【イギリス留学】アメリカとイギリスでは、先輩留学生がイギリスをお勧めする理由とは!?
英語圏の大国である「イギリス」と「アメリカ」。本格的に英語を学びたいけれど、「どちらの国に行ったらいいの?」と迷ってる方も多いと思います。
私は、イギリスのキングストン、アメリカのシアトルへ語学留学した経験を持っています。
両方の国を経験しましたが、私はイギリス留学をよりお勧めします。私がイギリスをお勧めする理由と、イギリスの魅力をお伝えします。
イギリスは英語が聞き取りやすく、コミュニケーションが取りやすい
私は小学生の頃から、約11年間ずっとアメリカ英語を習ってきました。皆さんもアメリカ英語を習ってきたことになります。
既にご存知だと思いますが、イギリス英語とアメリカ英語では、スペルや発音も少し異なります。アメリカ英語を習っている人にとって、イギリス英語は聞き取りづらいというテレビ番組を見たこともあります。
正直、イギリス留学前は自分がイギリス生活に馴染めるのか心配で、「ホームシックになるのでは?」と不安に思っていました。
しかし、いざ行ってみるとそのような心配は払拭されました。
イギリス人の英語はとてもクリアで癖がなく、大袈裟に聞こえるかもしれませんがリスニング教材のCDを聞いているような感じだったのです。
またレストランに行った際に、オーダーもスムーズに取って貰え、コミュニケーションを取ることに抵抗と不安が消えて行きました。
自分の母国語ではない英語を使って、見ず知らずの人と会話をすることがとても楽しく感じることができたのです。
イギリス留学の後、アメリカ留学をしました。イギリスでコミュニケーションを取ることに楽しさを感じていたということや、長らくアメリカ英語を勉強していたということもあって、かなり自信を持ってアメリカ留学に行きました。
ですが、アメリカに行き現地の学生や店員の人たちと会話をしていくにつれ、想像以上にコミュニ―ションを取ることの大変さを感じました。
一体なぜなのでしょうか?
そこで、私はあることに気がつきました。語学学校の先生は例外ですが、現地の人たちはかなりの確率でスラングを使うためです。
私たち日本人はアメリカ英語を学んでいるものの、あまり学校でスラングは教えられません。スラング慣れしていない私は、意味を理解するのに苦労しました。
また、アメリカは様々な国籍の人々が在住していることもあり、かなり発音にムラがあります。「そんなことを話していたの?」と驚くほど、イントネーションの違いで全く話の意図が読めない時もありました。
本当に使える英語話者になるためには、発音のムラに自分が対応して行かなければなりません。しかし、留学したばかりの方にとっては、出会う人々の発音がバラバラだと、苦戦することになります。
教科書のようにクリアな英語で耳を鍛えたいという方、まだ英会話に抵抗のある方は、スラングも殆ど無いフォーマルな英語に近いイギリス英語の方が取り組みやすいと言えます。
よりフォーマルに近い英語の勉強をすることで、留学初心者は英語でコミュニケーションすることに対してより自信がつくと思います。
イギリス人は人柄が優しく、親切な人が多い印象
日本人は困っている人を見かけたら助けてあげるというのが普通かも知れませんが、外国ではこういった光景が普通だとは限りません。
私はイギリスに行った際のエピソードを紹介します。私はイギリス留学中に老夫婦のお宅にホームステイ滞在しており、ステイ先から語学学校へはバスで通学していました。
学校を終え友達と食事をしていると、気づいたら帰りが20時頃になってしまいました。
日本の20時というとそこまで暗くはありませんが、2月のイギリスは緯度の関係で16時頃には徐々に暗くなり初め、20時にはもう完全に真っ暗です。
少し怖いなと思いつつも、行きの時にホスト先の近くのバス停も覚えたし、住所もメモしてあるから大丈夫だろうと思っていました。
そこで事件は起きました。
行きと同じバス停で降りたはずが、見覚えのないところに着いてしまったのです。
私はもうパニック状態で、困っているとバスの運転手さんが話しかけてくれ、徒歩でここから10分くらいだと教えてくれました。さらに、回送バスだというにも関わらず、ホームステイ先に1番近いバス停へ向かい、そこで下してくれました。
行きと同じバスに乗り、同じバス停で降りたにもかからず私が迷子になったのは、行きと帰りでのバス停が違い、それがかなり離れていたためです。
今こうして生きていられるのも、あの時のバスの運転手さんのおかげです。(笑)
アメリカ留学でもバス乗車でトラブルに遭う
アメリカでも実際に経験したエピソードも紹介します。アメリカでは学生寮に滞在することにしたため、時差ボケもあるだろうからと授業が始まる2日前には、学生寮に着くよう計画していました。
学校側から指示された道順で学生寮に向かうと、まさかのパレード月間で道路が封鎖されていました。乗りたかったバスに乗れず、別の行き方をマップで調べて、違うバスに乗るしか方法がありませんでした。
見たことのない景色に圧倒されているうちに終点に到着してしまい、運転手から降りるよう指示されました。そこで学生寮までの道を聞いたら、「知らない」とだけ言われ、降ろされてしまいました。
アメリカの広大な土地ということもあるのでしょうが、イギリスでの神対応もあってか少し残念な気持ちになりました。もちろん、全員がそうした素っ気ない態度ではないと思うのですが、全般的なイメージとしてアメリカで出会った人々とは距離感を抱きました。
世界をリードするアメリカですので、皆さんもアメリカお方が慌ただしいイメージがありますが、まさにその通りだと感じた瞬間です。
異国の地に1人で行くと英語が通じるかということもそうですが、その土地に馴れるかも心配な点だったりします。上記で紹介したエピソードは私の1つの経験談に過ぎませんが、イギリスの方が外国人に対して物腰柔らかい人が多いという印象です。
イギリスは食べ物が美味しい!
イギリスの食べ物は、あまり美味しくないと聞いたことは無いでしょうか?イギリス料理は不味いと言われるのは、海外経験者にとっては結構有名な話だったりします。
しかし、イギリス留学を考えている方で、食事面に抵抗を感じていた方には朗報です!
イギリスの食べ物は思っているよりも、美味しいですよ!^^
私はイギリスに行く際、英語を話すのと同じくらい、現地の食べ物を食べることができることを楽しみにしていました。でも「イギリス 食べ物」で検索をすると大体「まずい、おいしくない。」といったページが出てくるのです。
その段階でかなり心が折れかけていましたが、実際現地に行きレストランや食堂でご飯を食べてみると、普通に美味しかったです。さすがにお米は日本ほど美味しくないですが、他の食品は十分満足できるレベルでした。
それどころか、ここだけの話、私は留学中2㎏ほど太りました…。(笑)
インターネットや人から聞いた情報を鵜呑みにして決めつけたらいけないな…と思いました。そして、実際にその土地に行ってみて、自分の五感でその国を体感すること大切さを学んだような気がします。
ただし、人によって味覚や感じ方はそれぞれなので、もしお口に合わなかったら、ごめんなさい…。
私にとっては、総合的にアメリカよりもイギリスの方が合っていました。
イギリスの魅力、伝わりましたでしょうか?
歴史的観光地も多く、本格的な英語を常時吸収できるため、英語が好き、得意な方はもちろん、苦手な方でも楽しむことができる国です。イギリスはアメリカに比べて日本人留学生も少ないので、英語環境的にもバッチリです!
日本にいたら経験できないことを、イギリスで経験し、記憶に残る最高の思い出を作りませんか?