海外留学にオシャレは必要!?アメリカ大学生活で経験した現地大学生のファッションスタイルとは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

海外留学にオシャレは必要!?アメリカ大学生活で経験した現地大学生のファッションスタイルとは?

公開:2020/04/27 著者:前田 洋子 15108 Views

私は、1・2年次をアメリカのコミュニティカレッジで過ごし、3・4年次を日本の大学で過ごし、両方の大学生活を体験することができました。

アメリカと日本の大学生を比較すると、面白いほどに沢山の相違点があるのですが、中でも大きく異なるのは「ファッション」だと思います。

アメリカに留学すると、日本とのファッションの違いに衝撃を受ける人も多いと思いのではないでしょうか。アメリカに限らず、欧米圏のファッションセンスは似たり寄ったりなので、アメリカ以外に留学する方も参考にしてみてください。

 

アメリカ大学生のファッションは「とにかくカジュアル!」

 

アメリカの大学生のファッションは、とにかくカジュアルです。私はカリフォルニアに留学していたということもあり現地の学生は、ほぼ年中Tシャツ、ジーパン、ビーサンのようなファッションの人が多かったです。

いくらカリフォルニアでも秋冬は冷え込むのですが、欧米人はどうやら日本人と比較すると、体感温度が圧倒的に高いようなのです。日本でも、寒い時期にとても薄着な外国人観光客の方等をよく見かけますよね!

秋冬は日本と同様に私はアウターを着用していましたが、それでも周囲のアメリカ人学生は半袖・短パンの人も多く衝撃でした。カリフォルニアは、アメリカの中では比較的暖かく過ごしやすい気候の場所だったので、基本的にとてもラフなスタイルの学生が多い印象です。

 

全体的に言えることは、普段使いのファッションや流行には無頓着な学生が多い気がします。

 

一方、日本の若者はファッション、流行にとても敏感だと思います。シーズン毎に移り変わる流行を常に追って、それに合わせてみんなが揃えるように同じようなファッションに衣替えする様が、外から見ると面白くもありました。

私が日本から持ってきたフェミニンなワンピースや、ロングスカート、ブラウスを着れば、キャンパスですれ違う人々(知らない人)に「そのスカートかわいい!どこで買ったの?」と聞かれる始末です。

私はそんなに特別おしゃれというわけではないですが、アメリカにいた当時は友人の中では「おしゃれ番長」的な感じでよく褒めてもらっていました。(笑)そのため、ファッションを見ると、留学生か現地人かということが一目瞭然です。

 

そして、不思議と留学年数を重ねるごとに、だんだんとアメリカナイズされていくのです!

 

愛用品は大きなバックパック

 

日本の女子大学生と言えば、ハイブランドのバッグを持って通学している人が多いですが、アメリカの大学キャンパス内で、プラダやルイヴィトンのバッグを持ち歩いている人はまずいないです。そう、アメリカの大学生の定番は、バックパック(リュック)です!

アメリカの大学で使う百科事典のように分厚い教科書と、ラップトップ等を入れるには必需品です。大学で使う教科書はとても大きくて分厚く、なぜもっと薄くて軽い素材にしないのだろうと不思議に思っていました。

とにかく、ハイブランドの小さな可愛らししバッグには到底収まりません。アメリカの大学生活では、丈夫で使い勝手が良くて大きなキャンパスを走り回れるバックバックが最適です。

 

広いキャンパスにはフラットシューズ

 

基本的にキャンパスでは、スニーカーやビーサンなどのフラットシューズです。冬場は、UGGやEMUなどのムートンブーツを履いている人が多いです。

日中の講義にカツカツ音を立ててハイヒールで授業に登場しようものなら「これから何かあるの?」という目で見られること間違いなしです。

 

日本では、女性なら普段からヒールを履くことは普通ですが、アメリカでは、フォーマルな場面(ディナーやパーティなど)以外で、日中にハイヒールを履く人はあまりいません。

 

そして実用性の面でも、アメリカの大学のキャンパスはとても広く、授業の間の時間が短く、次の授業に走っていくこともあります。

また、バス通学の人はアメリカの気まぐれなバスをキャッチするために、いつでも走れるようにフラットシューズは必須と言えます。

 

羽織る衣類は必須アイテム

現地で調達できるので日本からわざわざ持っていく必要はありませんが、いつでも羽織れるジャケットやパーカーは必要です。

前述したように、アメリカ人の体感温度は圧倒的に高いようで、冬場でも彼らはとても薄着です。

私は留学時代、このアメリカ人との体感温度の差にとてもかなり悩まされました。

 

夏場はもちろん教室、ライブラリーは冷蔵庫のように常に冷房ガンガンです。

 

冬でも暖かい日はなぜか冷房が効いていることがあります。夏の図書館で、私1人だけとても分厚いジャケットを着て凍えながら勉強をしていたことを覚えています。

寒くて冷房を消してくれと言えば、「風邪をひいているんじゃない?大丈夫?」と病人扱いされたこともあります。(笑)

 

メリハリをつけるのがアメリカスタイル

 

アメリカでのファッションの特徴は、TPOに合わせてしっかりとメリハリがあるという事だと思います。普段の学校生活や日中は、ゆったりカジュアル。しかし、パーティや特別なディナーの場面などでは、思いっきりドレスアップします。

日中の授業の時には、メイクすらしていなくても、夜のディナーではヒールにドレス(ワンピース)、フルメイクアップというスタイルです。これは、アメリカのドラマなどを観ていても分かるかと思います。

一方、日本人のファッションは、常にある程度みんなおしゃれをしていて、TPOに合わせて劇的に変わるという事ってあまりないのかなと思います。大学でも、みんなしっかりメイクをして、ヒールを履いて、ワンピースを着て、ブランドバッグを持って登校。そこがアメリカと日本のファッションスタイルの大きな違いだと思います。

 

「郷に入っては郷に従え」の精神で

 

ファッションは、好みも人それぞれですし、表現方法のひとつでもありますし、自由でいいと思います。周囲に流されず、独自のファッションスタイルを貫いている人も、周囲の文化に適応させている人も、どちらも個性ですし素敵だと思います。

私の場合は、ファッションに関しては「郷に入っては郷に従え」というポリシーで留学生活を送りました。ファッションも食も生活スタイルも、その国の文化に溶け込むことは、その場でしか体験出来ない貴重な経験だと思います。

というか、過ごしていくうちにだんだんと自然にアメリカナイズされて、最初はファッションやメイクに気を遣っていても、周囲の友達に合わせてだんだんとカジュアル化されていきました。

 

メイクやファッションも楽しいし人生を豊かにする大事なものですが、学生業という面からすると無駄なお金や時間を使わず物も増えないので、それはそれで良いのではないかなと思います。

 

ただ、そのアメリカナイズされて浦島太郎状態で日本へ帰国すると、日本のおしゃれな若者たちの目には「もうちょっと気を使った方がいいんじゃない?」と映るかもしれないので、ご注意を!

 

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