留学ドットコム 語学学校レポート
スピーキング力の向上に特化した、徹底した独自カリキュラムを持った学校
学校概要
QQ English ITパーク校は、セブシティの中心部の治安が良い金融やビジネスの中心であるITパーク内にキャンパスを構えています。学校のあるビルから滞在先のコンドミニアムまでは徒歩5分で、毎日車での送迎も行ってくれるため大変便利です。学校の入っているビルには大企業もテナントとして入っているため警備も厳しくしっかりしており、学校のIDがなければビルに入ることができないため安心です。学生の英語力アップを一番に考えて設計された教室と、提供されているカリキュラムはセブでも最高レベルを誇っています。なかでもスピーキング力の向上には非常に定評があり、短期の留学であってもその効果が期待できます。
学校所有の送迎用ジプニー
スピーキング力の向上を重視したカランメソッドを導入している数少ない学校
QQ Englishは、カランメソッドを導入しているセブでも数少ない学校です。カランメソッドとは、先生が2回同じ質問を繰り返したのに対し瞬時に回答し、それを繰り返して発言していくことで無意識のうちに反射的に英語に英語で返答できる英語脳を訓練する学習法です。生徒が答えられないと先生はすぐに回答を言い、生徒はそれをリピートしていきます。カランメソッドは先生とパターンで練習する授業ですが、繰り返して行うことにより自然と単語や発音、言い回しなどが脳に記憶され、日本語に翻訳することなく英語に返答することができるようになる効果があります。授業内容は一度で終わるのではなく、授業時間の半分が前日行った内容の復習に充てたれるため、しっかりと毎日の授業内容をインプット・アウトプットできる仕組みになっています。
閉ざされた教室のみでなく、より実践に近い環境を再現したガーデンクラスでの授業
QQ English ITパーク校は、ビルの7階には通常のマンツーマン授業やグループ授業用の教室を設置しています。その教室もカランメソッドやリスニングの授業を行っている生徒の集中力の邪魔にならないように、防音のため特別な壁を使用している徹底ぶりです。ITパーク校のユニークな特徴は、7階の通常の教室に加え、10階にはガーデンクラスがあることです。入り口に鳥籠があり鳥の鳴き声が聞こえ、どこかのカフェに迷い込んだようなおしゃれな空間が広がっています。このガーデンクラスと呼ばれているフロアは、ドアや壁で360度囲まれた教室ではなく、パーティションで区切られたブースに机と椅子が設置され、声が抜けるような仕組みになっています。これは学校外では全く雑音が聞こえない中、マンツーマンスタイルで会話する環境は実際の場では殆どありません。そのため、隣の人の声やその他の雑音の中で会話する方が実際の場面に近いということで、オープンカフェで会話をするという部分に着目したQQ English独自の教授法になります。通常、カリキュラムの半分は10階のフロアを使用して行われますが、希望に応じてその比率を変更できます。また同じフロアにカフェも併設されており、コーヒーを飲みながら授業をすれば、先生とカフェに来たような錯覚さえ覚えます。
7階マンツーマン教室風景
10階ガーデンクラス風景
10階にあるカフェ風景
徹底した教師トレーニングで最高レベルの教育を提供することが可能
QQ Englishでは、教師の採用とトレーニングに注力しています。まず採用の条件として全員がTESOL(英語教授法)の有資格者であること、TOEICテストのスコアが900点以上であることが第一条件とされています。これはフィリピンの語学学校でも厳しい条件とされていますが、それに加えて英語の試験、複数回に及ぶ面接、デモ授業を経て初めて採用されます。採用された後も約1カ月に及ぶトレーニングが実施され、トレーニング終了後晴れて生徒との授業デビューとなります。トレーニングに関しても言語学や講師のトレーニングに関するプロフェッショナルを用意し、教育の質の向上を常に心がけています。リアルな授業にデビューした後も、定期的にトレーニングが行われているため先生による指導方法の差が生まれないように徹底されています。このことからもQQ Englishの教育に対する意識の高さが伺えました。
コンドミニアム型の学生寮でシェアハウスの雰囲気を味わえる
QQ English ITパーク校は校内に学生寮を設けておらず、学校から徒歩5分ほどのコンドミニアムでシェアハウス式の滞在となります。敷地内に入るためにはセキュリティのいるゲートを通らなければならないため、部外者の侵入はなく安心して過ごすことができます。敷地の目の前に学校へ向かうシャトルバスが運行しているため、学校と学生寮との行き来も便利です。敷地内はいくつもの一軒家が立ち並び、現地の方も住まわれているため、海外でシェアハウスに住んでいるような雰囲気を味わうことができます。2階建ての家には7部屋前後の部屋があり、1~4人部屋までお部屋のタイプは様々です。お部屋によってはシャワールームとトイレがいくつも設置されているため、たいへん便利で快適に過ごすことができます。またセブの語学学校では珍しくキッチンや冷蔵庫等も完備されているため、料理をしたり、キッチンで他の学生と団欒を楽しんだりすることができます。同じ敷地内には日本人スタッフも常駐しているため、何かあった場合でも安心です。
シェアハウス敷地へのゲート
女性専用シェアハウスの外観
2人部屋のお部屋風景
私の訪問時の国籍比率は、日本人が約50%、台湾人が約40%、その他タイ、イエメン、中東、中国、ロシアなどからの学生が在籍しており、他の語学学校と比較しても多国籍な雰囲気で学生は楽しく和気あいあいとしている印象でした。当校ではイランや中国、韓国、ブラジルに支店を持っているため、年間を通して多国籍の学生が集まる傾向にあります。シェアハウス内でも多国籍の学生と暮らすことになるため、欧米圏に留学してシェアハウスで生活している方々と変わらない生活を送ることができます。このように学生のことを第一に考えた指導方法や生活環境作りが非常に定評を得ており、リピーターも多く集まる結果に繋がっているようです。