マンチェスター留学の魅力満載!文化、経済、歴史、全てが詰まった穴場都市
みなさんはイギリスのマンチェスターという都市をご存知ですか?
なんとなく耳にしたことがある人は多いと思いますが、詳しく知っている人はなかなか少ないと思います。そこで、このコラムではイギリス留学のオススメ都市(マンチェスター)についてご紹介しています。
いったいどのような都市で、どんな魅力があるのか、なぜ穴場でオススメなのかというのを一つ一つ見ていきましょう!
費用面でロンドン滞在はハードルが高い
イギリスのNo.1留学地と言えば、やはりロンドンですよね!
しかし、現在は円安が進みイギリスポンドがかなり高く、さらにロンドンはイギリスの中でも一番物価や家賃が高い都市です。
そのため、費用節約を第一に考えている人にとってはロンドンを滞在都市とするのはなかなかハードルが高く、あえてロンドンを外した都市選びをされる方も増えています。
全世界、どの都市でも同じ事が言えるのですが、やはり人口が少ない田舎の都市に行けば、物価や家賃が安くなり、生活費の節約ができるためです。
しかし、人口が少な過ぎる田舎都市だと仕事が見つからなかったり、生活面も不便になってしまいますので、単純に「田舎地域を選べばOK」という事でもないのが都市選びの難しい所でもあります。
ちょうど良いサイズのマンチェスター
そこで、留学ドットコムで「イギリスでの穴場留学都市」としてオススメしているのがイギリスのマンチェスターという都市です。
イギリスの首都であるロンドンの人口は約900万人。ヨーロッパでも最大の市域人口を誇りますが、マンチェスターの市内人口は約55万人(グレーターマンチェスターと呼ばれる広域行政区域では約280万人)というサイズです。
単純な市内人口の比較であれば、バーミンガム(約115万人)の方が多いのですが、マンチェスターは人口を計上する区域によって順位が変わるため、マンチェスターはイギリスの第二、第三の都市と言われたりします。
ちなみに、大阪府は約900万人、名古屋市は230万人ですので、めちゃくちゃ大雑把ですが「ロンドン=大阪レベルの規模。マンチェスター=名古屋レベルの規模」というようなイメージが分かりやすいかも知れません(笑)
マンチェスターはどんな都市?
マンチェスターはもともと小さな農村でしたが、イギリスの産業革命が起こった都市で、産業革命期には大きく発展し、世界の綿工業の中心となった都市です。
そして、現在では工業都市ではなく、商業・企業都市として発展しており、BBC(イギリスの国政放送)、ケロッグ、アディダス、航空会社などの本社があったり、日本企業も多数進出していたりします。
また、マンチェスターにはマンチェスター大学のような高等教育機関や私立語学学校も充実しているため、留学生もたくさん集まっている学園都市という顔もあります。
さらに、有名なサッカーチーム、世界的なバンドなども多く輩出していて、サッカーと音楽が非常に盛んな都市でもあります。
あとは、産業革命時代の面影が残る建物も街の随所に大切に残されていますので、街を歩くだけでもそうした街の雰囲気を感じられるはずです。(特に世界最古の駅舎にある科学産業博物館は、産業革命の歴史を肌で感じられる貴重なスポットです)
どうでしょうか?マンチェスターの「田舎過ぎず、都会過ぎず」というちょうど良いサイズ感、その歴史や魅力がなんとなく伝わりましたか?
マンチェスターは「家賃や物価も抑えつつも、生活の不便さがない」というちょうど良いサイズ感の都市でありながら、教育機関や歴史、文化面でも充実している。という感じである意味でオールマイティーな都市なんですね。
マンチェスターってどこにある?
次はマンチェスターの立地を詳しく見ていきましょう!
→マンチェスターはイギリス北西部の主要都市でロンドンとの位置関係はこんな感じになっています。
地図を見て頂くとわかるように、マンチェスターはイギリスのちょうど中心部に位置しているので、イギリス国内旅行をする時の中継都市となっていて、東西南北どの方向へも移動しやすい都市だったりします。
「でもイギリスへ行くからにはロンドンは絶対外せないし…」という方でも、ご安心ください!
