留学ドットコム 語学学校レポート
インターンシップから法人研修まで、「英語+α」を提供している学校
学校概要
iYES Language Schoolは、元アメリカ海軍の基地があったスービック経済特別区にあるスービック唯一の日本人経営の語学学校です。学校周辺にはショッピングモールや娯楽施設があり、少し足を運べば山や海などの自然も満喫することができる上、治安も非常に良いため観光地として人気という側面も併せ持っています。当校はクラークから車で50分ほどのところに位置するため、地域一帯に欧米人がいまだ多く住んでおりフィリピンにいながらにして、欧米文化にも触れることができます。学校自体が小規模でセキュリティ万全のホテル内にレッスンルーム及び宿泊施設を持っているため、快適な空間で学習ができます。
幅広いインターンシッププログラムを用意
当校の1つ目にして最大の特徴は、幅広く展開しているインターンシッププログラムです。右側の写真は、インターンシッププログラムに参加希望者のために行われるプレゼンテーション授業になります。元々の学校のコンセプトが「英語+α」の場を提供することで、特に現在力を入れているのが提携企業にて実施されるインターンシップコースです。欧米では定番のホテルインターンからショッピングモールの清掃員、レジャー施設の受付や、珍しいものだと政府機関での雑務・文書作成の業務まで幅広く企業と提携しインターンシップを実施しています。短期から受け入れている企業もあるため、休暇を利用して来る学生から転職を考えている社会人まで広く参加することができます。現在は2~12週間の短~中期の無給インターンシップのみですが、今後は有給インターンシップや長期のものまでラインナップを充実させていく計画を立てています。また、集団での企業研修及びインターンシップに関しては、リクエストベースで実施する予定とのことです。
きれいな施設と多岐に渡るイベントを企画
治安の良いスービックという地域にあるペニンシュラホテルの2フロアを使用して運営している当校は、何といってもホテルならではの施設のきれいさと安全性を特徴としています。最大40名の小規模校なので、講師陣との距離が近く落ち着いた雰囲気となっています。人数が少ないためイベントの管理も容易で、リクエストベースでボランティアやアクティビティを実施するだけでなく、1泊2日で開催され、フィリピン人と寝食をともにすることで、英語による実践コミュニケーション能力を鍛え、五感を磨き、異文化に対する受容力を養うことを目的としたイングリッシュキャンプや、現地のファミリーの家に泊まり現地の生活を実体験するホームステイ、そして現地の大学生との合同ディスカッションなど様々なイベントを積極的に提供しています。
ホテルの外観
プールの風景
ニーズに応える法人研修プログラムを用意
当校は団体の法人研修の受け入れも積極的に行っており、事前に発注すれば個々のニーズに沿ったテキスト及びカリキュラムを一から作り込みオリジナルプログラムとして提供することができます。また既存の実践プログラムも組み込むことができ、代表的なものとしてフィリピン学生とチームを組み地域社会貢献を行い、計画から結果までをまとめ、英語でプレゼンテーションするプロジェクトC(Contribution)があります。その他にもSKYPEによるネイティブ講師との事前・事後の定期トレーニングや日本での講師派遣出張講義サービスなど現地研修前後のケアも充実しています。
まだ出来たばかりの新設校で規模も小さいですが、経営陣が異なるバックグラウンド・コネクションを持っているため他校としっかり差別化を図り運営している印象を受けました。マーケティング担当の日本人スタッフの中沢さんは元半導体関係の企業にいた方で、シリコンバレーでの勤務歴もある海外経験の長いベテランです。後々は人材派遣業も兼ねようと試みているらしく、日本での英語講師派遣サービスや様々なインターンシップ先との提携などの既存のプログラムはその足掛けのようです。ゆくゆくはフィリピンへの日本人の日本語講師の派遣など、国を股にかけたマルチなビジネスをビジョンとして持っています。法人研修など多くの学校と違ったマーケットを中心に据えている点は、今後の当校の経営展開次第では、高いポテンシャルを持った学校だと感じました。
学校スタッフ中沢さん