留学ドットコム 語学学校レポート
まるでホテルに滞在している感覚、月~木は外出禁止でしっかり勉強
学校概要
Cebu Pelis Institute(CPI)は、セブシティ中心部から車で15分ほどの小高い丘の上にあります。2015年に開校した学校ですが、英語初心者から育て上げるスパルタ式の学校Perfect English Language International School(PELIS)のノウハウを引き継いだ2つ目のキャンパスです。当キャンパスの施設レベルは、最新校ということもありますがフィリピンの語学学校の中でもトップレベルを誇ります。まるでホテルに滞在しているような快適さで、真の意味で勉強に集中して頂ける環境だと感じました。月~木曜日は外出禁止ですが、キャンパスは白基調とした明るい雰囲気の建物で、敷地内にはプールやダイニングエリアを囲む構造をしており、開放感があるため窮屈な感じはしません。訪問時は韓国人が約5割、台湾人約3割、日本人約2割、ベトナム人少数の国籍比率で、それぞれの国のスタッフがオフィスに在籍し学生をサポートしていました。
日本人スタッフの船越さん(左)
講師の質に自信、常に向上心を持つための工夫を実施
講師の採用の基準はTESOL等の公式資格を取得していることが条件となっています。採用後も講師のスキルアップのため、毎週水曜と金曜の夕方からヘッドティーチャーがトレーニングを実施しています。授業がない時は空いている先生同士でマンツーマン授業をして教えあうシステムになっており、お互い良い刺激になるそうです。採用前のチェックのみではなく、採用後も講師の質を高めるための工夫がされていると感じました。講師は制服の着用が義務づけられており一目でわかるようになっています。今回校内の見学を行った際には、講師の方々は明るく気軽に声をかけてくれました。授業では、これまでに実績のあるPELISで開発したオリジナルのテキストも使用しています。いろんな先生の授業を受講したい、〇○に特化した先生の授業が受講したい、等の理由で先生の変更希望がある場合は、専用のフォームに記入し認められれば即日変更ができます。マンツーマンの教室はガラス張りで、対面式でも授業可能な十分なスペースが確保されています。
マンツーマン教室風景
グループ授業風景
セブの語学学校の中でも随一の施設レベルと美味しいビュッフェ形式の食事
当校はフィリピンの語学学校の中で、随一と言ってよいほどのホテル並み設備を誇ります。元々がホテルであった建物を改装したわけではなく、学校を目的として建設された新築建造物です。部屋にこもらないように部屋ではWi-Fiが使用できないため、放課後になるとプール付近のWi-Fi使用可能エリアでパソコンを広げる生徒の様子が見られました。洗濯は出してから戻ってくるまで2日間かかり、出す人が少ない土日が狙い目とのことです。食事は3食バイキング形式を採用しています。朝食はアメリカンスタイルで、コーヒーのサービスがあります。校内カフェでコーヒーを有料提供している学校はありますが、朝食時に無料で飲めるのは非常に嬉しいサービスです。昼食は和・韓ミックスの食事で、夕食は必ずフルーツが出されます。メニューでは生野菜のサラダを提供しており、生野菜を食べる習慣のないフィリピンには珍しい、女性には嬉しいポイントです。当校は授業料・宿泊費の中に食事代は含まれず、別料金となっているのでご注意ください。なお、食堂の中には大きなスクリーンがあり、英語の映画を上映しており食事中の時間を楽しめるようにと工夫されています。食堂内には木目調の落ち着いた雰囲気の家具が配置してあり、食堂というよりもおしゃれなカフェの雰囲気でした。
ホテルのような3人部屋
おいしいと評判の食事
無料のスペシャルクラスや学生同士で盛んな部活動
無料のスペシャルクラスは、CNNや発音、スペシャルスピーキングプログラムがあります。CNNクラスでは予めプリントが配られ、ニュースを聞きながら内容に沿ってプリントに記入していく形式をとっています。当校にはネイティブ講師が2名在籍し、発音クラスはアメリカ人の先生が担当しています。スペシャルスピーキングプログラムは決まった時間に食堂で行われます。先生が1つのテーブルに1人座っており、生徒は自由に先生のテーブルに行き、同じテーブルの人達とトピックスを用いてフリートークを楽しみます。当校はフィリピンの語学学校には珍しく部活動があり、ワインやアート、美容、演劇などの運動以外にも幅広いジャンルを展開しています。スキューバダイビングは外部業者に委託しており、学校のダイビング専用に作られた水深の深いプールで訓練を行っています。スペシャルアクティビティでは、ズンバというダンスが大変人気があるプログラムとのことでした。公園やショッピングセンターなど少し広い共有スペースに皆さん集まって、ズンバで運動と息抜きをしています。
フィリピン人にも人気のズンバ
校内のプールで行うダイビング
プールの傍には公衆電話のような赤いBOXがあり、タクシーや旅行はその電話を使用して自分で手配するようになっています。CPIは開校して間もない学校のため、タクシーの運転手さんに学校名を伝えても分からない場合もあります。学校側が地図を用意してくれていますので、しっかり目印となるマルコポーロホテルやパン屋さんの場所を覚え、ガイドしてください。みなさんの英語力が試されます。訪問時の放課後にはバトミントンやバレーを楽しむ学生の姿が見られました。土日はシャトルバスを運行し、ITパークまで連れて行ってくれます。当校はオンとオフにメリハリをつけて楽しめる環境だと感じました。何より在籍している学生の雰囲気が明るいく、重苦しい雰囲気は無いので快適に過ごすことができるでしょう。勉強に集中したい方にはもちろんですが、短期間で施設レベルを求める親子留学の方や、フィリピン国内でも快適過ごしたいシニアの方にもお勧めしたい学校です。