留学ドットコム 語学学校レポート
快適な衣食住を提供する、日本人のために作られた学校
学校概要
Howdy English Academyはセブシティ中心部からは少し離れていますが、空港からは近く渋滞が無ければ10分程度で到着します。学校は、Insular Squareという小さめのショッピングモール内にあるのですが、一番敷地奥にあるため学校周辺は騒がしくはなく、むしろ落ち着いた環境と言えるかと思います。5階建てのビルの1階のガラス部分に、「Howdy」と書いてありますので、分かりやすく、タクシーも十分に入れるスペースがあります。入り口にはセキュリティーが常勤していますので安心ですし、学生が帰ってくると親切にドアを開けてくれます。
当校は学校用に設計され、日本人オーナーによる監修の下でイチから建築されましたので、5階すべてが学校の施設として使われています。校内は新しく清潔ですし、ホテルとはまた違った動きやすさ、生活しやすさがあります。また、日本人オーナーの関連会社が幼稚園や保育園を経営しているため、そのノウハウを生かした専門講師によるキッズ教室も併設しています。
1階はレセプションと食堂、2階には講師控え室、教室、自習室、キッズルームなど、3階と4階はマンツーマン教室になっており、私たち訪問時には5階はまだ使われていないスペースでした。宿舎も同じ建物内にあるのですが、渡り廊下でつながっているので、静かで勉強に集中できる環境が整っています。
フィリピンで著名な博士による教育プログラム
当校の講師は全員4年制教育学部を卒業しており、セブノーマル大学、USPなどのセブの有名大学の出身者を中心に構成されています。 また、多くの学校ではヘッドティーチャー(講師のリーダー的な存在)は内部のベテランの先生を採用していますが、Howdyでは外部より、タンポス博士というセブで大変著名で、いくつかの大学院でも教鞭をとっている専門家の方を招いています。確かな知識と経験を持つ方が監修をしており、学生が留学期間中、最大限の効果を発揮できるユニークなカリキュラムをご用意しています。当校のコース設定は、マンツーマンとグループクラスを組み合わせたスタンダートコース、マンツーマンのみのコース、ビジネスコース、親子留学コースなどがあります。通常の英語4技能を学ぶ授業の他、他校にはない「フィリピンを学ぼう」、「英語で小説」などの珍しい授業も行っています。
各学生には担任の先生が一人つき、毎日その先生の授業を1日1コマは受講することになっています。担任制があることで、学力の進歩状況を把握する責任者ができますし、何か困ったことや悩みがある時に学生が相談する相手がはっきり分かるというメリットがあります。マンツーマン授業は個室タイプではなく、広いお部屋をブースで区切られており、学生と教師が1つのブースに入り勉強します。(下記画像参照)
マンツーマン教室の風景
マンツーマン授業を行う各ブース
日本人目線でも満足の快適な宿舎を用意
1階から5階まである宿舎施設部分は、総部屋数60個用意しており、1人部屋、2人部屋、4人部屋の3タイプからお選び頂けます。すべてのお部屋は同じ大きさになるため、1人部屋はとても広く使うことができます。家具やベッドはオーダーメイドで作っており、新しいので新築の独特の木の良い香りを感じることができます。
ベッドの高さは通常よりも少し高めになっており、その下にスーツケースが収納できるという嬉しい工夫がされています。また各部屋には、人数分のデスク、鍵付きのクローゼット、冷蔵庫、水圧ばっちりのシャワー、洗浄機能付きトイレ(紙も流せます!)が完備されています。内装も同じカラーでさわやかに統一されており、清潔感なる雰囲気のため快適に過ごせるでしょう。また、光熱費は事前に支払う費用の中に含まれていますので現地で払う必要はありません。
1人部屋風景
4人部屋風景
手動ウォシュレット付トイレ
お米も日本と変わらない、日本人の好みに合わせた食事メニューを提供
Howdyの魅力のひとつは美味しい食事です。メニューや調理は日本人シェフが監修し、キッチンにも常勤していますので、毎日おいしい日本食中心の食事を摂ることができます。栄養バランスにも気を使っていますので、ヘルシーで飽きの来ない内容です。ビュッフェ式ではありませんが、おかずは2種類から好きな方を選択できるようになっています。主菜に魚か肉を選択し、2種類の野菜炒めと、ご飯、味噌汁があるイメージです。ビュッフェ式ではないため、若い食べ盛りの世代にとっては、食事の量が物足りなさを感じるかもしれません。20代後半の世代であれば、丁度良い食事量と感じられるはずです。さらにスタッフ皆が感動したのは、ごはんのお米が日本のクォリティに近いお米だったことです。実際のところ、100%日本のお米を使っているわけではないそうですが、食べてみると日本のお米そのままの味と食感でした。細長いお米(ジャスミンライス)に、日本と同等の丸い粘り気のあるお米を加えています。さらに、ちゃんとした陶器のお茶碗で出してもらえるので、一層美味しく感じられました。女性やお子様のために、小盛り、中盛り、大盛りのごはんを選べるというところも◎です。
食堂の配膳風景
実際に私が頂いた食事
将来性を感じる日本人経営校の1つ
今回の訪問で、Howdy English Academyは日本人学生にとっては、大変満足度の高い学校であると感じました。多くのフィリピンの日本人経営校は、ホテルや古い学校をリノベーションして学校を始めるケースが殆どです。そんな中でHowdyは日本人オーナーが監修して大きな投資をして作った学校であるため、施設クォリティも日本人好みの環境になっていると言えます。カリキュラムや管理体制、宿舎の造り、食事内容にまで至るまで細やかな気遣いがされています。一つひとつは些細なことなのですが、この心遣いが日本人にとっては大変嬉しく、また日系学校の良さを感じるところではないかと思います。
私たちが訪問した時に在籍していた学生数は30名前後でしたが、留学している学生の表情は皆明るく、校長先生やスタッフ(右写真参照)も皆ニコニコしており、学校全体に明るい雰囲気があります。学生の年齢層は比較的に高めで、真面目にマイペースに勉強したいという方が多いそうです。親子留学も受け入れておりますので、校内にはキッズルームもあり訪問時に小さなお子さんも見かけましたが、お子さんの成長は大人に比べると早く、お母さんや先生に英語で話しかけていました。こうした光景を目にすることで微笑ましい気持ちになると同時に、自分も頑張らなきゃと身が引き締まる感じもしました。
当校の費用は平均よりも高めではありますが、光熱費が含まれていることやセブ学校の中でもトップクラスの美味しい食事が食べられること、お部屋の設備の充実度を考えますと、決して高すぎるレベルでもないでしょう。特に長期の留学では、勉強内容もそうですが、生活環境が大変重要になります。快適な生活環境の中で、勉強に集中したい、真面目な雰囲気の学校に行きたい、ということであれば、是非Howdy English Academyをご検討されると良いでしょう。