【バギオ留学】フィリピン留学中に食べれるラーメン屋さん3選
こんにちは!フィリピン・バギオのかわけんです。
海外では「日本食」が大人気です。
私は管理栄養士の資格を持っていますが、海外の食事は高カロリーで塩分や糖分などがたくさん含まれている食べ物がとても多く、栄養バランスがいいとは言えません。(留学中に太ってしまう人が多いので注意です!)
その点、日本の食事は栄養バランスも良く、味だけでなくヘルシー志向の外国人にも人気です。フィリピンでも日本食の人気の高さは確かであり、首都のマニラにはたくさんの日本食レストランがあります。
人口40万人ほどのバギオにも日本食レストランはいくつかあり、その中でもラーメンはフィリピンの人たちに大人気です。
今回は、バギオ留学中に訪れることができる人気のラーメン屋さんを3つ紹介します。バギオ留学中にラーメンが恋しくなったら、訪れてみてください。
ラーメンは寿司に負けない人気
英語版のブログやネット記事では日本食ランキングをまとめた記事が多くあります。
その中で、どのような記事においても上位に掲載されるのは、やはり寿司です。
海外の人からの寿司人気はかなり高いです。
その寿司に負けない存在を見せているのが、実はラーメンです。
日本人もラーメンが好きな人は多いですが、ラーメンを「日本食」として認識している人はもしかしたら少ないのかもしれません。
しかし、海外の人からするとラーメンは立派な日本食なのですね。
「What is your favorite Japanese food?」(好きな日本食は何ですか?)
と、フィリピンの友達に聞くと、「Ramen!」と答える人がかなり多いです。
日本でも有名な「一蘭」や「一風堂」、「山頭火」などのラーメン屋さんは海外にもブランチを持っており、外国人からの認知度も高いです。
ちなみに、2023年1月に元サッカー日本代表の本田圭佑氏が「ラーメン屋。あの美味さで730円は安すぎる。」とツイートして話題になりましたが、この意見は海外に住んでいると理解できます。
カナダでは、チップを含めラーメン一杯が2,000円前後するのは当たり前でしたし、フィリピンでも400~500ペソ(日本円で1,000円前後)するところも多いです。
海外におけるラーメンは、手軽に食べるというよりも、ちょっとした贅沢という感覚の方が近い気がします。
フィリピンの人たちの日常になっているラーメン
フィリピンでは、日本式の本格的なラーメン屋さんは値が張りますが、カップラーメンや袋のラーメンはお手軽な価格で手に入ります。
語学学校でもランチやおやつにカップラーメンを食べるフィリピンの先生がいます。また、私のハウスメイトのフィリピン人も袋のラーメンをまとめ買いしていて、料理が面倒な時はそれをよく食べています。
語学学校の生徒も夜食であったり、学校の食事に飽きたらカップラーメンを食べたりする人が結構います。スーパーやコンビニで売っているインスタントラーメンは、フィリピンのメーカーのものもありますが、韓国メーカーのものも数が多く人気です。
バギオには韓国の食材が売られているコリアンマーケットが多くありますが、そのお店に数多くの韓国ラーメンが置いてあり、フィリピンの人からもとても人気です。日本のラーメンも売ってはいますが、韓国ラーメンに比べると、品数は少なく、また少し割高な印象です。
ちなみに、バギオはレストランも日本食レストランより韓国レストランの方が多く、フィリピンの人にとっては焼肉よりもサムギョプサル、日本酒よりもソジュの方が馴染みあるようです。
そんなバギオにも最近、日本式のラーメン屋さんが少しずつ増えてきています。私が実際に行ってきた3店鋪をご紹介します。
SMモールにある「Ramen NAGI」
まず一つ目は、SMモールに入っている「Ramen NAGI」です。
ここは私が2018年にバギオ留学した当時からあったお店で、バギオでも有名なお店です。今回紹介する3店鋪の中で、個人的には一番好きな味でした。
「Butao King」に煮卵をトッピングしたものを注文しました。
味は日本で食べる豚骨ラーメンと遜色ないこってりとした味でした。
チャーシューや煮卵といったトッピングも美味しかったです。
値段はラーメンがトッピング込みで500ペソ、サービスチャージが含まれてトータル550ペソでした。
これは日本円で1,000円以上に換算されます。パスタは200~300ペソぐらいで食べられることを考えると、こちらのラーメンはなかなかいい値段がするということがわかります。
そんな高い価格設定であれば、お客さんはどれくらい入っているの?と気になります。それが、普通にお客さんが多いんです。
午後3時ぐらいにお店に行ったんですが、ランチどきではないにも関わらず、お客さんがたくさんいました。
