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【外資系企業内定者が語る】短期留学のメリット・デメリットとは?

公開:2020/02/13 著者:柴田 宏 499 Views

アメリカ、マルタで短期留学をしてきたしばたこうです!

昨年外資系企業に内定をいただき、今年の4月から入社予定です。大学院卒業を間近にし、大学生活を振り返ってみて、私が感じた短期留学のメリット、デメリットについてアメリカとマルタそれぞれについてまとめてみました。

あくまで私自身が感じたことなので、「この意見が正しい」、「あの意見が間違っている」ということはありません。

 

「ふーん、こう思ってる人もいるんだなあ。」というフラットな視点で見ていただけると嬉しいです。

 

また、学業や金銭的な理由で、短期留学に行こうか迷っているという方の参考になれば幸いです。

簡単な留学内容の紹介

マルタは、語学留学で3週間行ってきました。

大学4年生の春休み、つまり大学院入学を控えた時期ですね。「英語を話せるようになりたい!留学してみたい!」という動機で、自費で行ってきました。

アメリカへは、インターンシップへの参加のために6週間滞在しました。

 

マルタ留学を経て、次は英語そのものを勉強するのではなく、「英語を使って仕事をしてみたい!」という気持ちが芽生えたからです。

 

→ サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジで観光した時の写真。

 

この時は、トビタテ!留学JAPANという奨学金で行ってきました。

留学をする前から、なぜかずっと「海外の人と仕事をしてみたい、英語を使って仕事をしたい。」というあこがれがありました。

ただ、学業の理由で長期留学は行けず、短期留学という形になりました。マルタ、アメリカについてそれぞれの記事があるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

 

 

大学生活への影響は?

私の短期留学における大学生活の影響について、マルタとアメリカそれぞれの時で振り返ってみたいと思います。

 

マルタ編

春休みを使って留学へ行ったため、マイナスの影響はありませんでした。

 

ただ、語学留学と言えど、理系で留学する人はなかなかいないため先生方から注目を浴びました。

結構な割合で、「え?なんでマルタ?」と聞いてくる先生は多かったです。

先生方と話すいいネタになりましたが、それをメリットととらえるか、デメリットととらえるかは人それぞれですね。(笑)

 

また、「留学に行く=英語」ができるというイメージを持つ人が多いので、そのような目で見られることもありました。

 

これは結構嬉しかったですね。

なぜかというと、「柴田さん、英語できるんだから、○○について後輩に教えてあげてね。」といったようなチャンスを与えてもらえるからです。

「うわ、そう思われてるんだ!その期待から外れないよう頑張ろう!」というモチベ―ションにつながります。

 

このようにマルタでの留学は、意外と学業への影響はそこまで大きくなかったです。

 

アメリカ編

実は、アメリカは6週間のインターンシップだったのですが、その前後で日本でのインターンシップを計20日間やらないと奨学金がでない方式の留学でした。

夏休みを利用したと言えど、授業は2週間近くお休みする必要がありました。

まあ、留学とインターンシップなら、公欠と認めてくれる先生が多かったので何とかなりましたが…。(笑)

 

留学への理解があるかどうかは、大学によります。留学を理由に授業を公欠とすることを絶対認めない先生も中にはいらっしゃいますので、留学に行く前に要確認!

 

ちなみに、私はちゃんと前期中に、後期授業の先生を確認して留学前に一報入れました。

別に留学に行くからと言って、偉くも何ともないので、できるだけ印象はよく!礼儀正しくいきましょう。

本題である、大学生活への影響ですが、アメリカからの帰国後が一番大きかったです。大学での留学フェアでの発表や、イベントの企画などをやることが多くなり、大学の職員さんと関わる機会が多くなりました。

 

マルタでの語学留学は、誰にもシェアする機会がなく「ただ留学しただけ。」でしたが、アメリカでのインターン留学は、さまざまな人に留学経験を発信できたため、帰国後も自分の中で色あせることのない留学となりました。

 

→ 大学の授業でゲストティーチャーとして、講義をさせてもらいました。

 

誰かに話すことで、「あ、自分ってこう思ってたんだ…。こういう留学してたんだなあ。」と留学内容を自分でフィードバックすることができます。

 

もともと発表好き!というキャラではなかったのですが、アメリカでのインターン中の英語に苦戦したせいか、「日本語ならいける!」という気持ちに変化しました。

 

また、留学に行きたいけれど不安で行けない人の手助けができますし、大学内の職員さんとも仲良くなれちゃいます。

ある時、学内でのインターンについてインタビューされたことがありました。

もちろん、日本語のインタビュー記事です。

 

それを見て、ふと英訳したい気持ちにかられました。

 

私は英訳の経験がなかったのですが、仲の良い広報課の方に交渉したところ、見事OKがもらえました。

めちゃくちゃ時間がかかりましたし、修正もありましたが、「Production Assistance Ko Shibata」と載せていただくことができました!

