イギリスのワーキングホリデー制度は、正式には“Youth Mobility Scheme”と呼ばれています。ワーキングホリデー制度とは、2カ国間の協定に基づき18歳から30歳までの若者が海外でアルバイトをしながら休暇を楽しめる制度となっており、国際的な人材の育成や両国の友好関係を築くために始まりました。イギリスと日本間でワーキングホリデー制度が始まったのは約14年前の2001年で、他国に比べ条件が比較的自由なことから、開始以来毎年絶大な人気を誇っています。そのため、応募者の数が毎年定員を大きく上回り抽選による競争率が非常に高くなっています。開始当時に比べると発給数も増え、敷居が高かったイギリスでのワーキングホリデーですが、徐々に日本でも注目されてきています。
イギリスワーキングホリデーの特徴
イギリスのワーキングホリデービザを取得すると、イギリスに滞在しながらさまざまな体験をすることができます。イギリスは他の国と比べるとワーキングホリデービザに対する制限が非常に少なくなっており、最長2年間をそれぞれ自由に過ごすことが可能です。勉強に専念するもよし、アルバイトに没頭するもよし、習い事をするもよし、旅を楽しむもよし、それぞれにあった過ごし方でイギリスを存分に楽しめるのがこのビザ最大の特徴です。
イギリスのワーキングホリデービザ(Youth Mobility Scheme)申請方法 | |
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選考方法 | ランダム抽選で定員1,000名を選出 |
申請方法 |
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申請料金 | 225ポンド |
必要書類 | ・オンライン申請書(当選者のみ大使館より受け取り)コピー ・既定サイズ(45㎜×35㎜)のカラー証明写真 ・パスポートと写真ページのコピー ・1,890ポンドの英文滞在資金証明書 ・英国健康保険制度NHSへの加入料400ポンド ・滞在許可レター ・生体認証付き在留許可YMS査証カード(英国にて受け取り) |
※上記のタイムテーブルの内容は、予告なしに変更される場合がございます。ビザ申請時には、イギリス大使館HPより最新情報をお確かめください。
イギリスワーキングホリデーの魅力
イギリスは日本に比べ少々物価が高い面もありますが、アジアからの留学生が少なく近隣ヨーロッパ諸国、中東やアフリカからの留学生が多くを占めているため、他の留学先に比べると海外生活の実感を思う存分味わえるというメリットがあります。他の国では味わえないイギリスワーキングホリデー制度ならではのメリットについてご紹介します。
1.ワーキングホリデー制度最長の2年間滞在可能
イギリスのワーキングホリデー制度は、無条件で最長の2年間の滞在が許可されており、他国のワーキングホリデー採用国と比較しても最長で滞在が可能です。ワーキングホリデー制度を設けている他国は基本的に1年間の滞在期間を設けており、この長さは他に例がありません。海外でさまざまな経験を積みたい方、語学力を最大限伸ばしたい方、そしてアルバイトや勉強だけでなく、ヨーロッパの歴史を沢山旅したい方に非常に嬉しい条件です。2年間という長い期間を生かして、様々な経験ができるところがイギリスのワーキングホリデー制度の人気の理由のひとつです。
2.好きなだけ語学学校に通える
イギリスのワーキングホリデービザでは、学校に通える期間に制限がありません。つまり最長2年間の就学が可能です。就学可能期間がカナダでは半年間、オーストラリアでは4カ月間ということから比べるとこの長さは圧倒的です。本場イギリスの美しい英語を生で聴きながら、できる限り勉学に励みたい方、語学力をしっかり伸ばしたい方には最適な条件となっています。またイギリスには世界に誇る名門大学が名を連ね、より質の高い教育を求めて世界各国から留学生が集まってきています。現地の方とはもちろん、多国籍な留学生たちと沢山話すことで、英語への関心がさらに高まること間違いなしです。
3.魅力満載のイギリスの旅
イギリスには映画のロケ地となった場所や著名人ゆかりの地など、沢山の歴史的観光名所があります。最近では、映画ハリーポッターの撮影に使用されたオックスフォードにあるボドリアン図書館やクライストチャーチ、ロンドンのキングスクロス駅などが特に人気です。他にもビートルズのアルバムジャケットで有名になったアビーロード、シェイクスピアの生まれ故郷ストラスフォード・アポン・エイヴォン、ピーターラビットや不思議の国のアリス作者のゆかりの地など、様々な歴史的文化人の軌跡をたどることができます。古い街並みが数多く残るイギリスで、偉人たちが見た情緒ある風景をゆっくり旅してみては如何でしょうか。