アメリカF1ビザ面接を徹底攻略!当日の流れと質問内容公開!
皆さんこんにちは、Miryuです。
留学準備をしていく中で、最難関のステップは何といってもビザの取得!
書類準備と面接予約まではなんとかなったものの、面接当日が不安、本当にビザが発給されるのか心配…という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、私が実際に行った米国F1ビザ(最も一般的な学生ビザ)の面接の流れや質問内容、そしてビザ発給されるまでをご紹介していきたいと思います。
現在はコロナの影響で米国ビザ面接の受け付けは完全にストップしていますが、再開後の留学や面接を考えている方はぜひ参考になさってください!
F1ビザをスムーズに発給してもらうための注意点
F1ビザの発給される可能性は年齢や職業、バックグランドによりかなり変わってきてしまいますが、学生ビザであるため在学中の人が一番発給されやすいといわれています。
私の場合は既に大学を卒業していましたが、卒業後数カ月しか経過していないことと、まだ20代前半と年齢も若いことから、留学エージェントの方にはビザ取得は難しくないだろうと言われていました。
このF1ビザ取得の大きなポイントとしては、「学業以外の別の理由で渡米したいのでは?」と怪しまれないことが重要です。
当日の面接で引っかかってしまわないためにも、次の場合は注意する必要があります。
・家族や親戚、恋人が現地に住んでいる場合
もし事実であるとしても、絶対に伝えない方が良いです。学生ビザを利用してアメリカに入国し、そのまま移住しようと考えていると思われる可能性があります。
・格安の語学学校や専門学校等に通う場合
リーズナブルな学校に通い、留学費用を少しでも抑えることは悪いことではありません。しかし、あまりにも安い学校であると、学校に行くという表面上の理由とは別に現地でアルバイトや他の活動をするのでは?と疑われる場合もあります。
そのため、平均よりも安い学校を選んだ場合は、勉学に励みたいという具体的な意志表示をした方が賢明です。
・学校終了後の進路が決まっていない場合
学校終了後に何をするのか聞かれた際に、進学や就職など具体的なプランが決まっていないと「分からない。」または「その時に考える。」という答えをしてしまいそうにもなります。
しかし、そういった答えは厳禁です。まずは、「すぐに日本に帰国する。」と必ず伝えるべきです。学校修了後にアメリカで学業とは関係のないことを行う…という可能性があると思われないようにしましょう。
留学への夢が膨らむばかり、ついつい面接では色々なことも話したくなる気持ちもありますが、これは就職活動の会社面接ではありません。
F1ビザの面接においては、「学業を目的としている」ということをいかに明確に伝えられるかが本当に重要なポイントなのです。
これでバッチリ!当日の服装と持ち物
ここからは具体的な当日のお話になりますが、服装はいたって普通のシンプルな服であれば問題ありません。スーツなどの正装をする必要はないので、すっきりと清潔な服を着用していれば大丈夫です。
持ち物に関しては厳しく決まっており、25cm x 25cm以上の大きさのカバン、飲食物や携帯電話以外の電子機器もしくは2つ以上の電子機器を持っていると入場ができません。
また空港のセキュリティチェックのように凶器となり得るものや危険物に関しても厳しく取り締まわれています。持ち物に関しては、大使館のHPを事前にご確認ください。
私の当日の服装と持ち物は、以下の通りでしたので参考にしていただければと思います。
当日の服装
・白いブラウス
・デニムのジーンズ
・スニーカー
当日の持ち物
・小さめのショルダーバッグ
・パスポート
・必要書類(透明のクリアファイルに入れる)
・スマホ1台
・財布と家の鍵
万が一、持ち込み不可である物を持ってきてしまった場合は、駅などのロッカーに預けてから大使館に向かいましょう。
いざ入場!当日の会場での流れ
ここからは実際の当日の流れです。私の面接予約時間は木曜日の午前9時でした。
私の場合は待ち時間が短かったので、入場後10分ほどですぐに面接を行っていただけました。
面接終了後は問題がなければすぐに帰宅できるので、私の大使館での所要時間はトータル20分ほどでした!
ただし、混雑時には1~2時間待つこともあるそうなので、暇つぶしに本なども持っていくと良いと思います。
意外とあっさり?面接での質問内容公開!
