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【フィリピン留学2023】実録!マニラでスマホ無くしてから発見されるまで!

公開:2023/08/29 著者:佐藤 高史 270 Views

前回のコラムで遂に婚約まで行きつけて安堵できるかと思いきや、年内中に結婚式と仮ハネムーンを実施しなければならなくて今まで以上に忙しくなっているEG ACADEMYのTAKAです。

私の両親がアラウンド80という理由から、早めにフィリピン彼女に挨拶と顔合わせさせたいという思いから結婚式と日本トリップを年内に完結させたいです。年明けにはEG ACADEMY近くの家に住み、車も購入予定。全てにおいて異文化なので、ストレス爆発させないように謹んで紳士的に生きます。

で、そんな調子で油断していたのでしょう。週末は彼女の家に訪れるためマニラを経由していくのですが、その帰路の道中でスマホを無くしました!

 

フィリピンのどこに住んでいても財布やスマホといった貴重品を紛失した場合、手元に戻って来ない確率は極めて高いです。

さらに私の場合はフィリピンのカオス、マニラで紛失。

私のスマホギャラクシーS21+は戻って来ないのかどうなったのか…、

 

結果はと言うと、「1日後に戻って来たー!」

 

 

マニラで紛失したのに、しかも翌日手元に戻って来るとは奇跡的アンビリバボーです!

では、どのようにして発見されて戻ってきたのかご紹介いたします。ちなみに、iPhoneを探す、ギャラクシーの追跡機能は一切使っていません。

また、スマホ紛失中だったこともあり、スマホが発見されるまで私が焦りまくってフィリピン人に説明しても全く話にならないという、対応力ゼロな輩に超絶イラついている鬼の形相画像はありません…。

紛失した事に気づいてバスまでダッシュ

 

冒頭にもお伝えしましたが、前回ご紹介したとおり婚約してから早々に結婚式と仮ハネムーンの準備に取り掛かっています。

日本人が日本に戻ることは容易いことなのですが、フィリピン人はビザ必須となるので海外渡航するにもかなりの書類準備とプロセス踏まなければなりません。フィリピン人と日本人が結婚するプロセスも然りで本当に面倒くさい。

ちょうど一年前、私の親友がフィリピン人と結婚していて、どれだけ面倒なのかは何となく察しています。そのため、早めに動きださないといけない…ってことで二人して週末は忙しくしている訳で、お互いの中間地点のマニラや彼女の家近くで式場を探しています。

 

 

さらにこの日は4年前にフィリピン留学卒業した生徒とマニラでゴルフする…ってことでゴルフクラブも持参しながら移動しまくり。

で、ゴルフも終えて彼女とのプランニングも一旦終えて、疲労を感じながらいつもの高速バスでマニラのアヤラバスターミナルまで戻ります。

降車後はマニラの電車を私は専ら使っているので、ガチャガチャと荷物を抱えて改札口を通過した直後に気づきます。

 

「ヤバい、スマホがねぇ…。」

 

 

生まれてから40年間スマホを紛失したことは一度もない私が無くすはずが無い!と焦ってバックパック内を探しますが完全に無い。

思い当たる瞬間は自覚していて、帰りのバス内は早起きとゴルフの疲れで仮眠を取っていた時にも卒業生からのメッセージがありましたが、後ほど返信しようとバックパックの下にとりあえず置いておいたんです。

そして、そのまま返信せずにバスターミナルに到着して、ゴルフバッグとバックパックを抱えて降車しています。スマホを置きっぱなしにしたまま。

 

「アカン!あのまま座席に置きっパだ!」

 

…と気づいてから改札口のスタッフに「I will be back soon!!」と告げて、一年ぶりくらいにバスターミナルまで猛ダッシュ!

駅からバスターミナルまでは徒歩で5~6分なので、もしかしたらまだ停車しているかもしれないし、仮に出発していたとしても50Mを5秒で走れる私なら捕まえられる自信あるから全力ダッシュ!

