留学ドットコム 語学学校レポート
マルタ最古で少人数制クラスを徹底する語学学校
学校概要
1963年創業50年以上の歴史あるNSTSは、マルタで最初に設立された中規模老舗語学学校です。学校はスリーマから徒歩約20分の距離にあるグッジーラ地区の静かな住宅地に位置しております。通常の一般英語クラスは平均一クラスあたり6~8名、ビジネスコースは4名と少人数制になります。他校の場合ミニクラスを希望されると費用がかかりますが、NSTSでは追加費用無しで少人数制クラスの授業を受講できます。週20時間のレッスン中、平均1人あたり2.5時間から7.5時間の個人タイムを確保できる計算になります。CELTAなど資格保有者であることはもちろん、老舗校ならではの経験豊富かつポジティブでプロフェッショナルな講師が生徒を迎えます。オフピーク時期の現在、講師は15人、生徒は約40名と小規模ですがピーク時期は倍ほどの生徒が在籍します。NSTSのモットーとして、「生徒一人一人のケアを厚く」サポート万全で安心の留学を目指しています。
現在日本人スタッフは不在ですが、2017年初めから新しくスタッフが入る予定です。NSTSに通うメインの生徒はやはりヨーロッパ人 ドイツ、イタリア、フランス、スペインからが多く、訪問時にトルコ人は不在でした。ロシア人も時期によって在籍しているそうです。アジア圏では韓国、日本(5%以下)、中国が中心となります。南米のコロンビア、ブラジルからも生徒が来ます。いずれにせよ、NSTSの日本人は1年を通して少ない傾向になります。NSTSの人気のコースは一般英語週25時間コースですが、留学生の滞在期間によっても変わり短期であれば週当たりの授業時間数が多いコースが良いですし、時間数が短いコースは料金が安くなるため、その分長く滞在する生徒もいるそうです。生徒の予算や都合により、選ぶコースや滞在期間が異なってきます。
学校レセプションとスタッフ
教室内風景
校内中庭風景
NSTSのレジデンスは2タイプを用意
NSTSの学生寮は、学校から徒歩10分圏内のキャンパスレジデンスと、徒歩15分圏内のハイベルニアレジデンスと2タイプを用意しています。キャンパスレジデンスは2012年にオープンしたまだ新しい学生寮で、マルタ大学のスポーツグラウンドとオリンピックサイズのプール向かいにあり、スリーマのウォ―ターフロントスイミングリゾートからは徒歩圏内です。モダンなスタジオベッドルームのお部屋には、シャワールーム、バルコニー、無料のWI-FI設備、勉強デスクを設置し、費用には朝食分が含まれます。ハイベルニアレジデンスは18歳以上の大人対象の滞在先です。35歳位までであればNSTSの学生寮いずれかがオススメで、それ以上の年齢層の方やリゾート気分も漫喫したい方は海岸から近いロケーションのホテル滞在もオススメとのことです。
学生寮の外観
学生寮内のプール風景
校長によるマルタ各エリアの説明
今回お話を伺った校長フランシス・スティバラさん(下記写真参照)はマルタのスリーマ出身で、日本にも複数回訪問経験のある方です。日本を知っているフランシスさんによると、NSTSがあるグッジーラからほど近いスリーマはピースフルな「平和な落ち着いた街」で、人気の観光都市セントジュリアンは日本でいう「六本木」に例えられます。私もセントジュリアンに視察に行きましたが、確かにレストランなど飲食店や観光客向けのホテルも多く観光を楽しみたい方に適しているエリア、スリーマは大人な街という印象です。
視察中、一番強くフランシスさんが私に教えてくれた学校のモットーは、「生徒個々に手厚くケアしたい。学校が大きくなってしまうとどうしても一人一人に対する注意がいかなくなってしまう。」という部分でした。学校の拡大よりも、一人一人の生徒を大事に考えており、中規模校のメリットを魅力的に説明してくれました。また何よりマルタ最古の学校というプライドと自信を感じ、経験豊富なフランシスさんの元であれば初めて留学する生徒であっても安心して行けると思います。NSTSは学生から社会人と親子まで受入れ、コースも試験対策、50歳以上向けプログラム、ビジネス英語、英語+現地企業インターンプログラム等開講し、どの年代でも短期長期問わずどのリクエストにも対応できるのでオールマイティな学校と言えます。
スリーマの風景
フランシス・スティバラさん(左)の写真