学生寮完備の学校なら、ホームステイより学生寮をオススメする3つの理由 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:学校の選び方

学生寮完備の学校なら、ホームステイより学生寮をオススメする3つの理由

公開:2018/12/27 著者:織野 さおり 427 Views

留学する時に色々決めなくては行けませんが、現地到着後の宿泊先は必ず必要です。滞在先の選択は幾つかありますが、一般的にはホームステイが有名です。

ただ、ホームステイは家族の一員としてプライベートを共有するので、「ファミリーと生活環境や文化が合わなかったらどうしよう…。」という不安も付きまといます。

 

ホームステイ以外の選択肢は、学生寮、ユースホステル、バックパッカーズホテル(バッパー)なども考えられるでしょう。

ただ、ユースホステルやバッパーは旅行者向けの滞在施設なので、あまり入国後すぐの滞在先としては向いていません。

そう考えると、留学開始当初の滞在先の選択肢は、ホームステイか学生寮のどちらかに絞られてきます。

 

ホームステイと学生寮…結局のところどっちが良いの?

 

そう疑問に思う方が大半ではないでしょうか。

自分の性格や目的に合った滞在方法を選ぶ必要がありますが、学生寮に滞在をおススメする3つの理由を紹介します。

学生寮滞在には、ホームステイにはないメリットをたくさんあります。共同生活を通して友人との距離が一層近くなり、勉強面だけでなくプライベートの時間も充実させることが可能です。

ポイント1: 学生寮は通学時間が短くなる

1番のおすすめポイントは、やはり何と言っても通学時間が短いこと!

ホームステイの場合、学校までの距離は家庭によって大きく変わってきます。ほとんどの場合はバスや電車等を使っての通学になります。

 

一般的にホームステイからの通学時間は、1時間以上になるケースが多いのです!

 

田舎の地域で街が小さい場合は、通学時間が短くなる傾向にあります。多くの語学学校は都市部にあり、ホームステイがある住宅街は郊外エリアになるため、通学時間が長くなる傾向にあるのです。

 

それに比べて、語学学校が完備する学生寮は、通学に便利な場所を第一に考えて用意しているため、通学時間が短くなります。

 

ホームステイ先は条件や空きに合わせてランダムに割り当てられるので、学校から近いところを限定して指定することはできません。学校から遠い場所を避けたい場合は、はじめから学生寮を選ぶといいですね。

 

睡眠時間の確保と朝の時間をゆっくり使える

語学学校の授業開始時間は、8~9時から始まるのが一般的です。8時授業開始の場合は、家が遠い場合は朝の7時前には家を出なくてはいけません。朝食、メイク、身支度する時間を逆算すると、起きる時間は5時台になるケースもあります。

つまり毎朝早起き…。

「早起きは得意だから大丈夫!」という方もいるでしょうが、毎朝通学に1時間もかかるとなるとその負担は大きいものになります。

 

学校によって学生寮の場所も異なりますが、間違いなくホームステイよりは通学時間が短くなります。学校と学生寮が隣接している場合は、授業が始まる5分前に学生寮を出たって間に合います!

睡眠時間をたっぷり確保できて、朝ゆっくりと準備ができるのは大きな利点ですね。

 

放課後も時間を気にせず自由に使える

授業が終わってからの過ごし方は十人十色です。数分で帰宅できる人と帰宅するのに1時間以上かかる人とでは、放課後の時間の使い方が変わってくるのは当然ですよね。

通学時間が短く済むことは、放課後の時間をより有意義に使うことができることでもあるのです。授業が終わって友人と遊びに出かけたり、学生寮に戻ってゆっくりしたり、勉強時間もより長く確保できるはずです。

学生寮によっては門限がある場合もありますが、門限がない場合には時間に縛られずに放課後を過ごせるようになります。

 

ホームステイには生活ルールがある

ホームステイは、家族の一員としての行動が求められます。つまり、ホームステイでは各家庭のルールや決まりごとがある場合が多く、それに従って生活することになります。

例えば、ホームステイをすると以下のようなルールがあります。

 

・シャワーを使える時間の制限
・食事をとる時間
・洗濯機を使える回数(洗濯できる時間帯の制限)
・キッチンは使わせてもらえない

 

様々なルールを決められている家庭に滞在することもありますし、ルールが厳しい家庭に当たるかどうかは運次第です。

決められた時間にシャワーや洗濯を済ますために、帰宅時間を決めて行動しなければなりません。放課後はもちろん休日もゆっくりすることが難しくなってしまうこともあります。

学生寮は生活上のルールは最低限しかないので、自分が洗濯したいときに洗濯ができるし、シャワーも浴びたい時に浴びることができます。自分がしたいことを自分のペースでできますし、時間に縛られることなく生活を送ることができます。

 

ポイント2: 共同生活による安心感がある

はじめての場所で誰のことも知らない状態で始まる留学生活。友達ができるか、うまくやっていけるか最初はどうしても不安になりますよね。しかし学生寮に滞在することで、その不安もすぐに解消できます。

多くの場合、自分が入寮する日には、他の学生も入寮してきます。同じ日に入寮することで話す機会もでき、不安なことがあっても分かち合うことができます。

そして、学生寮に滞在している学生は、みんな新入生を心待ちにしています。自分からは話しかけられなくても、相手側から話しかけてくれます。留学生活1日目から友達を作ることができるので、翌日から始まる学校への緊張も和らげることができます。

 

学生寮では様々なイベントがある

学生寮では、ただ共同生活をするだけでなく、学生寮内でイベントが開かれる場合があります。イベントへの参加を通して、友人との絆を深められること間違いなしです。

クリスマスやハロウィーンなどのパーティーや、自国の食文化を紹介するようなイベントが企画されたりもします。そのようなイベントを通して、他国の文化を学び、逆に日本の文化を紹介することもできます。

