現役留学生が直伝! ~日本でもっと勉強しておけばよかったこととは!?~
現在、私はアメリカ・カリフォルニアのコミュニティカレッジに留学しています!
留学してから4ヶ月が経とうとしていますが、英語力はまだまだ…。
現地で実際に生活していると、いろいろな場面で「日本にいる間にもっと勉強しておけばよかったな…。」と思うことはたくさんあります。(悲)
そこで今回は、実際に留学したから分かる、「日本にいる間に勉強しておけばよかったと思うこと!」を紹介していきたいと思います。
“単語力” が大切!
細かい文法をたくさん知っていることも大切ですが、一番大切だと感じたことは単語力。
知っている単語が多いだけで、授業を受ける際の理解も変わってきます。
単語をたくさん知っていれば、その分単語を調べる手間がなくなるので、効率よく授業の勉強ができます。
授業によっては専門的な用語もあるので、調べなければ分からない単語はあります。
ですが、それ以外のほとんどの単語は、大学受験などの単語帳にも載っているような単語ばかり。
大学の授業と言っても、思っているほど難しい単語がずらりと並んでいる訳ではないんです!
しかし、単語力のない私は授業の予習復習をする際、まずは大量にある分からない単語を調べる過程から始まります…。この過程がなければ、「もっと楽に勉強出来たのに…。」と、何度も思います。(笑)
見たことある、聞いたことある、という単語も、確実に授業の内容を理解するために全て調べていたので、毎回かなりの時間を費やしていました。
また、授業によってはレポートの提出もありますから、ペーパー(論文や作文のようなもの)を書かなければいけません。その際にも単語力はかなり重要となります!
いつも使っている簡単な単語の替わりに少し難しい単語を使うだけで、一気にペーパーのレベルが上がるんです。
私もペーパーを書く際は、グーグル翻訳や辞書などを使って、そのような類義語も調べながら書いていたので、さらに手間がかかりました…。
「単語をもっと知っていれば…。」と、ここでも思っていました。(悲)
ここまで聞くと、「どのくらい単語を覚えればいいの?」と思うかもしれません…。
個人的には、大学受験などで使う単語帳を1冊覚えていれば、専門用語以外で単語に困ることはほぼないレベルになると思います!
ちなみに、日本にいる時、私は “ターゲット1900” を使っていました!
この単語帳でなくても問題ありませんが、大体同じレベルの単語帳を1冊覚えていれば、かなりスムーズに日常生活に加えて、大学の勉強もはかどると思います。
いくつか勉強しておけばよかったと思うことはあるのですが、今は「日本にいる間に単語力をつけておくべきだったな…。」と、一番後悔しています。
“スピーキング”よりも”リスニング”を重視!
「海外の大学に留学するとなると、やっぱり英語はペラペラと話せるレベルじゃないと…。」と思いますよね。
また、ワーホリに行かれる人であれば、英語環境でアルバイトとなると会話力を最も重視すると思います。
なので、留学に出発する前は多くの人が、「スピーキングに力を入れて勉強しよう!」と思うのです。
私も留学前は、全然英語が話せないことに危機感を感じていて、英会話教室に通い始めたりもしていました。
結局、全然話せるようにならないまま渡米したのですが…。(笑)
ですが、アメリカのコミカレで一学期間過ごしてみて思ったことは、「意外と話せなくてもなんとかなる!!」でした!
もちろん、英語を話せるのに越したことはありませんが、日常生活や授業を乗り越えるためにはそこまでスピーキングは必要ないのです。
個人的に感じたのが、スピーキング力よりも圧倒的にリスニング力の大切さです!
