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イギリスで長期留学という場合、期間は6カ月以上~1年を指します。ロンドン市内だけでも数百校の語学学校がありますが、その中でも短期向けの学校と長期向けの学校があります。では、具体的にどういう学校が長期向けなのかというと、下記のポイントが挙げられます。それぞれのポイントを押さえてご希望に合った語学学校選びをしましょう。
1. コース数が豊富にある学校
長期留学の場合、同じコースにずっと在籍するということはほとんどありません。一般英語コースで長期間、初級から上級レベルを目指して在籍するということはありますが、中級レベル相当に達すると試験対策などのコースも受講できるようになります。1つのコースはおよそ3カ月で修了しますので、少なくとも多くの方が2つのコースを経験することになります。最初の数か月は一般英語を勉強して、その後ステップアップしてビジネス英語やディスカッション中心のコース、試験対策コースに移動するというのが典型的で効果的なパターンとなります。
2. レベル数が多い学校
それぞれの語学学校で開講されている一般英語コースですが、クラス分けを行うレベル数が少ないと現レベルと次のレベルの差が大きすぎることがあります。つまり、「今の授業内容では簡単すぎる。でも次のレベルは難しすぎてついていけない」というような状態になってしまうことが起こり得ます。こうしたことを防ぐためにも、ある程度レベル数の多い学校を選択することをお勧めします。一般的なレベル数は6レベルですので、レベル数が多いとなると具体的には10レベルくらいとなります。こうした設定のある学校の方が、少しずつレベルアップができるので効果的に英語を伸ばしていくことができます。
3. 落ち着いた環境にある学校
長期留学=学業メインということになると思いますので、腰を据えてしっかり学べる環境が整っている学校となります。例えば、ロンドンの市街地から近いZONE1~2は大変便利な環境なのですが、観光地にも近い分「観光も勉強もしたい!」という短期の方が多い傾向にあります。そのため長期留学をお考えであれば、なるべく都心部は避け、郊外の比較的落ち着いた場所にある学校を選択されることをお勧めします。
4. キャンパスが複数ある学校
複数の都市にキャンパスを構える語学学校は多く、同じ語学学校であるためキャンパス間の転校が可能となります。例えば6カ月の就学予定の場合は、3カ月は都会のキャンパスで勉強し、残りの3カ月は地方のキャンパスに移動、というような留学プランが可能です。別々の語学学校2校に通う場合は、カリキュラムやサポート体制も異なり入学金も2度必要となってしまいますが、転校の場合は同じ学校のため入学金も一度で済みますし、カリキュラムも同じということが多いので、スムーズに授業に入っていくことができます。
5. 長期留学プランがある学校
長期留学生が多い学校には予め、長期留学の方向けのコースを用意しているところもあります。このコースを受講する学生は必然的に長期留学生となり、周りには同じような目的、目標をもった仲間が多くなります。お互い切磋琢磨しながら勉強に励むことができますので、モチベーションアップにも効果的と言えます。通常のコースとは異なり指定日があることがほとんどですが、学習内容はフレキシブルに設定されており費用も長期割引が入りリーズナブルになります。