留学ドットコム 語学学校レポート
のんびり南国都市で、日本人受け入れのしっかりした学校
学校概要
OK English Academy(OKEA)は、バコロド空港からは車で約30分にてアクセスできるロケーションにあります。バコロドは「微笑みの街」とも言われ、マニラ空港で国内線に乗り換えて空路で約1時間の移動時間になります。空港のある地域(シライ)からバコロド市街地まではサトウキビ畑が広がり、のどかな南国の風が心地良く、都市部にはない雰囲気になります。バコロドはマニラやセブと比べて目立った観光地でもないため、観光客を狙ったトラブルが少ないのもバコロドの特徴です。日本で例えると、日本語を学びに来る留学生が、大都会を避けて地方都市で落ち着いて、のんびり勉強するのに近いでしょう。
高層ビル型の語学学校が多いセブと違い、バコロドのOKEAは敷地も広大で、地方のメリットを活かして狭苦しさを全く感じさせません。学校と同じ敷地内には、コールセンターの会社があり、そこで働くフィリピン人の方も見かけます。1つのビル内に全てが集約されているというよりは、広い敷地内に宿舎、食堂、職員事務所、運動施設と機能が分かれていて、ストレスなく留学生活を過ごせます。当校は2003年に設立された、韓国資本の学校で韓国人のご夫妻により運営されています。 当校は10年以上運営経歴を有しており、フィリピン国内の中でも老舗校と言えるでしょう。
OKEAならでは2タイプで2択のコース
OKEAは一般英語コース内でも、各自の希望次第で勉強時間を選べるのが特徴的です。より学習時間の長い「スパルタコース」と通常の学習時間の「クラシックコース」があり、まずはどちらを受講するか決めて頂きます。 次にフィリピン人講師とのマンツーマン授業のみの「フィリピンコース」と、1コマを欧米人ネイティブ講師とのマンツーマン授業も組み入れる「アメリカンコース」の中から希望のタイプを選びます。
コース変更に関しては、週間単位で何度でも変更することが可能です。 最初は勉強時間が短めのクラシックで申し込まれて、もっと集中的に学習したい方はスパルタに変更する方も多いそうです。 また、最初は「フィリピンコース」で申し込んでおいて、2カ国留学で欧米に行く数週間前に、「アメリカンコース」に変更される方もいるそうです。欧米人講師と1対1で会話を行うことによって度胸も付きますので、カナダやオーストラリアに乗り込む前の良い訓練にもなるのでお勧めです。
フィリピン留学のメインディッシュとも言えるマンツーマン授業のコマ数ですが、OKEAは4コマと5コマの2種類の用意があります。 また、この時間数では物足りないという方のために、マンツーマン授業を1コマ増やして6コマにアップグレードする事も可能で、追加費用は¥3,000/週で変更することができます。1カ月(4週間)ですと¥12,000のリーズナブルな追加費用で6コマに変更し、より充実した授業を受けることができます。
他校に比べて日本人生徒数が少ない環境
フィリピン留学はマンツーマン授業が中心で行われますので、英語の伸び具合に国籍バランスは関係ありません。 他の国籍の生徒もいて欲しいという希望であれば、地方都市にあるOKEAはセブの語学学校ほど日本人学生は多くないとのことでした。最近はフィリピン留学もブームとなっているため、どうしても知名度の高いセブエリアは日本人留学生が集中しがちです。学校によっては韓国資本の学校でも日本人割合が、60%を超える場合もあります。同時にセブは観光地でもあるため、来られる生徒の半分はバカンス目的の留学生も多いことから、落ち着いて勉強したくても校内の人間関係を気にして、周りの雰囲気に流される方も一定数います。誘惑に弱い性格で、日本人が少なくてもサポート体制をしっかり対応してくれる学校と言うことであれば、OKEAは最適な環境と言えるでしょう。また、OKEAでは最近、台湾人学生が増えているとのこと。時期によっては日本、韓国、台湾がバランス良い割合で在籍しており、2人部屋や3人部屋では可能な限り同じ国籍にならないように部屋割りをするように学校側も配慮しているとのことです。
日本人スタッフ常駐で、しっかりとしたサポート
OKEAは日本人マーケットに対してもしっかりとテイクケアを考えており、日本人の正社員スタッフ(金本さん:写真右)が常駐しております。正社員とアルバイトは、仕事に対する責任感を含めて大きな違いがあります。アルバイトのみだと短期間のうちに入れ替わる不安定さに加え、サポート対応も不安が残ります。OKEAに関しては、学校側が正社員の日本人スタッフを配置していることから、「しっかり学生対応しますよ!」という姿勢が伝わってきました。
実はOKEAの日本人スタッフの金本さんは、当社(留学ドットコム)のを通してOKEAに通われていました。 3カ月間OKEAで学習して1カ月延長され合計4カ月勉強した後に、バコロドと言う地域とOKEAの雰囲気が気に入ったこともあり、前任の方の退職に伴い現在に至ります。 今回金本さんとお話ししてみて、OKEAはアットホーム感があり優しい雰囲気を大事にしているのだなと感じました。 マニラやセブに多いビジネスライクな雰囲気のビル型の学校だと、なかなか出しにくい空気感が当校パンフレットを見ているだけでも伝わって来ますが、話を伺っている中でさらに強く感じられました。
今回、私の方からは金本さんに提案も込めて、日本人留学生のニーズに合わせて、「マンツーマンのコマ数がもっと多いコースも将来的に開設してください」と伝えました。日本人留学生は期間限定で留学される社会人留学生が多く、より凝縮して勉強できるマンツーマン授業が7コマや8コマのコースを好まれます。地方都市の学校ではのんびりと勉強するといった校風を特徴としている学校が多いため、地方都市であっても集中学習ができる学校があると差別化につながります。短期留学ではセブに留学するイメージが強い中、集中学習ができるコースがあれば、OKEAに来てくれる可能性が高くなるでしょう。今後のOKEAの更なる発展に期待したいところです。