【海外インターン体験記】アメリカインターンシップでのリアルな生活事情を紹介
アメリカでインターンシップをしてきたしばたこうです!
インターンシップでは何をしてきたか、どのようなスケジュールで行ってきたのかは、前の記事でご紹介しました。
しかし、私がどのような生活を送っていたのか、また費用はどのくらいかかったのかについては触れていませんでした。
本記事では、アメリカでインターンシップ中の生活や、掛かった費用についてご紹介します!アメリカや海外でインターンシップを考えている方の参考になれば幸いです。
アメリカでの生活① 住居編
私は、職場から徒歩30分ほどのサンフランシスコのシェアハウスに住んでいました。
寮に住めればよかったのですが、語学留学や大学留学でもなかったため、寮という滞在手段は選択できませんでした。そこで私は、「Airbnb」というアプリで宿泊施設を手配しました。
なんと、そのお値段は6週間で22万円ほど…。
「ビザの関係でギリギリにとってしまったからか、高くついちゃったなあ…。」と思っていたのですが、これ、結構サンフランシスコでは普通の方みたいです。
長期滞在だと割引が効いて安くなることが多いそうなのですが、私のように短期滞在だと高くついてしまうそうです。
「こんなに高かったんだから、結構いいところなんじゃないの?」そう思った方もいるのではないでしょうか?確かに私も予約時に、お部屋の写真を見た時点ではそう思っていました。
しかし、実際行ってみると、何と総勢13人が住んでいて、トイレとお風呂は一階と二階に一つずつ。(しかもユニットバス)朝は激混み、夜はまあまあ…。
クリーナーさんが、週に一回お掃除しに来てくれるのですが、「え?本当に掃除したの?」という雑なものでした。
もちろん、「みんなのスペースだからきれいに使おうよ!」という人の方が圧倒的に多かったのですが、13人中2~3人がサボるだけで、破綻してしまうわけです。
私のケースは結構レアだと思うので皆さん安心してください。(笑)
通常、シェアハウスでこんなに人数がかさばることはありません。マルタの記事を見てくだされば分かると思いますが、少なくて2~3人、多くても7~8人くらいでしょう。私の友人が住んでいたところも3~4人のところでした。
また、寝室はというと、4人1部屋で、2段ベッドが2つある部屋でした。日本で一人暮らしの空間に慣れていたので、寝る時も誰かと一緒というのは、最初はびっくりしました。
ただ、私は寝ている時に周りの人がいびきさえかかれなければ、寝ることができるタイプだということがそこで分かりました。(笑)
これはアメリカで発見したことですね!
部屋にネズミも出ましたが、攻撃してこなければ特に気にはならなかったです。
サンフランシスコはネズミが多いところなので、安いシェハウスでは残念なことによくみられる現象らしいです。(住んでいる人の民度にもよりますが…。)
ちなみに、このシェアハウスはレビューでは★5つがたくさんついていました。しかし、フタを開けてみると、シェアハウスのオーナーが住民に良い評価を付けてくれるよう頼んでいたからでした。
私が予約した時点では、寝室は個室と書かれていましたし、写真も実物とは違いかなりきれいでした。(笑)個人で宿泊先を決めてしまったがゆえに、変更しても行く当てもなく…。
結局そのシェアハウスに住み続けましたが、住めば都と言うことで、1週間くらいで慣れました。
しかし、何度も言いますがこのようなケースはかなりレアです!