実は、マンチェスターからロンドンの距離は高速鉄道で約2時間の距離(約240km)になっているためです。
これは日本の「東京⇔名古屋間の315km」よりも近いので、「マンチェスターからロンドンへの日帰り旅行や1泊旅行」も十分できる距離なんですね。
また、マンチェスター周辺の魅力的な観光スポットとして、すぐ西にあるリバプール(ビートルズが生まれ育った街でビートルズファンの聖地)や北西の湖水地方(Lake District)などが有名です。
特に湖水地方はイギリスで最も美しい景勝地と呼ばれイギリス人も「ここの雄大な自然は必見!」というくらいの魅力的な地域となっています。(湖水地方にはたいへんのどかで美しい水辺の風景が広がっており、あのピーターラビットの故郷でもあります)
→マンチェスターは中継都市として国際空港もあり、飛行機も多いためヨーロッパ諸国の旅行もしやすく、すぐ上のスコットランドにも電車旅行ができます。
ちなみに、ロンドンから湖水地方へ直接移動するにはさすがに遠いため、イギリス人も湖水地方へ旅行する際には中間点としてマンチェスターに宿泊する人も多かったりします。
田舎過ぎず、都会過ぎずな環境
マンチェスターは「田舎過ぎず、都会過ぎずのちょうど良い環境」ですので、お店や仕事なども一定数あります。
特にワーキングホリデーの方などはマンチェスターを拠点にすれば、生活費も抑えながら、仕事も行え、ロンドンや周辺の観光スポット(リバプールや湖水地方など)を押さえる事もできるのでかなり欲張りなワーキングホリデー生活が実現可能です。
また、マンチェスターは日本人にとってはどちらかというとマイナーな留学地となりますが、ヨーロッパからの留学生にはとても人気がある地域で、留学中の友達作りや交流などでも困る事がありません。
それから、留学やワーキングホリデーで田舎滞在をする際に重要になってくるのが毎日の移動手段です。
日本でも田舎や山間部ではバスや電車が走っていないように、イギリスでも田舎すぎる場所ではマイカーがないととても生活ができない状況ですが、マンチェスターではそうした心配は無用です!
市内にはトラム、バスがしっかり走っていますので、自動車や自転車などを持っていない留学生でも毎日の移動で不便を感じる事なく生活ができます。
現地の人としっかり交流できる!
マンチェスターは、都市規模に対して日本人がかなり少ないため、現地で日本人を見かけたり、街中を歩いていて日本語が聞こえてくるという事はまずありません!
そのため、日本語や日本人とはできるだけ距離を置きながら、現地イギリス人や外国人とガッツリコミュニケーションを取りたい!という方にはオススメな環境と言えます。
ちなみに、マンチェスターは移民の都市で様々な国籍、人種が入り交じる国際都市ですので、日本人だけが珍しくて浮いてしまうという事はありませんし、ロンドンなどの都市部に比べて地元のイギリス人もやさしかったりします(笑)
日本でも東京の人は地方に比べると「みんななんだか忙しく過ごしていてセカセカしている。人もなんだか冷たい」というのがあったりしますが、これは実は全世界共通で、イギリスでも同じ事が言えるんですね。
やはりロンドンは900万人規模の大都会ですので、そうした都会ならではの特徴が強いと言えます。
しかし、イギリスは北に行くほど人が優しく、のんびりとした雰囲気になるという地域性がありますので、マンチェスターでは例えば何かサンドイッチを買うような時でも気さくに声を掛けられたり、階段前のベビーカーを通行人が持ちあげて運んであげるというような親切な風景もたくさん目にするはずです。
マンチェスターのオススメの学校
最後にマンチェスターでのオススメの学校もご紹介致します。
留学ドットコムでオススメしているのはBritannia English Academy(BEA)という学校で、2012年設立の語学学校です。
学校全体のサイズは100名〜150名で、1クラス最大10名の少人数制となっているのですが、1クラスの平均はなんと7名程度となっています!
通常、イギリスの語学学校は平均1クラス12人くらいが一般的ですので、BEAでは他校に比べて約1/2レベルのサイズでアットホームな授業が受けられるという事になります。(1クラスの留学生数が減れば減るほど、1人あたりの発言やスピーキング時間も多くなりますので、贅沢な授業内容と言えますね!)
また、学校の国籍バランスとしては、スペイン、サウジアラビア、イタリア、ブラジル、フランスが特に多く日本人比率はピーク時であっても10%未満です。
100名の学校規模でピーク時でも9%以下ですので、日本人は多くても9人程度という計算です。
つまり学校内でも日本人は9人だけ、そして学校の外へ一歩出たら日本人をまず見かけないマンチェスターですので、まさに文字通り英語漬けの生活が送れます。
また授業料はロンドンの学校と比べると週あたり100ポンド前後の差が出るような料金設定となっていますので、同じ留学予算であってもマンチェスターではより長く通う事ができるでしょう。
ちなみに、マンチェスター滞在時にはホームステイでもメリットがあったりします。
日本でも東京の一等地には一軒家がないように、ロンドンでも市内中心部の便利な場所には一軒家はありません。
そのため、ロンドン留学時のホームステイではかなり遠い校外から長い通学時間を掛けて通うのが一般的なのですが、マンチェスターは市内中心部からホームステイの距離もかなり短いため、短い時間、安い交通費で滞在ができます。
ロンドンの語学学校では学校に近いホームステイだと追加料金が掛かったりするのですが、マンチェスターではそうした追加料金を払うことなく、繁忙期でなければバスで40分ほど、トラムであればそれよりも短い通学期間で学校に通うことができます。
ホームステイは地元マンチェスターのイギリス人と知り合える貴重な機会ですし、食事も付いていますのでホームステイもぜひ検討をしてみましょう!
