新型コロナウイルスによるアメリカの現状は?留学生への影響はどうなっているのかをレポート
みなさんこんにちは!留学ライターの藤井凜太郎です!
現在日本を含む、全世界で新型コロナウイルス(英語ではCOVID-19)が大流行しています。
すでに海外に在籍している留学生たちも、国内での規制が増え始め一時期帰国をする学生も増えてきている状態です。
中国ではコロナウイルスの患者は減ってきていて、ピークは過ぎたと言われていますが、アメリカやヨーロッパでは悪化の一途をたどっています。
本日の記事では、アメリカ国内の状況やアメリカの大学のコロナウイルスに対する対応がどのようなものなのかを紹介していこうと思います。
コロナウイルスによるアメリカの現状
3月22日(日)時点で、アメリカでは国内で25,000人以上のコロナウイルスの陽性反応を示す患者がいます。ニューヨーク州や私の住むワシントン州はアメリカの中でも感染者が多い州になっています。
ワシントン州のスノーホーミッシュ郡というところは、アメリカで最初のコロナウイルス患者、またそれによる死者が出たところでもあり、私の住む街は現在でも緊張感が走っています。
最近になって、取得に面接が必要なアメリカへのビザ(学生ビザや就労ビザ)の発行停止が発表されました。このような感染防止のための人民移動の抑制は、留学生に多大な影響を与えています。
コロナウイルスへの対応は州毎に違っているため、近々の渡航や留学を考えている方は自分が渡航予定の州の詳しい情報をしっかりと検索することをお勧めします。
コロナウイルスに対するアメリカ政府の対策
コロナウイルスの感染が広がってきた初期の段階(2月下旬頃まで)では、飲食店やアミューズメント施設に大きな影響は見られず、平常通りの経営状態でした。
しかし、3月に入り感染が広がり始め、人々の危機感が徐々に高まってきた頃から、レストラン、カフェ、バー、を含む飲食店全てがテイクアウトのみに制限されました。
その頃から、人々の食材や紙類の買い溜めが始まりました。ワシントンン州の首都シアトルにある、巨大アジアンスーパーマーケットのUwajimaya(宇和島屋)へ訪れた際には、油類や乾麺など物持ちの良いものはほぼ売り切れ状態でした。
他のスーパーマーケットでも、紙類やマスク、そして卵までもが売り切れ状態、日本の震災後のような空っぽのスーパーマーケットとなっていました。
空っぽなのはスーパーマーケットだけではなく、シアトル郊外も静けさが漂っています。本来なら、毎日のように長蛇の列ができているスターバックス一号店も、並ばずに店内へ入れてしまう状態。
シアトルで有名なパブリックマーケットも本来なら人通りの絶えないような賑わった場所ですが、観光客すらほぼ見当たらないような状態になっていました。
名門校ワシントン大学は、この季節キャンパス内の桜並木がとても有名です。
例年、写真を撮るのも困難なほど学生や観光客で賑わっていますが、今年はあまりの少なさに驚きを隠せませんでした。
アメリカの多くの地域でロックダウン状態
そして現在では多くの州で感染を防ぐために、「ロックダウン」という対策法がとられています。
ロックダウンとは、食材の買い出しや最低限の運動以外の外出は禁止という命令です。必須の外出以外で外出をした際、州によっては罰金を課せられる地域も出てきています。
これによって、多くの飲食店がクローズし、特にテイクアウトのみで経営していた飲食店は完全にクローズしてしまっている状態になっています。
ロックダウンされている地域もアメリカ全土ではなく、地域毎に異なった制限がかかっているので、詳しい情報は地域毎に収集する必要があります。
このような状態に対応して、食事配達サービスのウーバーイーツは送料を無償化に乗り切っています。
普段は店によって異なったデリバリー料金が取られますが、企業側が定めた地域であれば送料無料でのオーダーが可能になっています。
食材の買い溜めが始まっている現在では、非常に助かるサービスです。
アメリカ大学のコロナウイルスへの対応
留学コラムを読んでいる多くの方々が気になるのは、アメリカの教育機関の現状だと思います。
私の在籍している大学では、コロナウイルスの患者が出始めた2月後半から、学校のほとんどのクラスがオンライン授業へ切り替えになりました。オンライン授業とは、与えられた教材をインターネット環境のあるデバイスからアクセスして受ける形のものです。
