【英語学習】留学前にやっておけば良かった…スキマ時間活用法で英語力貯金を作ろう!
こんにちは!フィリピン・バギオのかわけんです。
「留学前にもっと勉強しておけばよかった」
多くの留学生が留学後に感じる後悔の念です。
「勉強しなきゃいけないのはわかってはいるけど、仕事があるから時間がない」
英語学習のための「まとまった時間」を取るのはなかなか難しいですよね。しかし、「スキマ時間」であれば確保することができます。
この「スキマ時間」をいかに上手に使うかが、英語学習のキーとなります。
今回は「スキマ時間活用法」をご紹介します。
意外とたくさんあるスキマ時間
私が留学を決めた時は仕事をしていました。
仕事をしていると、数時間まとまった時間を確保するのはなかなか難しいです。
ですが、留学を決めたのであれば日本にいるうちにしっかりと英語の勉強をするか、しないかが、その後の留学生活の充実度に影響します。
仕事で忙しくて、まとまった空き時間がない人でも持っているのが「スキマ時間」です。
1日の過ごし方を振り返ってみると、この「スキマ時間」は意外とたくさんあります。
例えば、以下がスキマ時間です。
・お昼休憩
・食事中や前後
・トイレへ行く時間
・歯を磨く時間
・待ち合わせやミーティング待ちの時間
・料理をしている時間
こういったスキマ時間を積み重ねると、1日に1~2時間確保することができます。
まとまった時間を取れなくても、3〜15分の細かい時間を蓄積させ、この時間を使って英語学習を実践することが上手なスキマ時間活用法となります。
一度自分の1日のスケジュールを振り返ってみましょう。
「電車を待っている間に5分ほど時間があるなあ」
「ランチを食べた後、お昼休憩が終わるまで15分あるなあ」
などのように、1日を細かく見ていくと、案外スキマ時間がたくさんあることに気付きます。
「スキマじゃない時間」でやるべきこと
スキマ時間を使った学習を見ていく前に、「スキマじゃない時間」でできることをまずは確認しましょう。
例えば、仕事終わりや休日に2時間の勉強時間があったとします。
このようなまとまった時間ではどのような勉強をするべきでしょうか。学習例は以下の通りです。
・英語の文章を書く
・参考書を見ながら理解する
・オンラインレッスンを受講する
ある程度のまとまった学習時間があれば、問題を解いたり、オンラインレッスンを受けたりすることができます。
TOEICやIELTSなどの資格対策の過去問題を解くような勉強はスキマ時間で行うのは難しく、これらは「スキマじゃない時間」を活用して行うべきです。
ざっくりと1日の学習時間を分解すると以下のようになります。
スキマ時間 + スキマじゃない時間 = 1日の学習時間
つまり、貴重な「スキマじゃない時間」の方ではその時間でしかできない学習を行うことが大切です。
この時間を使って、スキマ時間でもできるようなことばかりをしてしまうと、時間の使い方としてはもったいないです。
ここの部分をしっかりと抑えた上で、スキマ時間でやるべきことを見ていきましょう。
「スキマ時間」でできること
先ほどは問題集を解く、オンラインレッスンを受講するなどまとまった時間があればできることを見ていきました。
次に、スキマ時間でできることを確認していきましょう。
時間にすれば3分ほどの細切れの時間でもできるものです。学習例は以下の通りです。
・リスニングをする
・ショート動画を見る
・ひとり言を言う
簡単にそれぞれを確認してみましょう。
・単語を覚える
単語帳を見る、単語カードを作る、単語アプリを使うなど単語の覚え方にはいくつか方法があります。
スマホのメモ機能やアプリを使っていれば、いつでもどこでも単語をチェックすることができます。
電車の中でも見られますし、LINEやインスタなどをチェックするためにスマホを開いたときについでにちょっと見ることもできます。
・リスニングをする
「ながら聞き」という言葉があるように、リスニングは移動している時、ジムで運動している時などいつでも実践することができます。
語学学校の生徒さんを見ていると、ジムでの運動中や食事中、休み時間などにイヤフォンをしている人をよく見かけます。
集中してしっかりと聞くというのが学習上大事ではありますが、まずは英語がずっと耳に流れている状況にするということが大切ですので、常に英語の音声が流れるような環境を作りましょう。
・ショート動画を見る
ありがたいことに、インスタやYouTube、TikTokなどのおかげで英語を娯楽感覚で学べるショート動画がたくさんあります。
動画をアップロードしている人たちはトピックだけでなく、編集にも工夫を凝らしているので、短い時間に効率よく学ぶことができます。
このショート動画のいいところは英語学習に関連した動画を見始めると、アルゴリズムで関連動画も英語学習に関連したものばかりになるので、自発的に選択しなくても次から次へと様々なトピックを学ぶことができます。
・ひとり言を言う
日本語で「今日の夜ご飯は何を食べようかなあ?」などひとり言をつぶやくことがあります。
こういったひとり言は仕事中でも、お風呂に入っている時でもどんな時でも言うことができますよね。
英語のひとり言はスピーキングを上達させるうえで有効な練習方法です。