それから、BEAにはマンチェスター唯一の日本人スタッフ(Yukieさん)が在籍しており、Yukieさんは10年以上のイギリス在住歴がありますので、学校内でのサポート体制も万全です。
また、学校ではアクティビティも豊富で、現地旅行会社と協力してマンチェスター市内観光、マンチェスター・ユナイテッドのスタジアムツアー、週末の日帰り旅行、1泊の旅行ツアーなども友達と一緒に参加できます。
アクティビティの一番人気はフリーカンバセイション(いわゆるフリートーク)で、先生と留学生が集まって、緩く楽しく会話するというものです。
BEAならではのアットホームな環境、雰囲気だからこそ力を入れずにリラックスした状態で会話をワイワイ楽しめるというのが最大の魅力となっています。
また、BEAではサッカーの街マンチェスターの学校という事もあり、英語+サッカーという非常に珍しいサッカー留学プログラムもあります。「英語を学びながらサッカーも学びたい!」という方には特にオススメです。
まとめ
最後にマンチェスターが合う人、合わない人も表でまとめましたのでご参考ください!
上記のようにマンチェスターは魅力的な滞在都市ではありますが、「マンチェスター ≠ ロンドン」ではないので、「どうしても私はロンドンに住みたい!」、「ロンドンじゃなきゃダメ!」という方には向きません。
「毎日ロンドンにいたい!ロンドンで訪問したい場所が山ほどある!」という場合には、ロンドンを拠点にした方が良いでしょう。
一方で、もしあなたがマンチェスターに滞在しながら、週末などにロンドンへ1泊や日帰り旅行でも全然OK!という事であればマンチェスターはベストな選択肢になるはずです。
また、マンチェスターはイギリス北部の都市で、イギリス国内で避暑地のような場所となっているため、ロンドンよりも気候が寒くなります。
イメージとしては北海道のような気候で、夏でも涼しい(暑くなることがない)という感じです。そのため、もし寒いのがどうしても苦手な場合には、避けて頂くのも良いかも知れません。
残念ながら「誰にでも100%希望にピッタリ合う!」というパーフェクトな都市や国はありませんので、どこかで折り合いをつけて優先順位を決めて選んできましょう!
もし、国選びや都市選びで迷う事があればドットコムの公式LINEから気軽にお問合せください。
Q&A
最後にマンチェスター留学で良く頂くご質問をまとめています。ぜひこちらもご参考ください!
Q:イギリスの物価って高いの?
A:イギリスはなんでも高そうなイメージですが…実はイギリスは日用品は安く、自炊をする事でかなり節約生活が可能です。(外食は日本よりも高めとなります)
例えば…ランチだと10ポンド前後、ディナーだと単品が15ポンドというような値段になりますが、野菜のような食料品は1キロなんと200円程度という破格の値段になっています。
そのため、外食の頻度を減らして自炊中心の生活をすることでイギリスでは安く滞在する事ができます。
Q:マンチェスターの生活費はロンドンに比べてどれくらい安いの?
A:住む場所や生活スタイルによっても大きく異なりますが、ざっくりとロンドンに比べて20%〜30%くらい安い生活費となります。
特に家賃については大きな差があり、ロンドンだと安くても月700ポンド~1000ポンド程度の価格帯になりますが、マンチェスターであれば月500ポンド台や700ポンドくらいでの部屋探しが十分可能になっています。
そのため、マンチェスターで自炊生活中心の滞在であれば月20万程度程度の生活費で生活ができます(ロンドンであれば節約をしてもどうしても月30万円前後の生活費は必要でしょう)
Q:マンチェスターの仕事探しは大変ですか?
A:マンチェスターは田舎の都市ではないので、英語力があればレストランやカフェといった業種でのチャンスがたくさんあります。
現在マンチェスターではレストランやカフェといったホスピタリティー業界での人手が少ないため、特に採用されやすい状況となっています。
ただし、ロンドンのような大都市であれば「日本人向けの旅行代理店」、「日本人観光客がたくさん訪れる飲食店」のような場所で日本語を活かした仕事探しも可能ですが、マンチェスターではそうしたお仕事はありません。
そのため、語学学校でしっかり英語力を身につけてから(目安としてはUpper intermediate=中級の上のクラスくらい)、見つけやすいこうしたレストランやカフェからスタートして、職場経験や自信を積み上げていくのがオススメです。
Q:イギリスででアルバイトをした場合の収入は?
A:21歳以上の最低賃金が2024年4月の改定で11.44ポンドとなりますので、フルタイム(1日8時間×20日)で1800ポンド程度の収入になります。
1ポンド190円で計算すると約34万円/月となりますので、アルバイトの最低賃金でこうしたお金をしっかり稼げるのはイギリスならではの魅力ですね。