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カテゴリー:留学の準備

【後編】日本の中高生必見!知っててよかった!「アメリカ2年制大学」の入学方法を徹底解説!

公開:2020/02/01 著者:藤井 凜太郎 205 Views

皆さんこんにちは!留学ライターの藤井凜太郎です!

前回はこちらの記事の前編として、アメリカ4年制大学の入学方法について、以下の項目を解説しました。

 

・GPAの計算方法
・4年制大学に必要な成績と資格試験
・TOEFL iBT と IELTS

 

 

今回は後編ということで、「アメリカ2年制大学」へ進学するのに必要な成績から紹介していこうと思います!

2年生大学に必要な成績と英語資格試験

2年制大学は4年制大学に比べ、必要とされている成績や、英語資格試験の面において敷居が低いのが特徴です。

 

まずは高校での成績ですが、基本的には要求される最低成績などは2年制大学では定められていません。つまり、どんな成績でも入れるというのが強みです。

 

英語の資格試験にも、一定の点数を満たしていないと入学できないというような基もは定められていません。

中には、先ほど紹介した英語資格試験を一度も受けずに入学する人も少なくありません。

このような条件を聞くと、「本当に2年制大学は行く価値があるのか?」、「英語は大丈夫なのか?」など疑問が浮かんでくると思います。

 

安心してください!そのような疑問は、アメリカにおける2年制大学の仕組みが分かれば晴れるはずです。

 

アメリカでは、2年生大学から4年制大学へ編入するいわゆる「編入システム」が非常にポピュラーです。これは、日本ではあまり聞かない話ですが、アメリカ人の約75%が編入をすると言われています。あのオバマ大統領も編入制度を使って、名門コロンビア大学に入学した人の1人です。

「編入システム」を大まかに説明すると、2年制大学では4年制大学の最初の2年間で受ける授業と同じ内容を受けます。

そこで取得した単位を4年制大学へ移行し、3年次から4年制大学へ入学すると言った仕組みになっています。

 

「なぜ編入システムがポピュラーなのか?」と言えば、その大きな理由の一つとして、前回の記事で紹介した学費の話が関係しています。

 

アメリカの4年制大学の学費は、2年生大学の約4倍に跳ね上がります。逆に言えば4分の1の学費で4年制の最初の2年分の授業が受けられるのなら、そのチョイスを取る人は多いと言うこと!

実際に、私の通う2年制大学にも、成績優秀で高校1年制から飛び級をして大学へ通う生徒はたくさん見られます。そして、多くの学生が学費を抑えるために2年制大学という選択肢を取るのです。

また、これは個人的な意見ですが、2年制大学に通うことのメリットとして、編入するために努力しなければいけない、という状況に置かれることが挙げられます。

 

アメリカへ留学する多くの学生は、留学を大きな成長の機会と考えていると思います。最初から4年間だと間延びする部分を懸念する人もいると思いますが、そういった意味でも2年で1つの区切りがあるのは良いかも知れませんね。

4制大学への編入もしくは、2年制での卒業資格をクリアするといった目標が、次のステップへの良い刺激となります。

さらに、英語資格試験が無いことについてですが、こちらについても心配する必要ありません。アメリカの大学には、ESLクラスという英語の準備コースが設けられています。

 

ESLクラスとは、英語が第二言語の生徒、つまりは留学生用の英語クラスです。留学生がアメリカの大学レベルのクラスについていけるように、レベル毎に分けられています。

2年制大学に入ると、最初にプレイスメントテストという能力テストを受けさせられ、それに応じて、ESLのクラスのレベル分けが行われます。

ESLクラスの利点として、世界中からの留学生と関わる機会があり、お互いに似たような状況にいるというのもあって、友達が作りやすいということがあります。友人との会話は最高の英語勉強になります!

 

また、ESLコースで英語の勉強をしている中で、アメリカの授業や大学の仕組みに慣れる良い機会でもあります。

では、TOEFL iBTのスコアが求められないのなら、TOEFLの勉強は必要ないのか?

