【セブ留学】2023年新設「B’Cebu」を訪問!
こんにちは。 フィリピン・バギオのかわけんです。
バギオには「老舗語学学校」と呼ばれる20年以上の歴史を誇る語学学校がいくつかあります。その1つが「BECI」(ベシ)です。2023年10月現在、BECIはバギオに3つのキャンパスを構えます。
そんなバギオの伝統校であり、大規模校であるBECIが2023年にセブに新しいキャンパスをオープンさせました。その名も「B’Cebu」(ビーセブ)です。
バギオのBECIでマネージャーをしていた友人が「B’Cebu」で働かれており、その方の案内のもと学校見学をさせていただきました。
そこで、今回は「2023年新設「B’Cebu」を訪問!」というテーマで、オープンしたばかりの学校の様子をお届けします。
フィリピン留学を検討されている方は、是非参考にしてみてください。
※本コラムで記載する写真や情報は2023年10月現在のものです。
バギオの老舗語学学校「BECI」が運営
2003年にバギオに開校した「BECI」(ベシ)。2023年10月現在、バギオに3つのキャンパスを構えます。「BECIシティキャンパス」、「BECIスパルタキャンパス」、「BECI The Cafe」といったそれぞれに違った特徴があるキャンパスが揃っています。
「BECI」という名前は「Baguio English Communication Institute」の略で、韓国資本の学校となります。私自身、何年も前の話ですが、フィリピン留学を検討している際に「スパルタ」「伝統校」などのキーワードを留学エージェントさんに伝えたところ、こちらのBECIも1つの候補として教えていただきました。
そんな歴史のある学校であるBECIが、2023年にセブのマクタン島に新しい学校である「B’Cebu」を開校しました。
フィリピン留学を検討されている方の中には、単に「新しい」というだけの学校にはカリキュラムや学校の運営などに不安を感じることがあるかもしれません。
BECIのようにバギオでの長い教育実績があると、それが安心に繋がるかもしれませんね。
ちなみに、私が留学した「PINES」(パインス)という学校は2001年にバギオに開校した「フィリピン留学のパイオニア」的な学校なのですが、2015年に姉妹校である「セブブルーオーシャンアカデミー」をセブのマクタン島に開校しました。
オープン当初はバギオから多くの講師陣をセブに送ったり、PINESのオリジナルテキストを使用したりするなどして、高い教育力を保つことができました。
このように教育のノウハウが蓄積されている学校が新しい学校やキャンパスを構える時には、いくつかのアドバンテージがあります。
こういったポイントもフィリピン留学の学校選びをする際に頭に入れておきましょう。
2023年にオープンしたばかりの「B’Cebu」
さて、バギオの語学学校「BECI」について紹介をしましたが、その伝統校が2023年にセブのマクタン島に新しくオープンさせたのが「B’Cebu」(ビーセブ)です。
新型コロナウイルスによるパンデミックが終焉してから、フィリピン留学は本格的に再開をし、フィリピン留学業界ではいくつもの大きな変化が生じています。
この「B’Cebu」オープンも1つの大きな出来事と言っていいでしょう。
どんな学校だろう?と気になっていた時、幸いなことにバギオのBECIでマネージャーをされていた友人がB’Cebuに異動されたため、その方にお願いして学校見学をさせていただきました。(学校訪問:2023年10月)
フィリピンの語学学校の「あるある」なこととして、学校がオープンしてからも部屋の拡張などの工事が同時進行しているということがよくあります。
B’Cebuもそのような感じでドミトリーや託児スペースの増設などが進められていました。
「B’Cebu」の所在地
学校の所在地についてですが、セブのマクタン島に位置しています。
マクタン空港からは車でおよそ20分です。空港から車ですぐに到着できるのは移動の疲れのことを考えてもありがたいですね。
マクタン島には「Mactan Newtown」という大型複合施設があるのですが、そこから車で約3分という場所です。
この「Mactan Newtown」にはバスターミナルがあり、セブシティまで運行するバスも出ているので、好立地な場所といえます。今回は、Mactan Newtownから歩いて学校まで行ったのですが、結構なローカルな通りでした。
トライシクルの運転手さん達が集まっている場所では、ちょっとしつこく声をかけられました。バギオでは声がけされることはないのですが、セブではよくあります。
安全面を考えると、配車アプリの「Grab」(グラブ)や「Maxim」(マキシム)を学校から目的地まで使用した方が変に絡まれることもないと思います。
学校周辺はリゾートエリアでもあるので、観光客をターゲットにした客引きもあったりするので、友人と一緒に歩くなど、慣れるまでは(慣れてからも)気をつけて過ごしましょう。
300名以上収容可能な大規模校
学校に到着しての第一印象は「でかい」でした。大きいホテルを丸々語学学校として使用しているようで、外観は学校ではなく、普通にホテルです。生徒の収容規模ですが、300名以上収容可能となっています。
訪問時は、ドミトリーを更に増やしていて、近々500名ほど収容できるようになると言っていました。学校の中を歩いていても、確かにそれくらいの収容規模と言われても納得するほどの大きさでした。
教室が並んでいるフロアは広々としていますし、ドミトリーが並ぶフロアはホテルそのものと言っていい部屋の並びで、廊下の距離もかなり長いです。
今後は更なる施設増設も予定されているので、大規模校で学びたいという方は要チェックですね。