私が行った時は、お客さんは外国人観光客ではなくフィリピンの人たちばかりでした。フィリピン現地に住んでいると、恐らく生活水準の高いであろうフィリピンの人たちを実はよく見かけます。
個人差は当然あるでしょうが、豊かな生活を送っている人は意外と多く、こういったレストランにもたくさんのお客さんが入っています。
そういったライフスタイルや所得水準の変化が、日本食レストランなどの増加にも繋がっているのかもしれません。
日本で修行した「AGARA」Ramen
二つ目は、「AGARA」ラーメンです。看板にカタカナの「アガラ」と書かれているのが特徴です。
数年前にオープンしたこのお店は、日本のラーメン屋さんで働いたことのあるフィリピン人の方がお店をされているようです。
お店はカウンターがメインで、全部でおよそ10席ほどの小さい規模です。
一度に入れる人数が限られていることもあり、お店の外には行列ができていることがよくあります。繁盛している証しとして、2022年の年末あたりにはバギオ市内に二号店がオープンしました。
人気上昇中ラーメン屋さんで、フィリピンの首都マニラからの観光客も多く訪れているようです。私が務める語学学校の日本人生徒も結構な数の人が訪れているようです。
フィリピンのレストランは、カウンター席よりもテーブル席の方が一般的ですが、AGARAラーメンはカウンターメインとなっていて、お店の作りが日本のラーメン屋さんに似ています。また、席に着くと「おしぼり」も出してくれます。
フィリピンのレストランではおしぼりを出すカルチャーは基本的にないので、これも日本人にとっては嬉しいサービスですね。
カウンターから見えるところでチャーシューを炙っているなど、食事以外でも楽しめるエンターテイメント性があります。
私は「中華そば」を食べました。…というか、残念ながらその時は他が品切れでした。
気になる味については、正直私の周りでは二つに分かれています。
日本人の友人で「日本のラーメンに似ていて美味しい!」という人もいれば、「うーん…」という人もいます。
値段は一つ目の「NAGI」よりも若干安いですが、350~500ペソほどするので、フィリピンのレストランの中でも安いというわけではないです。
ちなみに、メニューの表記が英語だけでなく日本語表記もありますが、こういったラーメン屋さんや日本食レストランは多いです。
おいしい?「OISHI」Ramen
最後の三つ目が、「OISHI」ラーメンです。名前が「おいしい」となっていていいですね。
こちらのラーメン屋さんは語学学校PINESのメインキャンパス横にあり、パンデミック中にオープンしました。オープンして間もなくは、たくさんのお客さんが毎日のように訪れていました。
メニューにはラーメン以外にも丼物など他の日本食もあり、ラーメン以外の食事が目的でも楽しめます。値段については先に紹介した「NAGI」や「AGARA」よりもリーズナブルです。
味に関してはあくまで個人的な感想ではありますが、値段が安い分、本格的とはいえない気がします。しかし、リーズナブルにラーメンを食べたいという人にとっては楽しめると思います。
丼も食べましたが普通に美味しかったですし、ラーメンと丼の二つで値段は先述した「NAGI」や「AGARA」のラーメンと同じぐらいです。
個人的にはラーメンも丼も好きでしたし、他に比べ手軽な値段でラーメンなどの日本食を楽しみたい人にはオススメできると思います。
バギオのラーメン店のまとめ
以上、フィリピンでのラーメン人気について、及びバギオ留学中に訪れることができるラーメン屋さん3選をお届けしました。
あくまで個人的な感想ではありますが、3つのラーメン屋さんをまとめると、本格的なラーメンを楽しみたいなら、「NAGI」と「AGARA」ラーメンで、リーズナブルに楽しみたいなら「OISHI」ラーメンかなと思いました。
せっかくフィリピンに留学するので、できればローカルフードにトライして欲しいという気持ちがありますが、日本食が恋しくなることもあると思います。
日本食が海外ではどのように提供されているのか、どのような味付けになっているのか、どのようなお客さんに好まれているのかといったことを見ることは「日本を外から見る」という点において重要です。
せっかく海外で日本食を食べるのであれば、ただ「美味しいなぁ」と食べるだけでなく、周りを観察して海外だからこそ学べることを体験して欲しいですね。
この記事を書いたのは2023年始めですが、これからバギオにはさらに日本食レストランが増えていくかもしれません。(実際にSMモールには日本食レストランが増えています。)
バギオ現地からの最新情報をお届けしていきますので、フィリピン留学を検討中の方は他のコラムもお楽しみください。