欧米圏とフィリピンの語学学校は、授業時間をはじめ生活スタイルまで全く異なるものです。そのため、両者を比べることは大変難しく、伸ばしたいスキルや目的によってどちらが自分に適しているかを判断し選ぶことが大切になります。
まず、英語力向上の面で大事な授業時間数ですが、フィリピンの語学学校は欧米圏の平均的な語学学校に比べて2倍以上の授業時間数があります。また、マンツーマン授業を1日平均6時間ほど受講できるため、先生と英語を話す時間も多く確保できることから、スピーキング力とリスニング力が鍛えられます。また、マンツーマン授業は先生が自分のためだけに教えてくれるため、100%自分のレベルに合った内容での学習が可能です。基礎からきちんと学習したい方や、短期間で集中的に学習して全体的な英語力の向上を目指したいという方にはフィリピン留学が最適です。
一方、欧米圏の語学学校では、ネイティブスピーカーの英語に触れられるので、本場英語圏で使われている実用的な英語やスラングなどを学ぶことができます。また、欧米圏の語学学校では、IELTSやケンブリッジなどの試験対策コースのように上級英語が学べるコースや、バリスタ資格取得や児童英語教師養成などの資格取得コース、現地での就労経験が得られるインターンシップコースなどを開講している学校がフィリピンに比べると多くなります。身に着けた英語力をさらに磨きをかけるという面では、欧米留学では選択肢が広がるためお勧めと言えるでしょう。
基礎英語を欧米圏で学習することも可能ですが、基礎~上級レベルの英語を欧米圏で学習するにはかなりの費用と時間を要してしまいます。そこで、費用を抑えつつ効率的に学習できるのがフィリピン留学と欧米留学を組み合わせた「2カ国留学」です。特徴の異なる2つの留学を上手く組み合わせて、より効果的かつ効率的に英語習得ができるようプランを立てるのが重要です。フィリピンで効率良く英語力の基礎を学んだ後、オーストラリアやカナダにワーキングホリデーで渡航する形が、今一番人気の留学プランになっています。