シンガポール留学する際に必要なビザは、滞在期間によって変わってきます。まず、30日以内の短期留学であれば観光ビザで滞在しながら就学できますが、30日以上学校に通いたい場合は学生ビザを申請する必要があります。学生ビザの申請方法は各学校により変わりますので、事前に希望する学校に確認を取り、必要書類をチェックする必要性があります。ここではシンガポール留学で必要となる観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデービザについての申請条件や必要書類についてご案内しています。
観光ビザ
日本国籍の方がシンガポールに観光や商用目的で行く場合、空路の場合は30日以内、陸路の場合は14日以内であればビザ申請なしで入国できます。ただし、入国時のパスポートの残存期間が滞在日数+6カ月以上必要であることと、原則的にシンガポールから出国するための予約済み航空券の所持が求められますので注意しましょう。また、観光ビザで入国後に滞在延長をしたい場合、は滞在期限より遡って3営業日以上前までにオンライン申請することにより、入国日より数えて最大89日間まで延長可能です。シンガポールの滞在延長申請には、今回の滞在で初めての延長申請であることを前提に有効なパスポート、出入国カード、クレジットカードが必要となります。また、一度シンガポールを出国した後5日以内は、シンガポールに再入国できないので注意が必要です。
学生ビザ
留学期間が30日以上の場合、学生ビザの申請が必要になります。シンガポールの学生ビザ申請はオンラインで行います。必要書類は、入学許可書、パスポートコピー、英文の残高証明書、卒業(在学)証明書、自己紹介レターなど、全て英文のものが必要です。また、各語学学校によって提出書類が変わる場合もあるので必ず事前に確認が必要です。ビザ審査には最低でも4カ月程度かかるため、入学が決まったらなるべく早めにビザ申請を開始するようにしましょう。
ワーキングホリデービザ
シンガポールでは、最大で6カ月間有給で働くことができるワークホリデープログラムがあります。申請はオンラインのみから可能で、応募条件は18歳~25歳までの方、シンガポール政府が認可する大学の在学生又は卒業生であることを満たせば応募可能です。なお、認可されている大学のリストは、シンガポールの移民局のホームページに紹介されています。近年は政府が認可する大学以外でもビザが下りるケースもあるため、必ずしもリスト外ではチャンスが無いということにはならないようです。
応募に必要な書類は、所定の申請書、英文の在学又は卒業証明書、パスポートコピーです。ただし、提出書類については申請する年によって要項等が変わる場合があるので、こまめに移民局のホームページを確認する必要があります。審査には通常3~4週間を要しますが、無事にビザが下りるとビザ発給許可書(IPA)がメールで届きます。ビザ発給許可が下りたら3カ月以内にシンガポールへ渡航しなければなりませんが、渡航日より2週間前に、現地のシンガポール人材開発省(MOM)で正式なビザカード(IDカードのようなもの)を受け取るためのオンライン予約をしなければなりません。そして、シンガポール到着後の予約日にビザ発給許可書(IPA)、申請書一式、オンライン予約票、出入国カード、帰りの予約済み航空券、そしてビザ発行手数料支払いのためのクレジットカードを持参しMOMカードを受取りに行きましょう。このように、シンガポールでワーキングホリデーに参加するには様々な手続きを行わなければなりませんので、準備段階で何を行わなければならないのかをしっかりと把握しておくことが大事です。
※こちらのビザ情報は予告なく変更になる場合がございます。取得する場合は必ず最新情報をご確認の上、ビザ申請するようにお願い致します。