私は「Airbnb」を何度も使っていますが、このようなことは今回くらいしかありませんでした。
もし不安な方がいたら、Facebookで情報を集めたり、現地にいるなら実際に見学してみたりすることをおすすめします。
しかし、実を言うとこのシェアハウスに住んで後悔はしていません。その理由は、「アメリカでの生活③ 友達編」で述べます。
アメリカでの生活② 食事編
シェアハウスにキッチンがあったので、基本的には朝は毎日、夜は週に3~5日は自炊をしていました。お昼はインターンがあったので、気が向いた時はサンドイッチを作って持って行きました。それ以外は、基本的には外食をしていました。
私の定番メニューは、ズッキーニ、ソーセージ、チーズを挟んだサンドイッチでした。飽きもせず、ずっとそれを作り続けて食べていました。(笑)また、友達にごちそうする時は日本マーケットへ行き、ルーを購入してカレーライスを作っていました。
あまりお金がなかったので、自炊メニューもあまり凝ったものにはしませんでした。
外食で味わった「アメリカの食べもの」と言えば、「In-N-Out Burger」で食べたバーガーです。
アメリカ人の友人のイチオシでしたね。みなさんも行ってみることを一度おすすめします。
下の写真は、実際に私が注文したハンバーガーセットです。
正直なところ、アメリカ料理というよりは、アメリカで食べた他国籍料理がとても美味しかったです!
アメリカにはさまざまな国籍の方々がいるので、中華料理やインド料理、ロシア料理、イタリアンなど豊富でした。
一番のお気に入りは、アメリカ最大級のメキシコ料理チェーン店「Chipotole(チポトレ)」です!
サブウェイに注文方式が似ていて、お米、パン、野菜、お肉の種類など自分でカスタマイズできちゃいます。
サンフランシスコ市内に複数店舗あるので、迷ったらココに行ってみてください!
なお、日本食レストランも多くあったので、私はアメリカで「ご飯が合わない…。日本食が恋しい!」と思うことはほとんどなかったです。
アメリカでの生活③ 友達編
「果たして、インターン中に友だちはできるのか…?」
留学へ行く前はそれが不安でした。
大学留学とは異なる部分があるため、年齢の近い人同士で出会うことは少ないのではないか…と考えていました。
実際その通りで、日本人は周りにゼロでしたし、インターン先にもシェハウスにも、同性で年が近い人は少なかったです。とはいえ、やはり気が合う人はいるもの。
一番仲良くなったのは当時28歳のインド人のルームメイト。(当時私は22歳)
インドで8年間働いてアメリカの大学院へ行き、アメリカで取りにくい就労ビザを見事ゲットした尊敬できる友人の一人です。インターンの仕事や、日常で困ったことがないかいつも気にかけてくれて、よくご飯を一緒に食べていました。
お金が足りず、ディズニーランドには行けなかったのですが、その代わりに遊園地に連れて行ってくれるような本当に優しい人でした。
また、日本語が話せなかったのですが、「NARUTO」の大ファンで「サクラ」と「カカシ先生」だけは流暢に話せていました。(笑)いつも助けてもらっていたので、その友人のおかげで英語を話せるようになったといっても過言ではありません。
語学留学とは異なり、私はインターンシップでアメリカに行ったこともあるので、そこまでたくさんの友人はできませんでした。けれど、2年たった今でもずっと連絡を取るような信頼できる友人を作ることができました。
本当に信頼できる人がいれば、そこまで友達が多くなくとも何とかやっていけます!