 

 

バスターミナル内では、行き交う人々を華麗に交わしながら乗って来たバスを探します!たまたまその時はフィリピンでは珍しいローフロアバス(障碍者向けの車内が低めに設計されているバス)で、車体の横にはbblというロゴがあったという記憶は鮮明に残っています。

 

 

あのタイプのバスはかなりレアなので見つけやすいことは分かっていたので、乗り場内もダッシュで探しますが見つかりません。やはり既に出発しているくさい。

 

 

そこら辺の暇してそうなスタッフに事情説明。

 

TK「bblバスでローフロアバス、6分前くらいにサンペドロからここに到着したバスはどこに向かってる?!スマホ置きっぱなしなんよ!」

バススタッフ「そんなんゆうても一分以内に沢山のバスが出発してるんだからわからんよ。」

 

TK「だから特定できるように今俺は詳細な情報を言っているのに、Never Give Up!とにかくbblバスの運転手全員に今すぐ電話してくれ!」

バススタッフ「…てか運転手の連絡先持ってないんよ。じゃあYouはバスチケット持ってる?それで特定してドライバーに連絡するよ。チケット無かったら無理やねー。」

 

TK「え、いつもチケットはバス内で支払い終わったらそこらへんに捨ててるし、今回も勿論持ってないよ。じゃあここ出発したらバスはどこに向かうのよ?!」

バススタッフ「兄ちゃんチケット無いんやったらどうにもならんわ。バスも色んな行先あるからね、ぶっちゃけわからん。」

 

 

もっとイラつきが出まくりの会話でしたが、とにかくチケットが無いと何も出来ないと埒が明かず、こりゃ走るしかないと周辺を走り回って探しましたがどうにも見つかりません。

とにかく、フィリピンでバスに乗車したら配布されるこのチケットはその旅が終わるまで絶対に保管しておきましょう。みんなポイ捨てしているんですがね。

 

所持金1,000ペソ、終バスも無い状態…

 

構内を走り回ってもバスは見つからず、これから電車に乗ってクラーク行のバスには間に合わない。財布には1,000ペソのみ。そして汗かきまくりのオレ。

 

TK「もうクラークにも帰れないし、スマホは見つからない…。」

 

もしかしたら何かあるかも。けど98%は諦めて再び彼女の家まで90分かけて暗い夜道に戻ります。

何とか彼女の家まで戻ると、家族がどうしたどうしたと心配そうに集まってきてくれます。スマホを紛失したことを伝えると一斉に電話してくれて有難いですね。

ですが、これからギャラクシー追跡機能を試したいのに、私のスマホ電池が切れたら元も子もありません。

 

TK「スマホはまた買えばいいし、彼女の存在はプライスレスだから君を失うより全然マシ。」

 

 

そんなくさいセリフも言えてしまう私ですが、バススタッフの応対とバスの特徴を彼女に伝えます。

 

彼女「bblのお偉いさんはお父さんの友人だから、今すぐ相談してもらうよ。」

 

この言葉を聞いて望みが湧いてきたのは事実。というのもフィリピンはとにかくコネクションが超重要。何かとコネがあると、どうとでもなってしまうのがこの国のいい所。

娘たちの顔とファミリーの空間に戻ってきただけで何かホットさせられて、次は何のスマホ買おうか考えながら日曜日の夜を過ごします。

 

不安な気持ちでバス会社まで行く

 

本来なら月曜日の朝で新入生のオリエンテーションやらないかんと目覚めますが、この時は二人の娘と彼女を横に目覚めます。そして寝起きに一言。

 

彼女「スマホ見つかったって!」

 

今でも信じられません!まさかまさかカオスのマニラで貴重品が見つかるとは。

この時に私の2023年の幸運は使い切ったかもしれません。それぐらいの超幸運!

しかしうっかり者の多いこの国です。実物を見るまで安心は出来ませんね。どのように見つかったかまず聞きます。

 

1. 彼女のお父さんがbblバスの友人に昨晩直ぐ連絡
2. その友人が全バスドライバーとコンダクター(チケット販売スタッフ)に電話をかけてバス内を調べさせた
3. 同時に彼女のお母さんが私の忠告を無視して電話をかけまくってくれた
4. そのコール音で調べていたドライバーがスマホを発見

 

こんな感じの流れ。スマホは現在そのお父さんの友人がバスオフィスで保管しているようです。スマホが無ければグーグルマップも使えないので、朝食も済ませたら彼女帯同でオフィスまで即効GOです!

