末に教会へ通う人もたくさんいます。教会では歌をみんなで歌う機会も多く、小さい頃から教会通いをしているような人は、「歌う」という行為が体に染み込んでいるのです。
ダンスについては、「ズンバ」です。フィリピンでは早朝に公園などで「ズンバ」という踊りを大勢で踊るカルチャーがあります。日本のラジオ体操がノリノリになったような感じでしょうか。
このように生活に歌やダンスが馴染んでいるからこそ、フィリピンの人たちはそれらに長けている人が多いのです。
パーティの中でも、フィリピンの先生達は楽しそうに素敵なパファーマンスを披露していました。
私が一緒に踊ったスタッフさんはバク転を披露しました。歌を披露してくれた先生達の美声にも癒されました。
ちなみに、フィリピンの人たちは英語を流暢に喋ることができるので、英語の歌もとても上手です。
パーティでは、普段学校生活の中ではあまり見せないような才能を見ることができたのもとても興味深かったです。
ベストティーチャーの表彰
みんなでゲームをしたり、パフォーマンスを披露したりの楽しいパーティですが、もう一つメインイベントがあります。それは、ベストティーチャーの表彰です。
PINESでは生徒からの授業評価や、ヘッドティーチャーやHRの評価など、講師の質向上のためにもしっかりとした評価システムが導入されています。
それらの評価結果をもとに、キャンパスや部門ごとにベストティーチャーの表彰が行われます。
先生の表彰に加えて、清掃スタッフやアドミンスタッフ、キッチンスタッフといった生徒を陰ながらサポートするような部門の表彰もあります。
表彰された人はもちろん、その表彰された人を周りの同僚の先生やスタッフが明るく祝福している姿もとても印象的でした。
PINESで働いていると、よくPINESのメンバーのことを「PIA Family」(PIA: Pines International Academy)というのですが、単に上層部の人が使っているだけの言葉でなく、スタッフさん含め全体に浸透していて、私が働いていてもとても居心地の良さを感じます。
大盛況のうちにパーティは終了。最後は皆さん写真撮影を行って、解散となりました。
まとめ
今回は、「語学学校の忘年会に参加してきた」というテーマでコラムをお届けしました。
通常、語学学校の記事は授業やカリキュラムのことが書かれていますが、今回は学校の外で行われた「オフショット」の風景を書きました。
私自身、フィリピン留学した際、フィリピンの先生の教える質の高さに驚いたのに加え、フィリピン人のキャラクターそのものがとても好きになりました。
そんな先生やスタッフの人たちとパンデミックを乗り越えることができたということにこのYear-end partyを通して改めて感じることができて、自分自身にとっても特別な時間でした。
写真からも楽しそうなフィリピンの先生達の姿を見ることができたと思います。こういった学校の外で見せる明るく陽気な姿を見ていただくことで、フィリピン留学をもっと身近に感じていただければ幸いです。
主にフィリピン留学に関するコラムを他にも執筆していますので、他の記事も是非ご一読ください。