高校留学は、現地滞在の学生が通う高等学校で、彼らに交じり現地の教育を受ける海外留学です。若くて吸収力があるうちから欧米圏で生活し、日本とは違った感覚を養うことができます。現地の高校生は、将来どんな仕事に就きたいのか、自分の意見や目標をはっきりと持ち、その目標を達成するために日々勉強に励んでいます。自身で考えて実行する力を付けられる高校留学は、単身での渡航となるためハードルが高い留学だと思われる方もいらっしゃいます。しかしながら、近年では選択肢の幅が広がり、1年単位やセメスター(学期)単位の渡航以外に加え、数週間からのお試し期間での高校留学もあるため、欧米圏の現地校で教育を受けたい中高生の方にお勧めです。
高校留学お勧めする国とは
欧米圏といってもアメリカやイギリス、カナダやオーストラリア、ニュージーランドなど様々です。その中でも日本人留学生に人気の高校留学の渡航先は、カナダとニュージーランドです。カナダとニュージーランドは高校留学の受け入れ実績が高く、より柔軟な受け入れ態勢が整っています。また現地の人々も日本文化について興味を深く持ってくれているため、ホームステイ先のファミリーととても親密になられる方が多い印象です。高校留学となると高レベルの英語力が必要なイメージを持たれますが、公立高校が多いことから英語力が入学時に問わない学校もあります。英語力が不足している留学生のために、英語サポートが充実させている学校も多くあるため、渡航時に英語力に自信のない方でも安心して参加して頂けます。
また、費用面においてもカナダやニュージーランドの高校留学は、リーズナブルに留学ができることも理由の一つです。公立高校や私立高校など学校のタイプにもよってその費用は異なりますが、カナダやニュージーランドでは授業料や滞在費などを含めて、およそ1年間で200~300万円程と言われています。一方でイギリスやアメリカといった語学留学でも費用が高めの設定となる国では、年間400万円程と1.5~2倍の費用が掛かってしまいます。これらのことから、カナダ、ニュージーランドが高校留学では人気が高く、人気が高いが故に柔軟な受け入れ体制が整っている勧めの留学国となります。
高校留学に必要な英語力や資格とは?
高校留学に挑戦する際、自分の英語力レベルでついて行けるか不安に思われるのではないでしょうか。アメリカやイギリスなどの高校は人気が高いことからも、足切りラインとして入学時に高い英語力を求められるケースが殆どです。一方、上述したカナダやニュージーランドでは、留学先の高校によっては渡航時に英語力が問われないで入学させて貰える学校もあります。
私立高校では入学時の英語力を定めている学校だけでなく、留学する国によって比較的入学条件が低く設定されているケースもあります。入学条件として、過去数年間の成績が一定以上であることの証明や、出席率の証明を提出する必要があることが多くありますが、そういった基本条件を満たしていれば公立高校がメインとなるカナダやニュージーランドで、皆さんに最適な高校を見つけることができます。
高校留学の詳細について
高校留学をする際に気を付けたいのが入学時期や受け入れ期間、入学条件や留学にかかる費用です。欧米圏では日本のように4月が学年の始まりではなく、9月から新学期開始となります。入学スケジュールや詳細について、目安としてカナダの高等学校の実例を紹介します。準備は1年以上前から打ち合わせをしていくため、時間に余裕を持って相談するようにしましょう。
カナダ高校留学の詳細
公立高校 | 私立高校 | 名門全寮制高校 | |
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期間 | 4週間~/1学期(5カ月)/2学期(10カ月)/3年間 | ||
学期 | 1学期:9月はじまり 2学期:2月はじまり |
1学期:9月はじまり 2学期:1月はじまり 3学期:5月はじまり |
9月はじまり(稀に4月も可能) |
英語力 | 問わない | 問わない | 英語試験実施あり |
成績証明 | 過去2年間の成績が5段階中平均2.5~3 | 過去2年間の成績証明 | 過去2年間の成績証明および入学試験実施 |
進路 | 日本/北米/イギリスなどへの進学が可能 | ||
費用 | 約250万円/1年間 (願書金、授業料、ホームステイ費用、学区指定海外保険、サポート費用含む) |
約230万円/1年間 (願書金、授業料、寮滞在費用、3食の食事、サポート費用含む) |
約700万円/1年間 (願書金、授業料、郎滞在費用、3食の食事、サポート費用含む) |
※為替レートの変動により費用は10~20%程度変動するため、予めご注意ください。