留学生活には満足しているけど「留学中に〇〇しておけば良かった」と思うことは!?
私は2年半のアメリカ留学生活において、学業に関しては精一杯やりきったので「後悔」は一切ありません。
しかし、留学生活を改めて振り返ってみると、学業を最優先するあまり一方で「こうしておけばよかったな。」とか「〇〇をしておけばよかった。」と思う事が結構あるな…と思いました。
「後悔」と言ってしまうと、ちょっとネガティブな表現であまり好きではないのですが、私がこれからご紹介する「〇〇しておけばよかった」ストーリーを読んで頂き、これから留学をする方・留学中の方は参考にしてみて下さい!
もっとアメリカンな外食を堪能すればよかった!
アメリカ留学すると、アメリカの食生活に染まってしまい体系がすっかり変わってしまう人は結構います。余裕で10kgくらいは増量してしまう人もザラにいます。
アメリカに限らずとも欧米圏への留学であれば、肉と炭水化物中心の食生活になりがちで、体重が増えてしまう方は多くいます。
私は、アメリカ留学で「絶対太りたくない!」という強い信念(笑)がありました。アメリカの外食は基本的に高カロリーですし肌にも良くないので、糖類・添加物たっぷりのお菓子なども、絶対食べたくないと思っていました。
なので、ホストマザーの手料理やホームメイドのお菓子以外で、外食したり、買ったりはあまりしませんでした。
ランチも、自分でサンドイッチやおにぎりを作って持って行っていました。学校のある平日は、カフェテリアも含めほとんど外食はしませんでした。留学生活でお金も節約していたので、休日の外食もかなり控えていました。
お誘いがあっても、「今日は勉強するから!」と断っていた記憶があります。今思えばもったいないなぁとも思いますが、当時は勉強にも相当必死だったから仕方ないのかなと思っています。
お陰で全く太ることもなく肌荒れも無かったのですが、今思えば経験としてもアメリカでもっと外食を堪能しておけばと思いました。
私が留学していたカリフォルニアは移民が多いので、ベトナム、メキシコ、チャイニーズ、コリアなど様々な食文化が堪能できる場所です。
ファーストフードなどで、手軽に異国料理を楽しむことができます。
アメリカの食事って確かに健康には悪いですが、アメリカの食生活も留学中だけの貴重な体験でもあります。アメリカ以外に留学する方にとっても、その国ならではの食事(食文化)があるはずです。
アメリカに限らずですが、これから留学する方には、栄養バランスには気を付けながら様々な食事を楽しんでみてください。
日本人の友達を作ればよかった!
アメリカ留学したら、「日本人とは接してはいけない!」と過度に意識をしていた私。私は英語が元々得意でも無かったので、日本人コミュニティに慣れて英語の上達の妨げになってしまったらと、とても不安に思っていました。
しかし、今思うともっと日本人の仲間との絆も深めて置けばよかったなと思います。
アメリカ現地の友達も大事ですが、日本帰国後に社会人になってからもずっと繋がりを持って、会ったりできるのは日本人の友達なのですよね。
知り合いなどは、留学時代の友人との同窓会などをしていて、貴重な留学時代の友人との繋がりがあるのはとても素晴らしいことだと思いました。
私も、アメリカで出会い、とても親しくなった数人の友人は、今も連絡を取り合っています。留学先で出会う日本人って、ちょっと変わっていたり、とても優秀な人だったり、日本ではあまり出会えないようなタイプの人だったりします。
留学しに来ている時点で意識が高い系の人たちが多いので、自分の人生観や価値観に良い刺激を与えてくれる存在です。
もっといろんな場所へ遊びに行けば良かった
留学中、「お金を無駄に遣ってはいけない。」とk「節約生活!」と決め込む余り、あまり国内旅行などをしませんでした。
今思えば、東海岸などは日本から行くよりずっとアクセスもしやすいので、勿体ないことをしたなと思います。当然、アクセスがしやすいと言うことは、日本から旅行するのに比べて旅費が安く済むと言うことでもあります。