施設見学①:フロントデスク
それでは実際に施設を見せていただいたので、写真とともに学校を紹介していきます。
まずはフロントデスクです。
「B’Cebu」の名前と周りの緑がおしゃれなデザインですね。
こちらのスペースにはフィリピン人スタッフが常駐しています。(笑顔で迎えてくれました)
マネージャーやスタッフが仕事をしているお部屋は同じ階のちょっと離れた場所に位置していました。
フロントデスクのすぐ横には広々とした食事スペースがあり、朝昼晩の3食はこちらで提供されます。
さらに、すぐ近くにはカラフルなデザインがおしゃれな学習スペースもあります。
フロントデスクやこちらのカラフルなスペースを見てわかる通り、校内にはデザインが素敵なものが多くあります。
施設見学②:教室
次は教室です。まずはマンツーマン教室。
シンプルなデザインで、清潔感があります。
グループ教室の外観は以下のようにガラス張りになっています。
教室内は広々としており、スタイリッシュな机と椅子のほか、スマートTVも設置されています。
建物自体が新しいということもあり、マンツーマン教室もグループクラス教室も清潔感がありました。
施設見学③:ドミトリー
次はドミトリーを見てみましょう。
2人部屋は写真のようにベッドが横に並んでいます。
ベッド下にスペースがあるので、そこにものを置くこともできます。
リビング付きの2人部屋には共用スペースがあり、かなり広々としたスペースにソファーも付いています。
3人・4人部屋は二段ベッドが設置されており、テーブルは横並びになっています。
トイレ・シャワーは一緒の部屋にあり、清潔感がありました。
シャワーは写真のように固定シャワーと可動のものが2つ付いています。
また、有難いのはヘアドライヤーが各部屋に備えられているという点です。
ドミトリーの増設工事は同時進行しており、写真のようにスタッフさんが作業をしているお部屋もありました。
なお、各部屋には窓がついており、シティビューを眺めることができます。
眺めはローカルな家が並ぶような風景のため、現地生活の様子を見て感じることができます。
施設見学④:掲示スペース
掲示板に掲示しているものや掲示物のデザインは、意外と語学学校によって大きく違っています。
B’Cebuは掲示物もおしゃれにデザインされていました。
留学生に優しいなあと思ったのは、配車アプリの「Grab」やフードデリバリーの「Food Panda」、通販の「LAZADA」などのダウンロード方法まで貼ってくれていた点です。
フィリピンの地図もあり、セブやバギオの位置を確認することができます。
掲示スペースが並ぶ廊下は大学のように広々としており、またおしゃれなベンチもあり、時間を授業までの時間を潰すこともできます。
施設見学⑤:売店、カフェなど1Fテナントスペース
最後に、1階のテナントスペースも見てみましょう。
エントランスを入ってすぐにあるのが売店です。
商品はスナックやラーメンなど、主に韓国やフィリピンのプロダクトです。
B’Cebuの1つの特徴は、学校内の売店なのになんとお酒が販売しているということです。
なお、学校内は飲酒禁止ですが、1階の共有スペースでは飲酒ができるようです。
売店の前にはカフェもあります。
こちらのカフェは学校とは別の外部からの出店のようです。
1階の奥の方にはプールもあります。
プールの横にはバーがオープンする予定ということで、完成すればこのスペースで生徒同士お酒を飲みながら交流を深めることができるのでしょう。
また、1階にはジムもあり、筋トレやエクササイズをすることができます。
ジムの横には託児スペースが準備されていました。
さらには、ダイビングショップもあり、ダイビングの申し込みもここからできるようです。
まだ空室でテナント募集中のスペースも複数あり、これらが埋まっていくと今後さらに賑やかで充実したスペースになっていくのでしょう。
売店やカフェ、さらにはプール沿いのバースペースなど留学生にとって魅力的な場所が多くあり、とても嬉しいですね。
まとめ
今回は、「2023年新設「B’Cebu」を訪問!」というテーマでオープンしたばかりの学校の様子をお届けしました。
学校を見学していて感じたのは、同じフィリピンでも「セブ留学」と「バギオ留学」は学校の作りが違うということです。
セブの語学学校ではプールがあるところも多く、学校そのものの規模が大きいところも多いです。
「B’Cebu」は元々バギオに学校を構える「BECI」の姉妹校ですが、プールやバースペース、ダイビングショップなど、勉強以外の留学生活も充実するような設備が多く用意されています。
また、学校が位置するセブのマクタン島はリゾートエリアでありながらも、B’Cebuの近くには500人規模の別の語学学校があるなど、「留学」と「観光」が共存しているような面白いエリアです。
近隣のカフェ・レストランに行くと、お客さんの半分以上は外国人というようなところもたくさんあります。
留学生の中には、3ヶ月間セブ留学+3ヶ月間バギオ留学という風に異なるエリアで勉強する人もいます。
私自身もセブとバギオの両方の場所に住んでみて、同じフィリピンだけど、全く異なる気候や人の気質を発見し、「フィリピン」という国のことをさらに深く理解することができました。セブとバギオは言語も違いますしね。
もし、留学エリアを迷っていて、どっちにも興味があると悩んでいる人がいれば、両方行くのも全然ありですので、それも選択肢に入れてみるといいかもしれません。
今回のコラムがフィリピン留学を検討している方のお役に立てる情報であれば幸いです。他のコラムでも主にフィリピン留学に関連した内容を執筆しているので、そちらの方も是非ご一読ください。