まずは授業。私の学校では、大きなホールや教室で教授が講義する授業がほとんど。
当たり前ですが、留学生のためにゆっくり話してくれたり、分からなかった部分をもう一度言ってくれたり、なんてことはありません。
日本でも話すスピードがゆっくりな人、速い人、癖がある人など、話し方は人によって様々ですよね。
アメリカでも同様です。割とゆっくり話してくれて、聞き取りやすい教授もいれば、声も小さいうえに話すスピードが速く、何を言っているのかさっぱり分からないような教授も。
ですが、相手がどんなタイプであったとしても、教授の話すことが分からなければ、授業を理解するのにも大変ですよね…。
きちんと授業の内容を聞き取って理解するためにも、リスニングは大切だと感じました。
授業以外でも、リスニングの大切さは痛感させられます。
日常会話で他の留学生と会話をする時は、出身国によって多少の発音のクセはありますが、お互いに速く話せないので聞き取りやすく、理解しながら会話を進めることができます。
ですが、英語が第一言語のネイティブの人と話す時は、そうもいきません…。
ほとんどのネイティブは、相手が留学生であっても、ベラベラと普段のスピードで話してきます。
時にはスラングなども使われているので、何を言っているのかさっぱり分からない時もあります…。
やはり、聞き取ることができなければ、もちろん会話も続きません!(笑)
「もう少しリスニング力があれば、会話ももっと続いて、もっと現地の友達も作れたのかな…。」と、今まで何度も思います。
他にも、何かの説明を聞く時など重要な話かも知れないので、リスニングが出来ないと大変なことになってしまいます。
私も、リスニング力がないために、知らないうちに大切なことを聞き逃していた…なんてことは何回もありました。
最初はスピーキングができなくても、だんだんできるようになっていけば問題ないのですが、やっぱりリスニングはある程度出来ないと本当に苦労することになります!
日本にいる間に、もう少しリスニングを鍛えておくべきだったな、と感じています。
勉強方法ですが、ひたすら英語を聞き続けるだけでも効果はあると思います。一番良いのはディクテーション(聞きとった内容を紙に書きだす練習)をすると良いです。
“英語を聞き取る” という状況に慣れておくことも大切です。留学してしまえば、常にリスニングの勉強なので、英語を聞き取ることに慣れていないと疲れてしまいます。(笑)
スピーキングももちろん大切ですが、それよりもリスニングが大切!
リスニングは、しっかりと勉強しておくことをお勧めします。
《番外編》”文章を書く力” も必要!?
これは、日本にいる間に勉強しておけば良かったというよりは、「もう少し文章力があればな…。」という感じです。
なぜなら、大学生にもなると、ほとんどの授業でペーパー(論文や作文のようなもの)の提出があるからです。
リサーチをして、文献などを使っていいものもあれば、丸々自分の意見で埋め尽くさなければならないものまで…。
量はほとんどのペーパーが2〜4ページほど。多い場合は7ページほど書かなければいけないものも!
これほど書き上げなければならないとなると、かなりの文字数になりますよね。
授業によっては、学期中に3回ペーパーの提出があるなんて授業もあるので、締め切りが重なるとかなり大変なんです…。(悲 )
しかも、ペーパーの点数は、その授業の評価を大きく左右するものがほとんど。
適当に書き上げる、なんてことは出来ないんです!
日本語でもそうですが、文章を考えるのはやはり大変…。
私もペーパーを何度か書いていますが、途中でもう書くことがなくなって手が止まってしまうこともしばしば。読み返してみたら文章や構成が変になっていて、書き直すなんてこともよくあります。
2〜4ページ分も自分の意見を考えて書かなければいけないので、文章を書く力はかなり大切だと感じました。
文章力をすぐにつけるのは難しい気がするので、ペーパーなどを書く際のテクニックなどは勉強しておくといいかもしれません!
大事なのはお金を掛けた勉強ではない!
このように、実際に留学してから、「日本でもっと勉強しておけばよかった…。」と後悔することはたくさんありました。
多くの方は、「勉強するぞ!」と思ったら、英会話教室に通ったり、高額な教材を買ってみたりする人は結構多いように思います。
ですが、今回私がやっておいた方が良いと紹介した勉強は、どれもお金が掛かるような勉強方法ではありませんよね!
人はお金を掛けたり、形から入ったりすることで、勉強した気分になったりします。
でも、勉強してる気分だけじゃ、結局は身になってないんですよね…。
結局役立つことは、コツコツ勉強した内容だったりするんです。これから英語の勉強を始める方は、英語学習の原点を大事にして勉強してみてください!
私のように「留学してから後悔する!?」なんてことがないように、ぜひ参考にしてコツコツ勉強してみてください。