アメリカは本当に広大なので、国内旅行でも他州へ行けば、全く違うカルチャーを楽しむことができます。日本から遠いニューヨークなども、西海岸からならすぐ行けます。
そして、アメリカには日本とは比べ物にならない広大な自然の世界遺産スポットが沢山あります。グランドキャニオン(上写真)やアンテロープキャニオンは行きましたが、本当に素晴らしいものでした。アンテロープキャニオンは、数十年後には消失してしまうかもしれないと言われているので、行けるチャンスがあれば是非行ってみてください。
他にもヨセミテ公園やイエローストーンなど、今思えば行っておけばよかったなぁと思います。旅行とまではいかなくても、近場でもカリフォルニアならディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、ナッツベリーファーム、シックスフラッグス、など様々なエンターテイメントスポットがあります。
アメリカ以外への留学であっても、観光スポットはたくさんあるはずです。現地でしか堪能できないこうした体験は、何にも変えられない貴重なものです。
適度な息抜きは許容範囲
私の「〇〇しておけばよかった」を結果として共通して言えることは、私が生真面目すぎたということだと思います。
「徹底的に節約しなければいけない。」とか「栄養が偏ってはいけない、ジャンクフードはNG。」とか「勉強に集中し、遊んではいけない。」とか、すべてにおいて自分の凝り固まったルールに執着しすぎていたなぁと思います。10代、20代の若さからでしょうか。
おそらく私と同じタイプで真面目すぎる人、自分のルールを決めてしまいがちな人はこういう状態に陥りやすいと思います。
要領をつかんで、上手く勉強と遊びの両立ができれば良かったのですが、当時私にはそうやって気楽に考える余裕があまりありませんでした。気合を入れて、留学に行った人ほどそうなのかな…と思います。
こうして大人になってから思うのは、留学に限らず少し楽観的に肩の力を抜いて、気楽に考えるくらいの方が人生楽しめるのではないかなと思います。
学業の間に羽目を外して遊んだりした事は、学生時代の良い思い出としてずっと残ったりするものです。今でも思い出に残っているのが、所属していたStudent Government(生徒会)のメンバーでLAのナイトクラブに行ったことです。
Student Government所属のメンバーと言えば、ご想像通り皆かなり優等生の生真面目なタイプで、夜遊びするようなタイプではないのです。メンバーのひとりがクラブに行こうと言って、私としてはとても勇気をふり絞った羽目外しイベントでした。
LAでクラブに行って、踊って、夜の街でふらふらして、明け方のハイウェイに乗ってオレンジカウンティへ帰り…今でも鮮明に覚えている楽しかった思い出のひとつです。
当時、両親からも「もっとお金を遣っていいから、お友達と旅行とかお出かけとか、今しかできないことをしなさい。」と言ってくれていたのですが、なんとなく気が引ける思いで、遠慮していた自分がいました。
しかし、今になって思うと、現地での経験はお金には変えられない本当に貴重なものです。
いろんなところに行って、いろんな体験をするべきだと社会人になった今は思えます。
留学してしばらくすると、アメリカでの生活や環境が当たり前になってきて、むしろ日本が恋しくなってしまうと思います。私がそうでした。
しかし、留学先での周囲の取り巻く環境、この一瞬一瞬が本当に貴重なものだと噛みしめながら生活してほしいです。
大人になってから振り返ると、アメリカでの生活、文化、旅、体験、人との出会い、すべてのことが、本当に貴重な宝物だと思えます。
もちろん一番大事なのは学業で、遊び・娯楽に比重が傾いてしまって、学業が疎かになってしまったら意味がありません。
意思が弱いタイプの人であれば、敢えて自分に厳しいルールを課して誘惑を受け入れない生活を送るのも、本業で失敗するよりはずっと良いとは思います。
オンとオフを使い分けるのは簡単なことではありませんが、要領よく留学ライフを過ごすことができたらベストですね。