歩いている時に何か考えていることを英語で考えたり、つぶやくような癖をつけておくと、日常的に英語をアウトプットすることができます。
また、IELTSなど資格対策をしているのであれば、「Describe your hometown」(ホームタウンについて説明してください)のような問いに対する回答の練習をするのも効果的です。
ここで挙げた学習例を参考に、スキマ時間を使って英語学習をしてみましょう。
実践例1:通勤中にリスニング
ここからはより具体的な実践例を3つ紹介します。
特に難しい準備などは一切必要ないので、今日からでもすぐに実践できます。
一つ目は、通勤中にリスニングです。
私は日本にいた時に車で移動をしていたのですが、移動中は車の中でリスニング教材をいつも聞いていました。加えて、車の中だと口に出すこともできるので、声を出しながら復唱もしていました。
カナダにいた時は地下鉄での移動が多かったのですが、その際はイヤフォンで英語のニュースやスピーチを繰り返し聞いていました。
ちなみに、カナダなど英語圏に住んでいると、イヤフォンをしなくても周りの会話がベストなリスニング教材になるので、周囲の人の話に耳を傾けるようにもしていました。
この学習方法は通勤手段によらず、車、電車、自転車、徒歩などどのような場合においても基本的には可能です。
仮に通勤時間が片道30分だとすれば、一日で往復1時間分の学習時間を確保することができます。5日間で5時間、1ヶ月だと20時間とかなり大きな時間です。
通勤時間はスキマ時間の中でも長い時間となる人が多いと思いますので、ここは大事にしましょう。
実践例2:トイレに行くたびに単語3つ
二つ目は、トイレに行くたびに単語3つです。私たちは必ず1日のうちに何度かトイレに行きます。仕事中であっても、お手洗いに行く時間は確保できます。この時間を使って、単語を覚えるのです。
単語学習をまとまった時間に大量にやると、覚える量が多すぎて嫌になりますが、スキマ時間でちょこっとするぐらいであれば比較的キツくないと感じるでしょう。
単語学習において大事なのは、繰り返すということです。一回で単語の意味や発音を完全に覚きるのは不可能です。
何度もその単語に触れることで、短期記憶から長期記憶の脳へと入っていきます。
例えば、1日にトイレに5回行ったとすれば、単語3つ×5回=15語をトイレの時間だけで学習できたことになります。
1週間毎日続けたとすれば、15語×7日=105語、さらに4週間続ければ420語です。大きな数ですよね。
トイレに行くというスキマ時間を上手に活用するだけでこれだけの単語を学習することができるのです。
実践例3:食事前後にショート動画
三三のであれば、オーダーしてから料理が届くまで数分の時間があります。
また、食事が終わってすぐに立ち去るのではなく、お茶やコーヒーでも飲みながらちょっとゆっくりしてみませんか。そして、その時間を使ってスマホでショート動画を見ましょう。
音がなくても字幕だけで意味を理解できるショート動画も多いですので、見るだけでも学ぶことができます。
仮に、1分の動画で1つの英語フレーズを学べたとすれば、食事前後で3つは学習することができます。
1日3食を摂る際に実行したとすれば、3フレーズ×3食=9フレーズを1日で学習することができます。これを4週間続けたとすれば、9フレーズ×7日×4週間=252フレーズです。
どうですか?
250個ものフレーズを勉強すると考えると、ハードルが高い印象がありますが、食事前後のスキマ時間を使うだけでこれだけ効率的に学習することができるのです。
このようにスキマ時間を上手に活用するとたくさんの英語に触れることができるので、是非実践してみてくださいね。
まとめ
今回は「スキマ時間活用法」というテーマで英語学習をする上での工夫についてお届けしました。
私が所属するPINESという語学学校は対面の授業に加え、オンラインレッスン(IELTS TRAINER PRO/ 11talk)も提供しています。
フィリピン留学中の生徒さんの学習相談をする時は「時間がない」という悩みは基本的にはないです。なぜなら、留学中は仕事や学校を中断して英語学習に集中しているので、1日中英語の勉強だけをすることができるからですね。
一方で、オンラインレッスンを受講している生徒さんとカウンセリングをしていると、多くの人が「時間がない」という悩みを抱えています。
理由は、オンラインレッスンを受けている人の多くが仕事をしていたり、学校に通っていたりするため、1日の中で英語学習に割ける時間が限られているからです。この記事を読んでいる方の多くは、後者のように英語学習に割ける時間が限られているのではないでしょうか?
本文の中の実践例で紹介したように、お手洗いに行く度に単語を3つ学習するだけで、4週間で400語以上の単語を学習することができます。このように、スキマ時間を上手に活用できるかどうかは英語を上達させる上でとても大切です。
「塵も積もれば山となる」「千里の道も一歩から」などという言葉があるように、小さな積み重ねが1ヶ月後、1年後には大きな違いとなります。留学に向けて、早速今日から始めましょう。
今回の英語学習に関するものの他に、フィリピン留学のことを中心に留学コラムを書いていますので、他の記事も是非チェックしてみてください。