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カテゴリー:ニュース

【要確認!】フィリピン入国に必要な手続き(2023.4.15情報)

公開:2023/05/01 著者:河端 健司 427 Views

※こちらのページは2023年情報となっております。最新情報は下記URLをご確認ください!

 

 

こんにちは。 フィリピン・バギオのかわけんです。2023年4月時点、日本やフィリピンなどあらゆる国における入国規制は前年までに比べ、だいぶ緩和されています。

昨年まではワクチンの接種条件に加え、PCR検査の陰性証明書の提出や空港到着後も煩雑な手続きがあり、留学するにしても入国や出国がなかなか面倒でした。

それらが、徐々に簡略化され、私自身もこの留学コラムを書いている数週間前に日本とフィリピンの往復をしましたが、出入国が非常にスムーズになった印象でした。

 

フィリピンの入国にあたり、必ず登録が必要な手続きに関する情報が先日フィリピン政府より新たに発表されました。

ということで、今回は「フィリピン入国に必要な手続き」(2023.4.15現在)をお届けいたします。

なお、フィリピンは政府等から発表された後でも細かな修正(時には大きな方向転換も)が随時入ることが少なくありませんので、最新情報は公式なものを確認するようにしましょう。

登録が必要な「e-Travel」

早速ですが、フィリピンの入国時に必要な手続きについて説明します。「e-Travel」と呼ばれるものへの登録です。登録方法はWebサイトから登録することができ、申請は無料となっています。

帰りの便の日時が決まっているからといって、1ヶ月前など早くから事前に登録しておくことはできないようで、出発時刻の72時間前からの登録が可能となります。

ビザ等の種類により一部登録対象外の方もいますが、語学留学の場合は基本的には必須になるかと思います。WEBサイトから登録ができるので、専用のアプリをダウンロードする必要はありません。

 

この「e-Travel」の登録についてですが、フィリピン政府が2023年4月15日より、国籍を問わずすべての入国者に対し登録を必須にすると先日発表しました。

なお、新型コロナウイルスによる水際対策等について、フィリピンではこれまでも発表後に内容が変更になったというケース(日本ではあまり考えられませんが…)がありますので、最新情報については都度確認するようにしましょう。

ちなみに、今回の発表内容についても、政府からのものと移民局からのものとで内容に若干違いがあったようで、フィリピンではこのようなことがよくあります。

 

「e-Travel」登録方法

次に、「e-Travel」の登録方法についてです。(画面等は2023年4月現在のものです)Webサイトのトップ画面は以下のような表示となっております。

 

 

上部の「Announcement」にもあるように、登録は出発または到着の72時間目前から可能となります。

回答項目などは英語で表記されていますので、わからない単語があれば調べて、誤入力のないように気をつけましょう。

まず、最初の選択肢ですが、日本のパスポートなどフィリピンのパスポート以外を所持されている方は「FOREIGN PASSPORT HOLDER」を選択します。

 

 

その下の「Travel Type」ですが、フィリピン入国の際は「Arrival (Entering the Philippines)」を選択します。(※フィリピン出国の場合は「Departure (Leaving the Philippines)」を選択)

更に下の「Transportation Type」は飛行機の場合は「AIR」の選択となります。

そして、残りの項目の「Date of arrival」には到着日を、「Enter Email」にはメールアドレスを入力します。規約に同意をしたら「Continue」をクリックし、次のページへ進みます。

 

 

ここからは、合計6つのSTEPがあります。

 

・STEP1:Personal Profile

氏名やパスポートナンバー、電話番号等の個人情報を入力します。

 

 

・STEP2:Permanent Country of Residence

住んでいる国の住所について入力します。

 

 

・STEP3: Travel Details

到着日、出発地、フライトナンバーなどトラベルの詳細について入力します。

 

 

・STEP4: Destination Upon Arrival in the Philippines

フィリピンでの滞在先を入力します。

 

 

語学留学の場合は、留学先の語学学校の住所と電話番号の入力で問題ないかと思います。

なお、バギオの語学学校へ留学される場合は「State/Province」は「BENGUET」、「City/ Municipality」は「CITY OF BAGUIO」となります。

 

 

・STEP5:Health Declaration

ワクチンの接種状況について入力します。

 

 

・STEP6:Summary

入力した内容に誤りがないか最終確認します。入力がすべて完了したら、QRコードが発行されます。その画面を保存し、これにて事前登録は完了です。

特にトラブル等なければ10分ほどあれば、登録完了するような内容となっています。

 

「e-Travel」フィリピン入国時

フィリピンに到着したら、入国手続きの際にQRコードが表示された画面を係員の方に見せる必要があります。

私が2023年4月(4月15日以前)にフィリピンへ入国した際は、以下のような流れでした。

 

1. 飛行機から降りる
2. 最初の通過ポイントで係員にQRコードを見せる
3. 係員の方がそれをチェック
4. およそ5秒で通過

 

以上です。係員の方から何か質問をされるようなことはなく、QRコードの画面を見せただけで完了しスムーズに終わりました。

このチェックポイントを通過したら、税関手続き等の通常の入国手続きとなります。

2022年1月に日本からフィリピンへ入国した際は、いくつかの検査や手続きなどが空港に到着してから空港を出るまでに1~2時間かかりました。

 

→ この時は空港に着いてから色々と手続きが必要で疲れました。

 

2022年のフィリピン入国時は、かなり手続きがスムーズになっていましたが、今回はさらに入国手続きが迅速になり、空港到着から空港を出るまでの時間は30分ぐらいだったと思います。

 

日本帰国時は「Visit Japan」の登録を!

