英語力や目標、留学期間によってベストな学習方法やコースの受講方法は、ひとりひとり異なります。フィリピン留学をされる方のほとんどは英語初心者の方となるため、最初からビジネス英語やTOEIC対策コースを受講されても、授業のレベルが高すぎて理解できません。最初はESLコース(バランスよく英語の基礎を学ぶコース)で基礎力を身に着け、特にコミュニケーション力を重点的に伸ばしていきます。ここでは英語力に自信がない方が、どのようにしてコースを受講していくのが最適か、一般的なコース選択の方法をご紹介します。英語初心者(TOEIC500点未満)の方は、まず基礎を2~3ヵ月掛けてしっかりと身に着けるところからスタートする意識を持ちましょう。
最初の4週間程度は、英語学習で重要となる文法をきちんと学習して基礎を固めることに集中することをおすすめします。早く英語を話せるようになりたいという気持ちがあるかと思いますが、「インプット」がなければ「アウトプット」ができないため、まずは文法をしっかりと理解することが大切になります。自分で効率良く勉強できない方のために、文法を集中学習するコースを開講している学校もございます。文法の習得と同時に、日常会話で使われる単語をしっかりと頭の中に入れて行く必要性があります。英語は単語の羅列となるため、単語の意味が分からなければ、英語を聞いても意味が分からないため、先に進むことができません。文法や語彙の暗記は、日本出発前に自主学習でできる内容でもあるため、出発前にできる限りやっておくと、フィリピンに来てからのスタートダッシュが早くなります。
ベースとなる語彙力強化と基本文法を理解し、ある程度の基礎ができたところで、一般英語コースなどでリスニング、スピーキング、ライティング、リーディングなどの主要となるスキルをバランス良く学習し、全体的な英語力の向上を目指します。特に最初のステージでは、グループ授業で勉強する時間よりも、マンツーマン授業が多い学校で集中的に英語のシャワーを浴びた方が、英語に慣れるスピードが格段に増えて行きます。
中級以上のレベルに達したところで、さらに上級英語の取得を目指す場合は、TOEICなどの各種試験対策コースやビジネス英語コース、インターンシップコースなどを受講することをおすすめ致します。2カ国留学を控えている方は、最後のブラッシュアップとして自分の苦手とする分野の強化や英語での面接練習などをすると、2カ国目に入国してからスムーズに生活に馴染んでいけるのでおすすめです。
効率的な学習方法の流れ
- 基礎文法と日常会話で良く使われる語彙力を総復習
- マンツーマン授業時間数が多いコースで、コミュニケーション力を強化
- 「読み」、「書き」、「聞く」、「話す」の4技能をバランス良く学習
- 最低限の読み書きができるようになった後は、「聞く」、「話す」を集中強化
- 基礎力が固まり次第、上級コースに挑戦(3~4カ月以降)