【アメリカ留学】語学学校での経験を詳しく解説!!授業内容は?宿題は?
アメリカのコミュニティーカレッジや4年制のユニバーシティーに通う際には英語力証明が必要です。
規定の英語力に到達していない場合、語学学校に通う方も多いです。私も、そのうちの1人でした!
今通っているコミュニティーカレッジに入学する前の3ヶ月間、”ELS”という語学学校のUniversity of La Verne(ラバーン大学)の語学学校に通っていました。
と、実際に私も語学学校に通う前は、不安だらけでした。
なので、語学学校にこれから通う方や興味を持っている方のために、実際に私が語学学校に通って、経験したことを詳しく紹介します!
語学学校の仕組みって?上のレベルに上がるのは大変!?
私が通っていたELSという語学学校は、4週間で1セッションという仕組みになっていました。
他の語学学校の中には、8週間で1セッションになっているところもあるので、比較的1セッションの長さは短い学校でした。
各セッションの最終日にはテストがあります。
そのテストや今までの授業での点数と総合して、合格すれば1つ上のレベルに行ける、不合格ならもう一度同じレベルをやり直さなければいけません。
そして、ある一定のレベルのクラスまで上がることができると、コミュニティーカレッジの入学資格を得ることができます!
留学前にインターネットで調べていた時は、以下のような情報を目にしていた。
“普通に授業を受けていれば合格できます。”
“ほとんど全員が合格します。”
そのため、「簡単なのかな…。」と思っていました。
しかし、意外と合格して上のクラスに上がることは大変!!
合格できず、次のセッションも同じクラスをやり直す人もちらほら…。
なぜなら、合格の基準の点数がとても高いのです。
日本の高校で5段階評価があるように、ELSにも評価の基準がありました。
日本では5が最高評価ですが、ここでは4が最高評価。評価点は、4、3.5、3、2.5…と、0.5ずつ下がっていく仕組みでした。
ELSでは授業ごとに評価が決まり、その評価の平均が2.0を超えれば次のレベルに進める、というものでした。
記事を読んでいる方は、「2.0なら半分だから余裕じゃない!?」と思ったかもしれませんが…。
その中間である2.0を取るためには、79%以上の成績を収めなければいけないんです!
日本とは大違い!!!
なので、「上のレベルに行けなかった…。」なんてことはよくあるのです。
しっかり気を引き締めて勉強しなければいけません!!
授業の詳しい内容は?
79%で中間の成績なら、「授業は楽勝なのでは!?」
このように思った方もいるかもしれませんが、意外とそうでもないんです!!
私の語学学校は、1日に6コマの授業がありました。授業内容は、以下の4種類があります。
文法&スピーキング、リーディング&ライティングの授業は1日に2コマありました。
では、以下ではこの4種類の授業内容を詳しく紹介していきます!
1. 文法&スピーキングの授業
この授業は、基本的にテキストに沿って進んでいきました。
トピックに関して、近くの人と意見を言い合うスピーキングの時間や、文法を詳しく習ったりしました。
スピーキングが苦手な私には、少し意見を言い合うことが大変でした。
スピーキングも授業の評価に反映されるので、先生によっては会話の内容を録音することもあれば、生徒同士での会話を立ち止まって聞いてることも…。
そのため、スピーキングの授業では、常に緊張感が漂っていました。
一方で、文法は中学や高校レベルのものばかり!!中学と高校でそれなりに勉強していた人なら、楽勝かもしれません。(笑)
最終日のテスト以外にも、2〜3回ほど文法のテストがありましたが、ほぼ満点に近い点数を取ることができていました!
授業の評価の約半分は、最終日のテストで決まります。
授業では上手くできたとしても、このテストで失敗して評価が下がり、上のレベルに上がれない…なんて人も。
最終日のテスト前は皆必死に勉強してました。
2. コンピューターを使った自習
1コマ分は自習の時間でした。自習と言っても、宿題は禁止!
1人1台、コンピューターにあるいろいろなソフトを使って自習します。
具体的には、語学学校独自のソフトや、テッドトークなどのサイトも使うことができました。
この授業は、出席するだけで合格。(笑)
唯一、気を緩められる授業でした。
3. リーディング&ライティング
個人的に1番大変だと思ったのがこの授業。
リーディング&ライティングという名目ですが、ほとんどライティングがメイン。リーディングに関しては、テストが2〜3回あるのみでした。
ライティングの授業の流れは以下のようになっています。
この流れが続きます。そして、3週目の終わりには5段落のエッセイを授業時間内に書き上げる地獄のような時間がありました。
この授業は、「とにかく書く、書く、書く!」…という印象でした。(笑)
大変でしたが、この授業のおかげでライティング力は格段に上がった気がします!!
4. ボキャブラリー
ボキャブラリーの授業は、テキストに沿って少し難しい語句を習い、使えるように練習する内容でした。
少し難しい語句と言っても、高校で使った単語帳に出てくるようなレベルのものばかり。
チームを作って、そのボキャブラリーに関連したスピーチをしたりすることも!この授業は、そこまで難しい内容ではなかったです。
課題は実際どれくらい?
課題の量は気になりますよね…。
1日の課題は、だいたい以下のような感じでした。
授業ごとに課題が出るのですが、そこまで多くはなかったです!
他にも、スピーチなどの発表をしなければいけない時は、その準備をすることも。
授業によってはパワーポイントを作らなければいけない場合もあるので少し大変でした。
そして後は自習!
最終日のテスト以外にも、授業ごとに定期的にテストがあるので、テストに備えて勉強していました。
テストやスピーチなどの特別な勉強が必要ない日は、授業を除いた1日の勉強時間(自習時間)は1〜2時間といった感じでした。
上のレベルのクラスの授業が大変すぎる!?
私はなんとかレベルをクリアして、2ヶ月でコミュニティーカレッジの入学資格を得ることができました!
なので、もう1つ上のレベルのクラスを受けてみることにしました。
このレベルは、コミニティーカレッジではなく四年制大学への入学を目指す人達も多く在籍しているクラスでした。
なんとかなるだろうと思っていたのですが…とにかく大変!!
テキストの内容も難しくなり、授業についていくだけでも必死でした。
それに加えて大量の課題が…。
1セッション内で、7ページ分のリサーチペーパー(論文のようなもの)を書き上げなければならなかったり…、パワーポイントを使ったプレゼンが毎日のようにあったり…。
「ここは本当に語学学校!?」と感じてしまうほど。
課題の前日や大きなプレゼンの前日は徹夜をすることも。
このような感じで、語学学校生活の最後の1ヶ月はとても大変でした。
【まとめ】 語学学校に通ってみて
語学学校に通った期間は3ヶ月間でしたが、多くのことを学びました。
他国の人達との接し方を覚えたり、英語で授業を受けることに慣れたり。
ただ、スピーキングはあまり上達したとは思いませんでしたが…。(笑)
ひたすらエッセイを書いていたので、ライティング力はついたのではないかと思います。
そして、海外で最も重視されると言っても過言ではないのがプレゼンテーション!
日本の高校ではプレゼンをする機会がなかったので、実際にパワーポイントを使ってクラスの前で発表する経験は、その後の進学のことを考えても価値ある時間でした。
語学学校のレベルに関しては、コミニティーカレッジへの進学や短期の語学留学を考えている方は、そこまで大変ではないかと思います。
ですが、四年制の大学への入学を考えている方は、語学学校の授業のレベルも高いので、かなり努力する必要があるかと思います。
私も実際、上のレベルの授業はとても苦労しました。(笑)
これから語学学校に通う予定の方、検討している方の参考になれば嬉しいです!