いいえ、私は強くそれら資格試験の勉強をすることをお勧めします。

 

上で紹介したESLクラスですが、これらももちろんクラスですので他の授業と同じように学費がかかります。例として、4学期制の学校で、ESLのレベル2(1~4までの4段階)から始まったとします。

ESLクラスの仕組みとして、1学期毎にレベルが上がっていくので、ESLクラスを全て終了するのに3学期費やさなければなりません。しかし、このESLクラスは準備段階のクラスのため、編入に使える単位としてカウントされないのです。

よって、3学期分の学費と時間をほぼ全て英語学習に捧げていることになります。もちろんESLクラスという環境は、日本で英語を勉強するよりもはるかに英語が身に付きやすいものでもあります。

 

しかし、コストパフォーマンスの面を考えると日本で出来る限り英語力を伸ばしておくことによって、大きな学費と時間の削減につながることは間違いありません。

多くの2年制大学は、TOEFL iBTを60点以上(学校によって多少基準が異なる)取っておくとESLクラスを全てスキップできる制度を持っています。

私も、日本を出る前に60点以上を獲得して、2年制大学ではESLクラスを取らずに、最初からアメリカ人と同じ大学レベルのクラスから始めました。

 

英語資格試験のスコア取得は、2年制大学において必須事項ではありません。しかし、時間と学費を削減するためにも、日本での英語学習にはできる限りの時間を割くことをお勧めします!

 

 

アメリカの大学入学に必要な書類

皆さんがアメリカの大学に入学することを決めた際、実際どんなものを用意しなければいけないのかを知っておくのは非常に重要です。

中には、手に入れるまでに時間を要するものもあるので、早め早めに考えに入れておくことが大切でしょう。

具体的には、4つのアイテムが必要となりますので、1つずつ解説していきます。

 

1つ目: パスポート

海外に行くんですから、パスポートはもちろん必須です。パスポートは出願時にも必要になってくるので、なるべく早めから発行手続きをしておくのが良いでしょう。

また、既に過去にパスポートを発行している人は、パスポートの有効期限に注意してください。未成年は5年間有効のパスポートしか発行できないため、更新をする必要がある可能性があります。

基本的にはパスポートは有効期限が1年未満になっているもののみ更新が可能です。しかし、留学や転職などといった理由は相談することによって更新が可能な場合があるので、お住まいの自治体に相談してみてください。

 

2つ目: 学生VISA

アメリカの大学へ進学するほとんどの場合、F-1ビザという種類の学生ビザを取得する必要があります。学生ビザの取得には、大使館へ面接に行ったり、パスポートの提出を行なったりと複数のステップがあり、獲得に時間がかかります。パスポートを取得したら、なるべく早く学生ビザの取得作業に取り掛かりましょう。

 

3つ目: 英語の成績証明書

アメリカの大学に自分の成績を送る際に、もちろん高校で配られるものをそのまま送っても理解してもらえません。高校の経営企画室へ英語の成績証明書の発行を依頼します。コチラの作成にも時間が掛かる可能性があるため、卒業前に予めその旨を伝えておきましょう。

 

4つ目: 英語の残高証明書

アメリカの大学は学費が非常に高いため、それを確実に払えるかを証明にするため、残高証明書を提出する必要があります。こちらも同様に英語版を提出する必要があります。銀行に直接頼めば作ってもらえます。

 

また、出願に関してですが、「留学エージェント」というものを使うのをお勧めします。留学エージェントとは留学にいたるまでの出願や、上で紹介した書類発行までをアシストしてくれる企業のことです。この「留学コラム」を運営している留学ドットコムも、まさにそのうちの一つです。

留学を成功させるには日々の学校生活に加えて、記事で紹介したような手続きや試験の勉強などを並行して行わなければいけません。自分だけで全て管理していると、出願のタイミングなどを見逃す可能性も少なくありません…。と言うのも、高校の勉強に加え、英語の勉強、各種手続きなどやるべきことが満載だからです。

留学エージェントは手続きの工程をリードしてくれるので、時間の心配することなく、留学の準備をすることができます。かくいう私も留学エージェントの力を借りていなければ、留学を成功できてかったと思います。

 

早めの相談と調査を!

さてここまで紹介してきて見て取れるように、留学を成功させるには手にかけなければならないことが山ほどあります。

もし、アメリカ以外でも留学に少しでも興味があれば、なるべく早くお近くの留学エージェントに相談してみるのがお勧めです!

英語力はそう簡単に伸びるものではありませんので、計画的に勉強を進めていかなければなりません。

 

最低でも1年前(高校3年生の前)から、理想としては高校2年の夏休み前には進路を決めて、留学エージェントに相談に行きたいところです。

 

また、同時に自分でも少しずつ情報を収集していくことが大切です。どの州だと生活費や学費が安いのか、どんな大学だと入学しやすいのか、どんな専攻が有名なのか…。

このような情報は学校選びに必須ですし、そこまでは留学エージェントの手にも負えない部分もあります。

まずは、この「留学コラム」を読み進めることからでも良いので、情報収集においても早めのスタートを切りましょう!それが留学で成功するための鍵です!

 

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