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カテゴリー:現地生活情報

【アメリカ生活】パックご飯を買わなくても大丈夫!鍋で美味しくお米を炊く方法を解説

公開:2020/01/30 著者:渡鍋 萌 3713 Views

海外に住んでいると、白いご飯が食べたくなる時があります。

「お米って炊飯器がないと炊けないんじゃない?」と思っている人は、多いかもしれません。

鍋を使ってお米を炊くのは実は簡単です。今回は、鍋で美味しくお米を炊く方法について紹介します。

炊きたてのご飯を海外で食べるのは難しい?

鍋でご飯を炊く方法を知らないと、海外で炊きたてのご飯を食べるのは難しいと感じるでしょう。実際に私も鍋でご飯を炊けるのを知らない時は、レトルトのパックご飯を日系スーパーに買いに走っていました。

よく海外に持って行った方が良いものの1つとして挙げられるのが、レトルトのパックご飯です。

確かにパックご飯は、電子レンジがあれば簡単に食べられます。短期滞在であれば、パックご飯を持って行って食べるのが一番手っ取り早いですし、お米を買って余らせるよりも良いですよね!

 

しかし、長期滞在の場合は、毎回日系スーパーに行って、パックご飯を買うのは結構お金がかかるのが難点でます。日系スーパーに売っているパックご飯は日本よりも高いのが普通です。留学をしていると、お金をできるだけ節約したいという人は、多いのではないでしょうか。

また、海外に行くのに炊飯器を持って行くのは大変ですし、1年くらいの留学だと現地で炊飯器を買うのももったいないですよね。

お鍋で炊飯というと、もしかしたら小学生くらいの家庭科の授業の時に習ったという人もいるかもしれません。私自身も炊飯器を持っていなくて困った時に、小学生の時に鍋で炊飯をしたのを思い出し、やってみようと思いました。

 

アメリカのお米事情ってどんな感じ?

私が留学をしていたアメリカでは、一般的にタイ米と呼ばれる細長い種類のお米だけでなく、日本でよく食べられている短い種類のお米も売っています。

そのため、お米の種類に関しては、特段問題ない状況です。

アメリカでは、下記の州がお米の産地として知られています。

 

・カリフォルニア州
・テキサス州
・ルイジアナ州
・ミシシッピ州
・アーカンソー州
・ミズーリ州

 

その中でも、日本でおなじみのお米は、カリフォルニア産です。カリフォルニアのサクラメントバレーという場所が、お米を育てるのに適した気候です。

このことから、カリフォルニアはお米の有名な産地となっています。カリフォルニア産のお米はとても品質が高く、日本にも輸出されています。

余談ですが、お米を日本から海外に持って行くことは、おすすめしません。

 

生の状態の米には、虫が付いている可能性があるため、空港で没収されるかもしれないからです。

 

さらに、生の状態の米を日本から持ち出す際には、農林水産省へ申告をする必要があります。

しかし、パックご飯はすでに調理されているので、持ち込み可能です。こういったことから、お米が現地に着いてから買いましょう。

 

 

アメリカで買えるお米

 

アメリカではお米の栽培が盛んなので、日本からわざわざお米を持って行かなくても、カリフォルニアでは美味しいお米を買うことができます。

 

アメリカで作られるお米のレベルが高いのは、意外だと思った人も多いのではないでしょうか。

アメリカで買うことのできる美味しい日本米には、以下のようなものがあります。

 

・田牧米: 約6.8kgで4,075円
・玉錦: 約6.8kgで3,990円
・かがやき: 約9kgで2,862円

 

値段は日本で買うのとあまり変わらないか、安く購入することが可能です。お米を食べる頻度が高いのであれば、パックご飯を買うよりも経済的ですし、当然炊き立てのご飯はパックご飯よりも美味しいです。

ちなみに、アメリカではお湯に入れるだけで簡単にご飯が作れるパックも売っています。上写真のお米が、そのタイプなのですが、日本のお米よりも粒が大きいです。

サラダやスープなどに合うお米です。せっかくアメリカに来ているので、日本米だけでなくアメリカのお米も試してみるのも楽しいですね。

 

お米を鍋で炊くのにどんな下準備が必要?