また、週末には学生寮のみんなでパーティーをしたり、少し遠出してみたり、学校内だけでなく仲間と同じ時間を共有する時間が必然的に多くなります。より絆が深まるだけでなく、語学力アップにもつながります。

 

困った時に助け合える

学生寮に住む学生は、みんな同じ時間に同じ学校に通って、同じ時間に学校を終えて同じ場所に帰宅します。生活上で心配なことは、他の学生も過去に経験したこと、もしくは今心配に思っていることだったりします。

学生寮で生活していると、常に他の学生が近くにいてくれます。困った事、心配なこと、いつでもどんなことでも相談できます。同じ授業を受けている子と宿題を一緒にしてみたり、英語を教え合ったりと、語学面でも役に立つこともたくさんあります。

また、長期留学している友達がいれば、穴場のお店や観光地などの情報を共有して貰えます。評判が良い病院や美容室なども学生寮内の友達を通じて、たくさんの情報を簡単にゲットすることができるのも魅力です。

 

ポイント3: 学生寮は多国籍な環境で生活できる

学生寮には、世界中からやってくる留学生が滞在し、共同生活を行います。国籍も第一言語だってバラバラです。他国からやってきた学生と生活することで、価値観の違いや文化の違いを身近に感じることができます。

一緒に生活を共にする中で、たとえば日本食を振舞ってみたり、逆に他の国の料理を振舞ってもらったりと、文化交流が可能になります。

 

ホームステイでは現地の方と生活するので、現地生活をより身近に感じることができます。一方でホストファミリーとの交流が中心となり、教室外での友人との交流機会が減ってしまうかも知れません。

ホームステイをしていると、友達との交流は放課後や週末の数時間程度です。一方で学生寮にて学生同士で生活すると、より長い時間の時間を共有することができるため、国際的な交流を深められるようになります。

 

必然的に英語を使うようになる

世界中から学生が集まって生活する学生寮では、当然英語が1番のコミュニケーションツールとして使われます。何か困ったことがあっても、ルームメイトと会話する時も、もちろん英語が使われます。

 

他愛のないルームメイトとのコミュニケーションであっても、留学生活で大変重要な語学力アップの要素の1つです。

 

ホームステイ先でも英語は使いますが、ホストファミリーにも生活スタイルがあります。仕事もしていますし、家事や子供の世話などもあります。

 

ホストファミリーの中には、ビジネスとしてホームステイ運営をしているところも多かったりします。

 

そうしたホストファミリーは会話が殆ど無かったり、食事もファミリーとは別々だったりと、同じ屋根の下で生活しているのに交流が最小限な場合もあります。

そして、ビジネスライクなホストファミリーに当たるのか、フレンドリーなホストファミリーに当たるかは全て運任せです。

どちらのホストファミリーに当たるにしろ、彼らには彼らの生活があります。皆さんがコミュニケーションしたい時に自由に付き合ってくれるワケではありません。ホームステイをしていても、それほど多くのコミュニケーションの機会が無かったというケースも珍しくありません。

 

【参考記事】

【アメリカ留学体験談】大学休学して語学学校と大学留学を経験した留学生インタビュー

 

一方、学生寮の友達は「英語を勉強しに来ている。」という同じ目的を持っています。

学生寮にいる全員が英語力を伸ばしたいと思って、英会話する機会を求めているのですから、英語を使う機会が最も多くなるはずです。

 

様々な文化を身近に感じられる

留学を経験する上では、英語力の向上と同時に、文化を学ぶことも大切です。現地で生活することで現地の文化を学ぶことはもちろん、学生寮で多国籍な環境に身を置くことでたくさんの文化を身近に感じられます。

日本では感じたことのない「あ!」っと驚く文化の違いを発見する事もあるかもしれません。最初はびっくりすることでも、段々何とも思わなくなっている自分に気が付く日も来るかもしれませんね!

逆に言えば、他国の学生にとっては、日本人であるあなたが日本文化の発信者になります。日本では当たり前のことでも、他の学生にとっては新鮮なこともあります。友人に指摘されて、はじめて日本人特有の振る舞いや行動に気付くかもしれませんね。

 

学生寮がある学校なら学生寮がお勧め!

以上、様々な視点から学生寮をお勧めする理由を紹介しました。ホームステイも良いところはありますが、学生寮はそれ以上のメリットがあるように思えませんか?

ただし、1点注意があります。

 

学生寮は、全ての語学学校で完備しているワケでは無いこと!

 

学生寮を完備している学校を選ばなければ、学生寮という滞在先を選択することはできません。「どの学校でも学生寮はあるんでしょ!」と思ってる方がいたら、それは全く違うということを指摘しておきたいと思います。

 

特にワーホリ制度が充実しているカナダ・オーストラリア・ニュージーランドでは、学生寮を完備している学校は少数派です。一方、アメリカ・イギリス・マルタ・フィリピンでは、ほとんどの学校が学生寮を完備しています。

 

ワーホリは自由度が高く、早々とアルバイトやシェアルームを見つけて行きます。学生寮を用意しても、じっくり滞在する人が少ないのです。つまり、学生寮の空室が増えて、赤字になってしまうため、ワーホリ制度が充実している国では学生寮が少ないのです。

留学生活は、滞在先で全てが変わるわけではありません。自分の行動次第で留学生活は大きく変わります。「住めば都」というように、住んでみなければ分からないこともたくさんあります。

色々な滞在先がありますが、学生寮にするかどうか迷っている方に少しでも参考になって頂ければ嬉しいです!

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