面接自体は個室で行われるのではなく、窓口でその場で質疑応答する形です。実際に面接で聞かれたことは全部で6問でした。
面接は基本的に英語ですが、英語が全くできない人には日本語での質問案内もしてくれるようです。
1問目: 「なぜアメリカに留学したいのか?」
「大学は卒業したが満足のいく英語力がなく、現地で実際に生活しながら英語を身につけたい。」と答えました。長々と答える必要はありません。しかし、学生ビザ取得のための面接なので、はっきりと勉学に励む意思は伝えるべきだと思います。
2問目: 「留学費用は誰が支払うのか?」
「父親が全て支払ってくれる。」と答えました。自費で留学される場合は、資金調達の経緯や所持費用についても聞かれる可能性があります。
3問目: 「どれくらいの期間滞在したいのか?」
「半年間滞在したい。」と答えました。実際、私のプランは1年間滞在することでしたが、語学学校は半年分しか申請していない状態であったため半年と答えました。
もし1年と答えれば、この語学学校を出た後の半年はどうするか等について深く聞かれる可能性があったからです。
ご自身が申請した学校や授業の期間に合わせて答えることが望ましいと思います。
4問目: 「今の段階でスムーズに会話ができていて問題がないのに、なぜ語学学校に行きたいのか?」
「大学の専攻も国際系だったため、全く話せないというわけではないがまだ英語を学びたいということ、また英語の授業でも非常に自信がなかった。」と答えました。
面接官の方は「語学学校は割高だし、それくらいできるなら大学の授業とか受ければいいのに!」とおっしゃっていました。
もちろん留学前にペラペラだったわけでは全くありません。大学内での英語で行われる講義はチンプンカンプンの人間でした。詳しくは、前回記事で英語力に関して触れているので、ぜひ併せてお読みください!
個人的には面接などに強いといいますか、緊張しにくいタイプなのでペラペラに話せるような雰囲気に思われたのでしょう!(笑)
5問目: 「大学でも英語を学んだのになぜ英語を勉強し続けるのか?」
「大学では言語学や文化について多く学んだが、実践的なスピーキング練習がほとんどなかったから。」と答えました。
6問目: 「語学学校にかかる費用はいくらなのか?」
「ドル換算ですか?日本円換算ですか?えっと…」と口ごもっていたら、向こうから答えてくださいました。
この質問に関して、いくらだったのか正確に思い出せ無かった上、頭の中にぼんやりと浮かんでいた金額も日本円だったので答えられませんでした。
自分の学費は正確に覚えておくことをお勧めします。
以上の6点で質疑応答は終わりました。
私に面接をしてくたださった方は、にこやかなわけでもなく、厳しい雰囲気でもなく、比較的あっさりとした雰囲気でした。ただ、質問だけを機械的にされるというよりは、私の回答へのリアクションやコメントも多かったです。
面接は英語の実力は関係ないので、スムーズに受け答えをできる自信がなくても問題はありません。聞き取れなければ、「もう一度お願いします。」と伝えれば大丈夫です。
ただ、提出した書類と違う内容を話したり、学業目的ではないと怪しまれるような話をしたりすると、やっかいなので注意してください。
重複しますが、就職活動の面接ではないので、将来の夢を語ったり、壮大なキャリアプランを語ったりすると突っ込まれた時に厄介なので気を付けましょう。
面接の最後に、「ビザは無事発給され、パスポートは一週間以内に返却する。」と伝えられ面接は終了しました。
すぐに結果を教えてくださるので、ほっと安心して大使館を後にし、その後パスポートは郵送で6日後に受け取りました!
【まとめ】 不安になり過ぎないでも大丈夫!
私自身”面接”と聞いて、何だか大げさに想像していたのですが、当日の流れや面接内容で特に難しいことはありません。
ビザ面接に関して事前説明を受けたり、調べたりしていてもなかなか不安が解消されない方は、この記事で少しでも当日のイメージしていただけたら嬉しいです。
今後アメリカ留学を考えている方、面接を受ける予定がある方は、あまり不安に考えすぎず落ち着いて面接に望んでください!