留学ドットコム 語学学校レポート
試験対策の専門学校から始まった老舗の語学学校
学校概要
VGCはバンクーバーに複数キャンパスを構える、元々IELTS・TOEFLを専門としていた語学学校です。今回は完成したばかりの上級者向けキャンパス、グランビルキャンパスにもご訪問させて頂きました。
全キャンパスで最大250名程度の中規模校ですが、多くの生徒が放課後も校内に残って国際交流や自習に励んでいる活気ある姿が見受けられました。今まで60か国以上もの国際色豊かな生徒たちを受け入れてきた実績から、臨機応変かつ頼れるベテランスタッフ陣によるサポート体制が当校の魅力のひとつとなっています。
VGCスタッフのオフィス風景
実績ある試験対策コース
前述の通り当校最大の強みは、試験対策コースの充実です。他の学校では滅多にない初心者向けのTOEFL・IELTSコースも開講しており、各々のレベルに応じて試験対策コースすら柔軟に受講することができます。さらに2週間毎に一度のペースで模擬試験を受験することができるため、自身の弱点を把握し戦略的に学習計画を立てて行くことも可能です。
当校に在籍しているラテン系・ヨーロッパ系の生徒の多くは、確固たる成果のために当試験対策コースを受講し中長期で勉学に励んでいるため、日本人の留学生にも良いモチベーションとなります。試験対策コースは難易度が高いため、英語力が規定のレベルに到達するまでは、基礎英語コースでしっかり学習する体制も整っています。
実践的な語学力向上を目的とした基礎英語コース
当校の基礎英語コースは、Global Englishコースと名付けられています。この名前には”学校卒業後すぐに外で英語を実践的に使える人材を養成する”という当校のポリシーが反映されています。実際に使われる教材も多くの学校と異なり、様々な国の文化や歴史背景を題材にしたものが使われています。
私が視察したリスニングクラスでは、あえてネイティブスピーカーの音声ではなくノンネイティブスピーカーのアクセントが違う音声を使って授業を行っていました。非英語圏の人との英会話力向上へのトレーニングを行うことで、より実践的な英語に慣れる訓練を行っていたのは印象的でした。
VGCは実践面を重視した語学力の向上を目指して、当校では講師が常勤しているスタディラボと呼ばれる自習時間や、履歴書添削・面接準備のワークショップ、さらには学校卒業後にも利用できるオンライン学習システムでサポートしています。
会話レッスン風景
勉強だけではない様々なアクティビティ
試験対策コースに強い語学学校は、多くの方は厳しい学校を想像します。しかしながら、当校では様々なアクティビティも企画されており、楽しんで学ぶ環境も同時に提供しています。学校専属のアクティビティ担当スタッフが毎月生徒の要望を聞いて、アクティビティカレンダーを作成してくれます。
学校専属のフォトグラファーが、アクティビティ風景を記録に残して、学内の随所に写真や映像を展示することで、生徒みんなと思い出を共有しアットホームな校風を作っています。特に年2回バンクーバー市内のシアターを貸し切って開催されるタレントショーは、学校名物と言われるほどの大人気のイベントです。
国籍や英語レベルの垣根を超えて、多くの生徒が出し物を企画してステージに立つ、とてもエキサイティングで貴重な体験ができます。
楽しいだけの環境でなく、やる時はしっかりやる校則
校則面では、EOPを破る・遅刻をするなどをした生徒への罰則であるレッドカード、学校に取って何かプラスになることをした人・成績優秀者などに送られるご褒美であるパープルカードがあります。レッドカードは3枚たまると1日停学になりますので、生徒は真面目に学校生活を送る意識を植え付けられます。
一方、真面目に取り組む生徒には、パープルカードが与えられます。多くのパープルカードを集めた生徒には、スターバックスのギフトカードなどご褒美が与えられます。このオンオフのバランスが、校内風紀の向上と生徒の意識改革に一役買っています。
学校担当者との写真(写真中央がVGCスタッフ)