 

 

月曜の朝から再びマニラ方面にバスを乗り継いでアヤラバスターミナルに着き、bblバススタッフにオフィスの行き方を聞くと第一声。

「スマホ見つかったみたいで良かったなー!」と、何故か私のスマホが発見されたことが共有されています。

本当に全ドライバーと全コンダクターが親身になって探して情報共有されている、しっかりした企業なんだなとこの時実感させられました。本当に感謝です。そんでもって、とうとうbblバスオフィスに到着。

 

 

スマホ持っている父ちゃんの友人を探していると、私が乗っていたローフロアバスがありました!これです!

 

 

確かにbblバスは沢山ありますがローステップバスはこの一台のみ。もうこのバスだけは一生忘れることはありませんね。

 

 

さあ、ついに父ちゃんの友人に感動の対面です!そして確かに私のスマホがあったー!

超感激です!しかし、なぜ私のスマホは盗難されなかったのか?

その重要な答えを教えてくれました。

 

スマホが盗難されなかったポイント

 

① 私が降車してから数人しか乗車客が残っていなかった
② アヤラバスターミナルからこのbblバスオフィスに直行したため新たな乗客がいなかった
③ bblバススタッフに連絡してスタッフが捜索し発見した
スマホが音あり状態、顔認証ロック済、日本語設定でフィリピン人からすると何もできない状態であった
⑤ 彼女のお母ちゃんが連続でコールしてくれた

 

今回は本当に幸運が連続した結果手元に戻ってきましたが、仮にこれがサイレントモードだったら発見は難しかったかもしれませんし、何より④の顔認証&日本語設定というのが決定的だったと思っています。

私のスマホはずっとタップすれば誰でも見られる状態でした。しかし、丁度1か月前にEGの生徒さんがマニラで睡眠詐欺にあって、スマホをいじられた挙句40万円引き出された事件を聞いてから、スマホの顔認証ロックをかけていたのです。

ちなみに、この生徒さんはしっかり暗証番号でロックしていたにも関わらず、睡眠状態でもロックを開けられていました。

 

 

また、留学中は勉強だからと思いスマホは英語表示にしていましたが、あまり勉強の効果が無かったので日本語に設定していました。

当然、一般フィリピン人は日本語の読解不可ですので、仮に盗難されても被害にあうまで時間は稼げます。

このことから、留学中のスマホは英語表記にしても効果は小さく、リスクが高まるので外出中は「音あり、日本語表示、顔認証設定、追跡オン」にしておきましょう。

 

ちなみにiPhoneユーザーで一般的な捜索方法(iPhoneを探す)はこちらを参考にしてください。

この機会に私も検索したのですが、ギャラクシーの方が紛失した時のサービスは豊富で発見確率が高いかと。ちなにこちらがギャラクシーの捜索方法。

最終的に安堵して、業務時間外にも関わらず全ドライバーとコンダクターに連絡してもらい発見してくれたので、謝意御礼で500ペソお渡ししようとすると…。

 

 

bblバスおじさん「当然のことをしたまでや、金なんかいらんぜよ。」

 

かっこ良すぎます!そして、彼の来ているTシャツにあるようにマジ尊敬、敬服いたします。

しかも躊躇することなく即この神対応だったので、本当に紳士的なダンディーです。これからbblバス使いまくります。そしてもう二度とチケットは車内でポイ捨てしません。

この2日間、ちょっとフィリピン人をなめていた自分を猛省し、こんな素敵なフィリピンダンディーとスタッフたちもいるんだと、少しでも日本人に伝えたく今回綴っています。

 

そして留学中に貴重品と想い出は忘れないようにしてください。

私のケースはフィリピン彼女繋がりでコネクションがあったので、九死に一生並みの奇跡が起こりました。

一方、留学生の場合は先生や学校スタッフに状況説明して、利用した交通機関の従事者がいないか尋ねるのもありです。それではまた!

 

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