留学ドットコム 語学学校レポート
カナダ人と自然に交流ができる魅力的な語学学校
学校概要
Academie Linguistique Internationale (ALI)は、北米のパリとも呼ばれているカナダ第二の都市モントリオールにある老舗の学校です。今回、日本語が流暢な韓国人スタッフのステラさんが名古屋オフィスに訪問され、モントリオールやALIの魅力についてお話ししてくれました。モントリオールがあるケベック州はフランス語が公用語になっており、現地のほとんどの方が英語とフランス語の両方を話すことができます。町中にはフランス語の看板などがありフランス文化の影響がみられ、カナダの有名留学地であるバンクーバーやトロントとは異なる雰囲気のある都市になります。モントリオールはフランス語圏の都市になるので、日本人留学生がバンクーバーやトロントに比べるとかなり少ないのが特徴です。よって、ALIの日本人学生の約8割は、フランス語が学びたいからモントリオールを選んだのではなく、日本人留学生が多い留学地を避けてモントリオールを選んでいるそうです。また、国際比率は、ヨーロッパ圏、メキシコ、ブラジルなどの南米圏、韓国15%毎とバランスが良く、英語圏でフランス語を学びたいカナダ人や、フランス語圏で英語を学びに来ているカナダ人が25%ほど在籍しております。日本人は平均で5%程度の割合となり、多い時でも7%程度とのことでした。
モントリオールが留学地として最適か?
モントリオールはフランス語圏の都市でもあるため、留学地として不安になる方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、市内を歩くとフランス語が飛び交っていますが、アジア人にはそこまでフランス語を話してこないそうです。また、店員も英語とフランス語を切り替えながら話しています。例えば、お店に入るとフランス語で挨拶されますが、私たちがフランス語で挨拶を返すとフランス語での会話になり、逆に英語で挨拶や質問をすれば店員が英語に切り替えてくれます。
また、モントリオールは他の都市(ケベック、オタワ、トロント、ニューヨーク、ボストンなど)にアクセスがしやすいため、生活費が安いモントリオールで生活してから他都市に移動ができるのもモントリオールでの留学のメリットです。また、最近モントリオールでは日本ブームが来ているとのことで、市内には急速にラーメン屋などの日本食レストランが増えてきました。そのお陰で、ワーホリの方はモントリオールでの仕事も以前よりはしやすくなっています。しかし、現地のお仕事をする時は、英語とフランス語の両方のコミュニケーションが求められるので、英語しか話せないと難しいところでもあります。英語に加えてフランス語も身に着けて、モントリオールでの生活やお仕事に挑戦してみるのも良いかもしれません。
モントリオールの町並み1
モントリオールの町並み2
モントリオール大聖堂
土地柄に合わせた様々なコースを開講
ALIは、モントリオールならではのコースを開講しております。英語コースはもちろんのとこ、フランス語コース、最近のモントリオールの日本ブームに合わせ、日本語学習者に対しての日本語プログラムがあります。英語コースはレベル1~8まであり、日本人がはじめに入るレベルとしてはレベル2~4が多いです。レベル1~5までの初級中級クラスは、「文法クラス」、語彙力や読み書きのスキルを磨く「スキルクラス」、「カンバセーションクラス」の3つから成り立っておりを毎日バランス良く勉強します。一方で、レベル6~8の上級者クラスは、3つ時間のうち「文法クラス」以外の2つの時間を選択することができます。
例えば、「スキルクラス」では、TOEFL、IELTS、TOEICの授業を選択でき、「カンバセーションクラス」では、ビジネス英語などの授業を選択することができます。また、レベル6~8の生徒と一緒に選択授業を受けるため刺激にもなりますし、自分の興味あることを選択して勉強できるので満足感もあります。
また、モントリオールで生活するために、フランス語での挨拶や生活する上での必要な表現を学べるクラスが無料で週2回開講させているので、フランス語初心者でも安心です。一方で、フランス語コースのみ学習される方は、フランス語でフランス語を学びますので、フランス語の基礎が無い日本人学生にとっては最初授業に慣れるのが大変に関しるケースも多いようです。
安心のサポートと多国籍な生徒と交流の機会があるアクティビティー
ALIは様々なアクティビティーがあり、シャイな日本人でも積極的に参加して交流を深めるようステラさんが日本人の生徒をプッシュしてくれます。ALIはマーケットや大聖堂などに行くアクティビティーを平日3回、休日はトロントやニューヨーク、ナイアガラの滝、ケベックなどに行く旅行を毎週企画しています。また、他のクラスやコースの人と交流ができるように毎月の交流会や、日本語プログラムを受講しているカナダ人学生と交流できるアクティビティーを月2回開催しています。生け花、着物、茶道などの日本の文化を伝えたり、体験したりすることで、現地カナダ人との交流を深めることができます。また、時々日本語プログラムのクラスに日本人の生徒が手伝いに出向く機会もあり、自然とカナダ人と交流する機会が用意されています。
冬のアクティビティーの様子
夏のアクティビティーの様子
日本語が流暢な韓国人のステラさん
今回ステラさんからお話しをお伺いして、英語にしか馴染みのない日本人にとって留学地としてハードルが高いモントリオールが、とても魅力的なところだなと感じました。日本人の少ない生活環境で、フランス語にも触れながら現地のカナダ人と交流を深めたい方にはぴったりの学校です。