その時の記事がコチラです。

 

 

このように帰国後小さいながらも活動していたおかげで、人との輪が広がり、思わぬところで新しいことに挑戦できました。

 

短期留学で英語力は向上するのか?

多くの人にとって、この部分が一番興味のあるところではないでしょうか。

何となく海外生活を送っているだけでは、効果の方も期待できなくなります。効果を期待しているのであれば、自分の意識の持ち方が非常に重要になってきます。

 

マルタ編

① 個人的に感じた成長度合い

英語の「瞬発力」なるものがついたと感じています。具体的には、質問された時にパっと答えられることって、日本語ももちろんですが、英語で会話をスムーズにするために重要な要素ですよね。

 

マルタは日本人比率も少なかったので、まわりにいた友達はたいていロシア、ブラジル、韓国の友達でした。

当然、彼らは日本語が話せるわけではないため、英語で過ごさなければなりません。円滑に生活をおくるにも、コミュニケーションをしないことには始まりません。

幸いなことに、ネイティブではなく第二言語として英語を学びに来ている人たちだったため、相手も難しい表現を使うことはありません。そのため、何とか聞き取りができたため、「答える」ことにフォーカスできました。

もし周りがネイティブだらけだったら発音やスラングの仕様などで、そもそも聞き取りから苦労しそうだったことが予想できるので、マルタであったからこそのメリットだと思います。

 

また、英語のやる気が上がったので、留学をきっかけにオンライン英会話をはじめたり、教材を買ったりと、以前なら躊躇していたのに英語に対してお金をかけることにためらわなくなりました。

 

② TOEICの成果

英語の伸び具合を客観的に把握できる数値として、TOEICを用いて述べたいと思います。

マルタ留学へ行く前は710点でしたが、3週間780点まで上げることができました。

TOEICの勉強を集中的にやったわけではないにしては、スコアも上がったのではないでしょうか。

 

「個人的には人前で言える点数にはなってきたかも?」と当時は思っていたので、TOEICを上げることが目的でないにしろ、留学の効果があったことが嬉しかったです。

 

また、点数が上がったことでさらに英語学習に対するモチベーションが上がりました。

 

アメリカ編

① 個人的に感じた成長度合い

アメリカのインターンシップでは日本人が周りにおらず、自然とネイティブの中で過ごすこととなったため、かなりきたえられたと思います。聞き取れない、言いたことが全然言えない…なんてことはたくさんありましたが、マルタでの留学がいい練習になったのか、話すことに対して恐怖感はそこまでありませんでした。

正直、留学中は自分の英語が成長したか全く分からなかったのですが、シェハウスのメンバーが「来た時に比べたら、すごく上手になった!」と褒めてくれたので、スピーキングとリスニングは上がったのだと思います。(笑)

また、現地生活を通して「あ、この表現すごい使うな…。」と気付く場面が多かったので、慣れていった部分もあります。

 

② TOEICの成果

留学前は780点でしたが、帰国後は825点でした。

6週間で45点の伸びです。

700点代後半からはスコアは伸びにくいとされるので、まあまあ…?

 

実はこのあとが重要で、英語のモチベーションが過去最高まで上がり、1か月後に890点まで上げることができました。

 

短期留学な分、日本に帰った後に何ができるかが大切ですよね。

アメリカへ行って、年齢、国籍、性別や文化も違う人々と出会い刺激を受け、「自分も負けてられない!」という気持ちになりました。

これまで、「英語話せるようになりたいなあ。」と思っていた自分が、この6週間で「せめて英語くらいはできないと!」という心持ちに大きく変化しました。

 

短期留学でも、出会いや自分の行動次第で、いい影響を与えてくれました。

 

ただ、一つ。

リーディングスキルはそこまで上がりませんでした。(笑)

 

短期留学経験は就活に有利になるか?

