留学ドットコム 語学学校レポート
短期間でスピーキング力の向上が可能、アットホームな小規模校
学校概要
Britannia Collegeは、バンクーバーのガスタウンという石畳でレトロな雰囲気が漂うエリアに位置する語学学校です。ガスタウンエリアには語学学校やお土産屋さんが多く、常に留学生や観光客で賑わっています。バス停や電車の駅も近く、学校周辺は大変便利なロケーションです。学校はビルの地下に位置しており、最大学生数54名の小規模校です。「自国では提供できないカリキュラムを留学生に提供したい」という思いから作られた、スピーキング特化のカリキュラムを提供しています。当校の学生は、スピーキングを苦手とする人が多い日本人と韓国人が1:1の割合で在籍しています。
当校の学生の年齢層は若い方~シニアの方まで幅広く、私が訪問した際には数年連続で夏の時期だけ英語学習に来ているという70代の女性がいらっしゃいました。学校全体の感想として、年齢関係なく和気あいあいと楽しそうな雰囲気の授業が印象に残りました。授業は月曜日~木曜日に行われ、金曜日は午前中のみプレゼンテーションやスピーチを通じて1週間も復習をします。金曜日の午後には月2回のペースでワークショップやアクティビティを行っており、履歴書作成や面接対策などのサポートもしています。Britannia Collegeは、多国籍な学校に通っていたがスピーキングが伸びなかった方、短期間で集中的にスピーキングのスキルアップを目指したい方にもおすすめの語学学校です。
使える英語が身に付くスピーキングに特化したカリキュラム
一言でスピーキングと言ってもシーンによって使う単語や言い回し、表現方法が異なります。Britannia Collegeでは状況に応じた「活きた英語」を学ぶことができます。2時間目の「Oral Accuracy」の授業では英語を正確かつ完璧な英語を話すよう学習していきます。正確な英語を話すために必要な文法の見直しも同時にできるので、文法を全くやらないというわけではありません。3時間目の「Oral Fluency」の授業では、よりネイティブスピーカーらしい流暢で自然な英語を学習します。文法的には間違っていないが話し言葉としては違和感があるという場合には、講師がより自然な言い回しに訂正してくれます。例えば、「私はカフェに行く予定です」を英訳すると「I’ll go to the Café.」としてしまう方が多くなります。確かに文法的には間違いではありませんが、ネイティブスピーカーがよく使う表現で「I’m going for coffee.」のほうがより自然になります。このように、スピーキングに重点を置いたカリキュラムですが、その中で状況に応じたフォーマル・インフォーマルの両方の英語を取得することができるカリキュラムとなっています。
1クラス最大9名、講師のケアが行き届く少人数制
欧米圏の多くの語学学校では1クラス15~16名で行われますが、Britannia Collegeではお申込み人数を制限しており、常に1クラス最大9名で構成されています。少人数制を徹底することで学生ひとりひとりに講師の目が届くため、細やかなフィードバックを受けることができ、授業中の発言の機会が増える利点があります。グループ授業でありながら、講師がひとりひとりの間違いを正してくれるというのも少人数制ならではです。また、他の学校と違う点として、Britannia Collegeでは入学時のプレイスメントテスト以降、レベルアップテストが行われません。その代わり、「この学生は次のレベルに行っても大丈夫」という担当講師3人の同意が得られた場合のみ、次のレベルに進むことができます。(授業は1日1~4限目まであり、3人の講師が担当します。)日頃授業を担当している3人の講師による総合的な判断となりますので、着実なステップを踏んでレベルアップできるのが他の学校にはあまりないポイントとなります。少人数制で講師の学生管理が行き届いているからこそ、対応可能なシステムだと感じました。
厳しめのルールでしっかり学習したい方におすすめ
Britannia Collegeでは、EOP(English Only Policy:母国語禁止制度)を導入しています。教室、廊下、ラウンジ、トイレなどオフィス以外のエリアでは英語のみ使用可能となっています。違反した際には掲示板に名前が張り出され、警告3回で退学処分と、厳しくルールを設定しています。また、「No Break Policy」といって受講期間内は旅行などの理由で、休暇を取ることは禁止されています。授業にも100%出席などの規則が厳しく定められているので、真面目にしっかりと学習したい方におすすめです。