フィリピン生活
フィリピン留学の中での生活の流れは、極めて規則正しい生活になります。学校に通っている時間が1日の大半を占めるため、勉強中心の生活になるためです。学校により授業時間数やコース内容は異なるものの、基本的にフィリピン留学される方の目的は、ただひたすら勉強を集中して取り組むことになります。
また、学校生活に付随する現地生活のインフラ状況に関しては、日本ほど充実はしていませんが、世界的に有名なリゾート地ということもあり、生活に必要な条件は一通り揃っています。フィリピンは、発展途上国の側面もあり未発達の分野もありますので、予め不便な部分も理解しておきましょう。
留学中のスケジュール
1日のスケジュールサンプル
時間 | 内容 |
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7:00~7:45 | 朝食 |
8:00~8:50 | マンツーマン授業: 文法 |
9:00~9:50 | マンツーマン授業: スピーキング力向上の授業 |
10:00~10:50 | グループ授業: 特定のトピックを題材とした会話授業 |
11:00~11:50 | 空き時間 |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~13:50 | グループ授業: ニュース番組を題材にしたリスニング授業 |
14:00~14:50 | マンツーマン授業: 語彙力向上の授業 |
15:00~15:50 | グループ授業: 発音矯正の授業 |
16:00~16:50 | マンツーマン授業: ライティング授業 |
17:00~17:50 | 空き時間 |
18:00~19:00 | 夕食 |
19:00~ | 自由時間~就寝 |
基本的に平日に関しては、1日のほとんどは学校内での生活で終わります。門限も22時頃になっているため、平日に遊びに出掛ける機会は殆どありません。平日の外出は、学校周辺の多少のショッピング程度になるでしょう。ショッピングやアクティビティなどを楽しむのは、主に土日祝日となります。
学校生活中のサービス
学校生活中の学校や学生寮等で提供されるサービスの一覧となります。学習環境面はもちろん、食事面やセキュリティ対策も整っています。
サービス項目 | 補足事項 |
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セキュリティ対策 | 全ての学校の門には、24時間ガードマンが配置されています。リゾート地ですので治安面の心配はありませんが、発展途上国という部分で心配な方でも安心して学校生活を送って頂けます。 |
マンツーマンレッスン | 授業はマンツーマンレッスンに重点を置いています。個々のレベルに応じて教え方もフレキシブルに変えて行われます。苦手分野や弱点克服のために、教師がしっかりとサポートします。 |
グループレッスン | グループレッスンでは、基本的に5名前後、またはそれ以下の人数という少人数制で行われます。教師からトピックを与えられ、そのトピックに沿って会話を行います。クラス内で発言の機会が多いため、会話力強化にも効果的です。 |
食事関連 | 食事は基本的に3食付いています。学校によってはオプションの場合や平日のみの場合もあります。学校内の食堂で、バイキング形式が一般的です。日本人経営の学校を選ぶと日本食メインで出る学校が多いです。 |
掃除・洗濯サービス | どの学校でも基本的には清掃サービスがあります。ホテルと同様に清掃スタッフが片付けてくれるため、余計な事を考えずに勉強に集中できます。学校によっては、洗濯にも週2~3回行ってくれるクリーニングサービスがあります。 |
その他施設 | 各学校には、自習室は完備されていますので、平日の夕方から、週末や祝日も勉強を頑張りたい方でも学習環境は整っています。学校敷地内にプール施設を持っている学校もありますので、放課後は自由にプールで泳ぐこともできます。 |
フィリピンの生活関連情報
フィリピンでの生活事情になります。学校内外でのフィリピンの生活環境を知っておきましょう。
項目 | 補足事項 |
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寮の食事・外食 | 基本的に学生寮では3食がついていることがほとんどですので、外食の必要性はありません。しかし日本食が恋しくなれば、日本食レストランもあります。また、現地フィリピンのレストランでは、ジューシーな鳥肉や新鮮なシーフードを格安で堪能できます。パイナップルやマンゴーなどの南国ならではのフルーツも絶品です。 |
インターネット事情 | 多くの学校ではWi-Fiが完備されています。カフェなどでもWi-Fiが繋がっている場合が多いです。近年フィリピンでもインターネット環境が普及されてはいますが、日本の高速インターネットと比較するとまだまだ遅れているため繋がりにくいことは多々あります。しかし生活に困らない程度には使用できますのでご安心ください。 |
交通関連 | 現地フィリピン人は、乗合いのジプニーというバスやトライシクルというバイク型の乗り物を利用するのが一般的です。特にジプニーは現地の人も利用していますので、安全面では多少心配が残ります。そのため、留学生の方は、タクシーの利用をおすすめします。タクシー費用も格安のため安心です。 |
ショッピング関連 | 各都市には大型ショッピングセンターがあります。週末の自由時間に買い出しに行く形となります。セブ、マニラ、ダバオでは、日本食も豊富に売られています。大抵のものはフィリピンで揃えられるので、日本から大量の荷物を持って行くのではなく、足りないものは現地調達をおすすめします。 |
治安 |
フィリピンの治安事情 フィリピンに関わらず、日本と違う部分として多いのは、スリやひったくり被害です。命に関わるような事件は起きていませんが、1人で夜に出歩くような行動をすると危険が伴う確率も高くなります。最低限のルールを守って行動する限り、ほとんど心配は要りません。 治安や防犯に関して これまで、フィリピン留学中に傷害犯罪に巻き込まれた方はいません。犯罪に巻き込まれたケースの全ては「スリ」で、一番多いのは乗り合いのバスの「ジプニー」の車内が多くなります。公共交通機関はタクシーを使うようにしましょう。 寮内での貴重品管理 寮内は基本的に安全ですが、学生間による盗難の可能性はあり得ます。貴重品はスーツケースに入れ、鍵を掛けておくようにしましょう。 お金の管理の仕方 現金の両替は10万円以内にしましょう。その内、財布に携帯するのは1~2万円程度までにして、残りはスーツケースの中に入れ鍵を掛けておきましょう。現金が必要になれば、国際キャッシュカード(シティバンクや新生銀行)を利用し、現地ATMからお金を引き出して使うようにしましょう。 |
医療機関 | 各学校で海外旅行保険の加入が必須になります。保険加入者は保険適用が受けられる病院での診察を受けます。セブ島やマニラなどの大都市では、病院内に日本語のヘルプデスクを設けているところもあります。体に異変を感じたらまずは学校スタッフに相談し、最寄りの病院を教えてもらいましょう。 |
英語の公用度 |
英語の通じる範囲 フィリピンは英語も公用語です。日常会話の範囲内であれば、大抵通じます。ただし、英語がどの程度通じるかは、相手の教育レベルによって変わります。大学卒であればネイティブレベルですが、タクシードライバーやショップ定員の場合は日常会話レベルであるケースが一般的です 普段使われている言語 街中では、英語に加えてタガログ語やビサヤ語も耳にします。テレビでは、英語とタガログ語の2種類の言語になります。留学期間中はほとんどが学生寮の中で過ごすため、生活の中では英語を常に使っての生活となります |
現地物価 | 日本や欧米諸国と比べると、物価は安くなります。モノやサービスの種類にもよりますが、一般的に日本の物価の3分の2以下ほどとなります。 |