留学ドットコム 語学学校レポート
日本人学生が少ない環境で、とことんスピーキングに力を入れた学校
学校概要
Major Developing Language Center(MDL)は、セブ島の高級ビレッジに位置し、大型ショッピングモールのSMモールまでタクシーを利用し20分ほどで行くことができます。学校周辺には、ショッピングセンターやカフェなどがあるため、普段の生活に困ることはありません。MDLのキャンパスはセブ市内ですので、にぎやかな印象があるかもしれませんが、MDLがある場所は大通りから奥に入った場所にあるので、静かに勉強&生活することができます。落ち着いた雰囲気があるMDL校内は、シアタールームやプール、ジムなどがあるため勉強の合間にリラックスすることができます。MDLは韓国資本ということから韓国人学生がほとんどで、常に日本人の生徒は少数派で私が訪問した際も2~5名ほどとの回答でした。セブ留学すると日本人が多くなりがちですが、日本人が少ない環境で勉強したい方にはいいと思います。
スピーキング重視のカリキュラム
英語を学ぶ上では、どうしても英会話の部分も関心が向きがちですが、英語力を本当に伸ばすためにはグラマーやリーディングなど全ての項目が大切になります。MDLでは、「まずお互いに意思を伝えるコミュニケーションが大切で、スピーキングとリスニングが最も大事」と考えています。それによって、MDLの授業割合はスピーキングが50%、リスニングが20%、ライティングが20%、ボキャブラリー、グラマーが10%になる構成となっています。例えば、マンツーマンクラスが6コマあったら、3コマはスピーキングのクラスになります。グループクラスでは、10段階レベル分けがあり、こちらもスピーキングを重視したレベル分けになっています。MDLのスペシャルコースにはTOEICスピーキング、OPIc、ビジネスコースがあります。TOEICスピーキングコースでは、スピーキング、リスニング、コンバーセ-ションを勉強する珍しいコースです。まだ日本人にはなじみの薄いOPIc(Oral Proficiency Interview-Computer)ですが、英会話を重視した英語の資格試験対策をする特殊なコースにも力を入れています。このようにMDLでは、スピーキングに特化した珍しいコースがあるのも当校の魅力の一つです。
教室前の廊下風景
マンツーマン教室風景
より勉強できるステイインティーチャー制度
MDLは、生徒と先生が同じ部屋で生活するステインティーチャー制度があります。受講しているコースとは別に20時~22時までの2時間一緒に生活している先生の授業を受けることができ、より一層勉強することができます。例えば、スパルタパワースピーキングコースでは最大11コマ取れますが、そのコースの受講者がステインティーチャーを選択すると、実質13コマの授業時間を受講することができます。13コマも授業を受けるのは体力的に大変ですが、短期で集中的により早く実力を上げたい方におすすめです。MDLは特にコミュニケーションに力を入れていることもありますし、日本人学生が少ない環境でこのカリキュラムを上手く利用することによって、真の意味での英語漬けの日々を送ることができる数少ない学校です。
ファミリーに優しい制度
本館のMDLのスタッフルームの近くには、キッズルームが完備されており、親子留学するお子さんに優しい施設です。またMDLは、別の場所にファミリーセンターというジュニアと親子留学専門のセンターがあります。こちらのセンターの授業はグループ授業がなく、親御さんとお子さんのコースすべてマンツーマンの授業になります。ジュニアコースでは1日6コマから9コマの授業展開があり、ペアレントコースでは1日2コマから6コマまでの授業の選択ができ、それぞれの親子の生活スタイルによってコースを受講することができます。本館でも親子留学をすることができますが、ファミリーセンターは本館で勉強している個人の生徒に気を使うことなく、全て親子の生徒だけの環境で生活することができます。
現在、MDLは欧米ネイティブ講師は在籍していませんが、フィリピン人講師のトレーナーがネイティブの方で頻繁に学校訪問しているため、生徒とよく話しかけるようにしており、生徒のニーズを汲み取り講師トレーニングに活かしています。MDLは韓国人の生徒が多いですが、日本人スタッフは1名在籍しており、生徒が分からないことや不安なことは日本語で相談することができます。セブ市内の中でも日本人の割合が少なく、スピーキングに力を入れて勉強したい方向きの落ち着いた雰囲気のある学校だと思います。