もちろん、実際に授業を聞くという授業形態を好む学生が多い中で、このような状態へ急に変更になったことには多くの学生が困惑しています。
現時点では、最悪のケースを避けるため、多くの学校で夏までの全ての授業をオンライン授業へ変更するという対策が取られています。
また、授業だけではなく、ジムや図書館などの全ての学校の施設は4月中旬頃まで完全に閉鎖が決まりました。
授業はオンラインで行われますが、学校施設が4月中旬以降に開かれるかどうか見通しは不明です。
学校内の学生寮は、普段ならたくさんの友達が寮外からも訪れ、いつも賑わっています。しかし、コロナウイルスの影響で寮へのゲストの訪問も禁止になり、寮内も普段より静かになっているという状況です。
学生への影響
まず私が最初に不安に思ったことは、全ての授業がオンラインで提供されることになると、「学生ビザのルールに反してしまうのでは?」という部分です。
学生ビザのルールでは留学生に対して、1学期毎に取れるオンラインクラスの数を制限しています。
しかし、今回のコロナウイルスの影響によるオンラインクラスは、学校側でルール違反として扱われない対応になるようです。
また、近日アメリカへ在籍している学生の一時帰国が増えています。次学期の授業が全てオンライン授業になったため、国外からの授業が取れることが可能になったためです。
しかし、毎日毎日急速に変化するコロナウイルスの状況と規制により、一旦国を出てしまうとしばらく戻って来られなくなってしまう可能性も十分にあり得ます。
現在の状況で日本へ一時帰国することを考えている際は、慎重な判断をするようにしましょう。
アメリカ留学を予定していた人々への影響
冒頭でも話した通り、現在学生ビザの新規発行が無期限で停止されてしまっている状態です。また、次にいつ、それらが再開されるのか分からない状態です。
それにより、アメリカ留学を予定していた方は、留学を延期しなければいけない状況下にいる方も多いと思います。
現在では、まだ日本からアメリカへの渡航禁止命令は出されていませんが、いつ出されてもおかしくないという状況です。
すでに留学することが決定していて、あとは渡航だけだったという方は、入学予定の大学へ直接連絡を取ることをお勧めします。
学校や州によって、規制や対応の仕方が違うため確実な情報収集を心がけましょう。
コロナウイルスによる人種差別
アメリカへの留学や、渡航を考えている多くの人にとって気になることは、コロナウイルスによって起こる人種差別でしょう。
以前には、アジア出身の留学生が人種差別主義者の人に暴行されるなどというニュースも流れていました。
悲しい事実ですが、コロナウイルスが世界へ広まり始めた初期段階では、私も人種差別を感じる瞬間がありました。
教室や、レストラン、電車などに乗った際に、不自然な視線を感じることも多々ありました。また、道を歩いていると「出ていけ!」と叫ばれたこともありました。
しかし、CDC(アメリカ疾患予防センター)からのアナウンスで、「コロナウイルスは中国やアジア圏を差別するようなものではなく、世界的に大流行しているものである。」と断言しているように、だんだんとその差別的な風潮は消えつつある状態です。
もちろん完全に消え去っているとは言い切れません。もし外へ出歩いている際に、人種差別的な扱いをされても、無駄に抵抗せず無視することをお勧めします。
下手に反応してしまうと、より悪い状況に巻き込まれる可能性もあります。
街中が静まり返るアメリカ
アメリカではロックダウンされる街が日に日に増え、街中が静かになっている状態です。
スーパーマーケットからも食材や紙類はなくなり、ほとんどのお店もクローズ状態。
新しい学期はオンラインでの授業がベースとなることによって、アメリカに必ずしもいなくても良いという状況です。
現状、アメリカ国内で勉強している学生は、気軽に日本に帰国したりするのは気を付けた方が良いでしょう。
留学中の生徒も、留学予定の生徒も必ず学校の提供している情報に目を通し、慎重に行動を検討することをお勧めします。
コロナウイルスの世界中での広がり方があまりにも急速なために、どの地域でも日々規制状況が変化し続けている状況です。
常に最新、かつ正確な情報を手に入れることを心がけましょう。