ここまでは、フィリピンに入国する際に必要な手続きを説明しました。次に説明するのは、「日本に帰国するとき」の入国手続きです。日本入国の際に登録が必要なものが「Visit Japan Web」です。

 

 

「Visit Japan Web」は入国手続き「検疫」、「入国審査」、「税関申告」、「免税購入」をウェブで行うことができるサービスです。(公式Web siteより)

登録に必要なものは、航空券、パスポート、ワクチン接種証明書または検査陰性証明書、メールアドレスとなります。

これらはフィリピンへ入国する際に既に準備しているものなので、追加で準備をするようなものは特にないですね。

 

公式Webサイトを開くと、登録は日本到着予定時間の6時間前までに済ませるようにと案内がされています。(2023年4月現在)

登録はとても簡単で、はじめにアカウント作成をし、その次に利用者情報の登録をします。その後に入国スケジュール等の登録をすれば完了です。

以前は検疫手続きで入国時のQRコードの登録が必要でしたが、2023年3月末に日本へ帰国した際は、QRコードの登録は不要となっていました。実際に、日本に到着したときに「Visit Japan」を使用した感想ですが、とてもスムーズでした。

 

係員の方に登録済みの画面を見せたら、何かを聞かれることもなく、すぐにチェックポイントのようなところを通過することができました。

 

登録自体も難しくないですし、2021年や2022年に比べて、日本に帰国するハードルがものすごく下がったということを感じました。

今は、このように多くの国で入国のハードルが下がっているということもあり、逆にあまり事前準備をしないまま日本へ帰ってしまうということもあるかもしれません。

フィリピン留学が終わり、日本へ帰国する際はついつい安心して何もしないまま帰ろうとしてしまわないよう、「Visit Japan」の登録を忘れないようにしましょう。

 

必ず最新情報のチェックを!

フィリピン入国時、日本帰国時に必要な手続きをそれぞれ説明しましたが、2020年にパンデミックが始まってから今日に至るまでの流れでもわかるように様々な取り決めというのは随時更新されていきます。

フィリピン留学をするのが半年後であるならば、その直前にも最新の情報をチェックするようにしましょう。

また、SNSやブログなどは参考情報として確認をし、公式情報でしっかりとチェックするようにしましょう。

 

留学エージェントさんも公式情報で得た情報をもとに、留学前の準備について案内をしてくれると思いますが、万が一に備え、自分でも公式情報を確認しておくことで、より安心して渡航することができると思います。

今現在の状況で言えるのは、日本にしても、フィリピンにしても以前に比べ事前手続きや空港に着いてからの手続きというのが、かなり簡略化されほとんどストレスなく渡航することができるようになりました。

2021年は、何か必要な書類が抜けていると、渡航できないというようなこともありましたが(実際にそのような人を空港で見かけました)、今はそのようなことはかなり稀です。ですので、あまり神経質になりすぎず、だけれどもしっかりと抜けのないように準備をしましょう。

 

まとめ

今回は「フィリピン入国に必要な手続き」(2023.4.15現在)をお届けいたしました。

私自身、生徒としてフィリピン留学する際、「フィリピンに無事に入国できるのだろうか…」と不安に思っていました。

私のように海外渡航経験がほとんどない状態での留学となると、入国の際に必要な手続きに関して出発当日ギリギリまで不安に感じます。

 

日本から出国する際に空港で「今から出発します!」と家族や友人にメールし、フィリピンに着いてからは「無事に着きました!」と連絡をし、家族もとても安心していたことを思い出します。

パンデミック前の状況においても、異国の地へ行くというのはいつも多少の不安を感じるものなので、今のように新型コロナウイルスに関わる水際対策等で入国の手続きが複雑になっているとなおさらですね。

語学学校で働いていて、多くの生徒さんの対応をしていると、入国に関するトラブルというのは、小さなものを含め、頻繁にとまではいかないまでもある程度の頻度で耳にします。

 

「空港職員から間違ったルートを案内された」
「なぜかわからないけど、手数料のようなものを取られた」

 

旅にハプニングはつきものというべきなのか、色んな種類のトラブルが発生します。今、この留学コラムを最後まで読んでいる方については、フィリピン留学を検討していて、様々な情報をネットや留学エージェントさんなどから収集しているような人が多いかと思います。

情報を集めれば集めるほど、安心するどころか、逆に心配になってくるということもあるのではないでしょうか。

ブログでのアクセス数やYouTubeの再生回数を集めようとすると、どうしてもネガティブなタイトルや内容のものが多くなってしまいます。

 

ちゃんとした情報というのは、公式な機関等から発表されているもので十分で、プラスで調べるものについては、信頼できるソースや人物のものにしましょう。

また、フィリピン現地から、このようなフィリピンの最新情報をお届けすることで、少しでも皆さんがフィリピン留学に安心して臨めるようになれば私としてもとても嬉しく思います。

私の留学コラムでは、このようにフィリピン留学に関連した記事を中心に書いていますので、他の記事もぜひご一読ください。

 

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