この部分も現在大学生の方であれば、気になるところだと思います。期間を問わず、留学してきたことが重要なのではなく、相手(企業)に成果をどれだけアピールできるかだと思います。

1年間の長期留学を経験してきても、TOEICのスコアを持っていないのであれば、相手を納得させるだけの説得力はありませんよね。

マルタ留学とアメリカ留学の短期留学は、どれくらい就活に有利に働いたのか分析したいと思います。

 

マルタ編

マルタ留学では、楽しい経験ができましたが、「英語を勉強した」、「たくさんの友達をつくった」、というだけでした。

もちろん、この留学のおかげでアメリカへインターンに行こうと決意したのですが、マルタ留学のことは履歴書に書こうとは思えませんでした。

就活では、マルタ留学については一切記入しなかたため、面接官にも何も聞かれなかったので、有利とも不利とも言えないですね。

 

ただ、短期の語学留学を否定しているのではなく、留学中に自分の成長を感じたり、挑戦したことがあったりしたら、それは書いても良いことだと思います。たまたま、私自身がマルタで留学中になしえたことはなかったため、就活では書かなかっただけです。

 

書き方によると思いますが、もし私がマルタ留学のことを書いていたら、面接官の方も「へえ~語学留学したんだ。で?」という反応になっていたかもしれません。(笑)

ですので、私の中でのマルタ留学の位置付けは、アメリカ留学に向けたステップアップの意味合いが強かったと言えます。

この後のアメリカ留学があるからこそ、マルタ留学のことに触れなかったとも言えるかも知れません。

 

アメリカ編

アメリカでのインターンシップは、就活中のウケは良かったように思います。

そもそも、日本でインターンがメジャーになってきたのもここ最近のことですし、それなのに「海外でインターンするというところにアグレッシブさを感じた。」そうです。(笑)

語学留学は、「英語を勉強しに行く。」という分かりやすい目的がありますよね。

 

一方、インターンシップだと、「え?何しに行くの?何してきたの?」と興味をそそるわけです。英語がある程度できることが前提なので、語学留学よりも1ステップ高い挑戦のように見えるからです。

 

質問して就活生を見極めるのが面接官と言えど、どうせなら興味深い話を聞きたいですよね。

ですので、アメリカのインターン経験は、結構食いつきはよかったと思います。

ただ、面接を受けていて、アメリカでインターンに参加したことが有利になったのではなく、「インターン中に何をしたのか、どのような姿勢で挑んだのか。」が評価されたように感じます。

 

留学と同じで海外に行ってきただけでは評価には繋がらないので、そこでやってきたこと(成果)をセットで提示できなければ意味がありません。

 

これから短期留学する方は常に「成果」を意識した留学をした方が良いでしょう。

また、アメリカのインターンでは、急に前日に「明日プレゼンやってね。」ということがあったため、物怖じしなくなり、堂々と人前で話せるようになりました。

それが面接官の方にも伝わったのか、「全然緊張しないタイプでしょう!すごいね~!」と褒めていただきました。

 

短期留学でも目的がしっかりとあって、自身の成長が目に見えていれば、就活でも有利だと考えられます。

 

→ 面接の場でもお褒めの言葉を頂いて、大きな自信になった。

 

【まとめ】 留学の是非は期間の問題ではない!

中には、「いや、半年か1年行かないと留学って言わないでしょ。」という考え方の人もいます。

でも、それは人それぞれの定義です。「そうか~この人はそう思うんだな~。」くらいで流しておきましょう。(笑)

長期留学で行けば英語力もより伸びる可能性はありますが、どんどん査定のハードルが上がっていくことも意味します。

 

1年留学していて、TOEIC700点持ってません…だとやっぱりキツイです。それ以上の何かアピールできるものがあれば良いですが、やはり「留学=英語」のイメージがあるだけに、英語力アップが伴っていない留学は懐疑の目で見られるのは間違いありません。

 

つまり、短期留学で利点を得るも、機会を無駄にするもあなた次第です。

留学に行く前に、「一体、自分は何をしたいんだろう?」と考えることや、何か目標をいくつか立ててから行くと、少し留学の内容も変わってくるかもしれません!

ぜひ、短期留学を有意義な時間にしてくださいね!

 

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