ご飯を炊く下準備として、お米の計量やお米を水に浸すことがあります。まずお米の分量を量ります。アメリカにいると、日本と計量カップの大きさや、重さの表記が異なるので難しいですよね。

ちなみに、お米1合は約150gなので覚えておきましょう。アメリカの計量カップの2/3カップが約157gなので、カップ1杯よりも少ないくらいですね。

お米の分量を測ったら、次にお米を洗います。お米を洗う時は、強く力を入れて洗わないようにしましょう。強く洗うと、お米が割れてしまいます。ボウルを振って蛇口の水の勢いで流す程度にとどめ、5回程度洗えば十分です。

 

お米を洗ったら、しばらくお米を水にさらしておきます。そうすることで、お米に水が浸透し、より短い時間でご飯を炊くことができます。夏だと30分、冬だと1時間くらい浸しておくと良いです。

お米を水にさらしておく時間は、温度や季節によって変わります。そのため、上記の時間は目安として考えておくと良いでしょう。

お米に水が浸透した目安として、お米の透明度を見ると良いです。お米に水が浸透していると、透明な状態から白い状態に変化します。

 

お米を鍋で炊いてみよう!

・水の分量と使用する水

水にさらしておいたお米を炊いてみましょう。まず、水を切って、お米を鍋に移します。使うお鍋は家にあるものを使って大丈夫ですが、ふたのあるお鍋にしてください。

お鍋にお米を移したら、水を注ぎます。水の分量は以下のとおりです。

 

・お米2合:450ml
・お米3合:650ml

 

お水の分量はあくまでも目安になります。お米は温度や気候によって状態が変化するので、最初は分量どおりに炊いてみます。そして、次回から水の分量を調整していくと良いですよ。ちょうどよく炊ける水の分量を見つけてみてください。

海外のお水は日本のお水とは異なるため、海外の水道水のお水で作っても同じような味にはなりません。このことから、使用するお水はミネラルウォーターか、フィルターを通したお水を使うのがおすすめです。

例えば、アメリカでは州によって、水の硬度が異なります。硬度とは、水の中に含まれているカルシウムとイオンマグネシウムの量を表した数値です。サンフランシスコでは日本と同じくらいの硬度です。一方で、ラスベガスはヨーロッパと同程度の硬水となっています。

 

もう1つの例として、カナダでも場所によって水の硬度はさまざまです。

バンクーバーは東京よりも水の硬度が低く、超軟水に分類されます。また、東部では中硬度のお水です。

お水を入れたら、お米が平らになるように広げます。平らにすることで、炊きあがりにムラがなくなります。

 

・いよいよお米を炊いてみる

いよいよお米を炊いてみましょう。まず、中火にかけて沸騰するまで待ちます。沸騰すると、鍋の中からポコポコという音がします。または、小さい鍋の場合はふたから、泡が出てくることもあります。

沸騰したことが確認できたら、そのまま引き続き2分間待ちます。そうしたら、火を中火よりも少し弱くして3分間炊きます。3分経ったら、弱火にして5~7分くらい炊いていきます。

ここまでの過程を終えたら、ふたを開けて中を少し確認してみましょう。鍋の中でまだポコポコ音がしているようであれば、水気が残っているということです。水気が飛ぶまで待ってみましょう。1~2分毎に様子を見ると良いです。

 

水気が飛んでいるようであればふたを閉めて、中火で5秒~10秒火にかけてから、蒸らしの時間に入ります。これはふたを取ったことで、鍋の中の温度が下がっているからです。その後、10分間ふたをして蒸らせば完成です。

もしも、おこげを作りたい場合は、水気が飛んだ後にさらに中火で火にかけておきます。

鍋の中からパチパチと音がするので、そのまま火にかけておくとおこげになります。

 

ご飯が恋しくなったら試す価値あり!

この記事では、鍋を使ってご飯を炊く方法について紹介しました。

鍋でご飯を炊く時に、短時間で沸騰させると、お米の旨味を閉じ込めることができます。そのため、美味しいごはんになるんですよ。

鍋でご飯を炊く方法を知っていれば、海外にいたとしても、いつでも美味しいご飯を食べることができます。ホームシックになった時にも使えそうですね。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

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