また、ウマが合わなかったら、それは相性の問題なので気にしなくて大丈夫!無理に我慢をせず、自分と会う人を見つけていきましょう。
アメリカでの生活④ 英語編
英語に苦労しない程度には話せました。と言えたら、カッコよかったのですが、かなり苦労しました…。(笑)特に買いものをする時や、レストランで注文をする時ですね。
シェハウスでは顔を何度も合わせるため、ゆっくり話してくれる人が多いのですが、外はそんなに優しい環境ではありませんでした。
相手は、私が英語を話せると思っているので、ネイティブの言い回しや速いスピードで話してきます。実際の私の失敗エピソードをご紹介します。
スーパーでのことでした。お会計の時に、「Doyunidaba?」と聞かれ、なんのことを言っているかわからないため思わず「No!」と答えました。
「OK.」と言われたものの、疑問が残ります。
買い物かごとまわりの人を見くらべて、やっと気づきました。「買い物袋は必要ですか?」と聞かれたことに…。「Doyunidaba?」は、「Do you need a bag?」だったんです。
英語は音のリンキングがあるため、音がつながって聞こえます。
「Need a bag」がつながって、「ni da ba(g)」に聞こえていたため、私には分かりませんでした。
今思うと、何で簡単な単語が聞き取れなかったのだろうと思います。
また、英語が話すのが嫌で、一日だけひきこもったことがあります。(笑)
といっても、四人部屋で一人ベッドに寝ていただけだったので、完全にひきこもったとは言えませんが…。
そんな私も帰国後の英語力は、TOEIC 890点まで上がっていました。気になる方は別の記事を見てみてくださいね。
行ってみて、聞いて、苦労したからこそ英語力も上がったのだと思います。
アメリカでの生活⑤ お金編
以下、アメリカでの滞在中のみの費用についてまとめました。
そのため、表にはビザを取得する際の費用や航空券代は入っていません。
アメリカのインターンシップでかかった費用
項目 | 費用(日本円) |
滞在費(ホテル1泊) | 12,374円 |
滞在費(シェアハウス) | 227,304円 |
交通費 | 10,000円(概算) |
食費 | 50,000円(概算) |
観光費 | 30,000円(概算) |
合計 | 329,678円 |
※インターンシップした時期: 2018年8月13日~2018年9月21日
内訳としては、ホテル1泊分に関しては、行きは夜8時35分に空港着で、夜遅くに移動することは避けたかったので、空港近くのホテルに1泊しました。
シェアハウスに滞在したのは、アメリカに到着してから2日目です。シェアハウスのトータル費用は、227,304円…。
トビタテ!留学JAPANの奨学金がなかったらとうてい住めませんでした。気になる方は、日本とアメリカのインターンについてまとめた記事をご覧ください。
交通費はアメリカでは「Uber」というタクシー配車アプリを使い、タクシーを使う機会がとても多かったため、意外とかさんでしまいした。
しかし、日本と比べると圧倒的に安かったため、バスや地下鉄より断然おすすめです。
また、留学中は食事代がとにかくかかりました。自炊をしてもなおこの金額。学食の時は、友達がおごってくれましたが、6週間でも結構使ってしましました。
サンフランシスコに滞在していたということもあり、そもそも値段が高いです。
チップは15~20%は払っていたため、ファストフードでなければ、外食は一食につき1,500円以上はかかっていました。
つまり、チップの存在や、サンフランシスコ自体そもそも物価が高いことが原因ですね。
アメリカでも他の地域なら、もっと安く抑えられると思います。
また、インターンシップ中は、土日しか休みがなかったので、観光で遠出をすることはなかったです。
30,000円の内訳は、お土産代が半分を占めています。(笑)
また、アメリカでは車を持っている人が多かったので、友達に連れて行ってもらったため、観光ではあまりお金を使うことはありませんでした。
あくまで、私がかかった費用は、サンフランシスコでインターンシップをして滞在した場合の金額です。
州によってかかる費用は大きく変わりますし、もし大学留学であったら寮や学食もあるため、生活費に関してはコストダウンできると思います。
【まとめ】 海外経験を通して強い精神力を養う!
アメリカのインターン中どのような生活をおくっていたか、少しでもイメージが伝われば幸いです。
大変なこともありましたが、「行かない方がよかった。」とは、1ミリも思ったことがありません。むしろ、留学中の苦労が自分を強くしてくれたような気さえします。
海外留学は、もちろん英語能力をあげてくれますが、それ以上にちょっとやそっとじゃ「へこたれなくなる精神」を育ててくれます!
というか、否が応でも行動しなければいけない場面が出てくるので、たくさん成長できます!(笑)「まずは行動!」ということを、否が応にも身体に叩き込んでくれます。
海外に興味がある人は、時間に余裕がある若いうちに挑戦してみてくださいね!