留学先選びに困っているそこのあなた!留学先におすすめの国について比較・詳しく知ろう!③
前々回の記事では、どの国に留学すべきか悩んでいる人のための内容をお届けしました。そして前回の記事では、イギリス、スコットランド、アイルランドの特徴を紹介しました。まだご覧になっていない方は、ぜひご覧ください!
前回紹介したのは3カ国でしたが、今回は留学の本場アメリカの中のおすすめ留学先を紹介していきたいと思います。
アメリカ合衆国は国土も大きく、州によって法律や街の雰囲気、歴史や文化なども全然違います。自分の学びたい分野探しも、たくさんの選択肢の中から選ぶことができますよ。
アメリカ留学のメリット・デメリットをアメリカ国内の地域別にみていきましょう!
アメリカ合衆国に関して
アメリカの正式名は「アメリカ合衆国」と言い、首都をワシントンD.Cに構えます。
国土も日本の何十倍にもなり、縦にも横にも広いアメリカはその土地で風習や文化、機構や歴史なども大きく異なります。
一度現地を訪れると、様々なバックグラウンドを持つ人たちが共生していることに驚きます。白人、黒人、ヒスパニック系、アジア系、ポリネシア系、アメリカ先住民族など本当にさまざまな人種や民族から構成されています。
アメリカ国内で話されている言語はもちろん主には英語ですが、地域によってはヒスパニック系の人たちが多く住んでおり、そこではスペイン語が日常的に話されています。
一度訪れたらその多様性と人々のパワー、エネルギーの高さに驚かされ感化されること間違いなしのアメリカ。自分の人生に対する価値観がガラッと変わるかもしれません。
これから紹介するアメリカの地域別留学先のメリットとデメリットを比較した上で、留学の行先の一つとして検討してみましょう!
① ニューヨーク留学
アメリカ留学の一つ目の行先として取り上げるのはニューヨークです。ニューヨークと聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
世界中の様々な分野の最先端をリードする流行の発信地です。世界金融の中心であるウォール街、9.11として衝撃的で悲しい歴史の刻まれたのもニューヨークでした。
そんなニューヨークは、アメリカ国内でも特に世界からさまざまな人種が集まる地域です。そのため、街を歩いていると異なる言語や方言、文化が入り混じっていることがみてわかります。
ニューヨーク留学のメリット
① 多様な文化、娯楽、エンタメの宝庫!
ご存知の通り、ニューヨークには世界トップクラスで人気のエンタメが大集結しています!
ブロードウェイミュージカルやカーネギーホルなどのクラシック音楽の聖地、ジャズショーなどの心躍るエンタメから、世界三代美術館の一つ「メトロポリタン美術館」や現地の人や観光客でいっぱいの「セントラルパーク」など、本当に有名な場所がたくさんあります!
映画でもお馴染みのティファニーの本店や、大人気テレビドラマのセックス・アンド・ザ・シティーの撮影地、フレンズの舞台にもなりました。映画やドラマ好きな人にはたまらない場所です。
そんなエンタメで溢れたニューヨークは、芸術家やアーティスト、お笑い芸人などが舞台に慣れるために留学するケースもあります。
普段は語学学校に通いながら、夜はバーやレストランなどでピアノの演奏をしている人もいれば、デビューを狙う人が出演をしているショーなど、たくさん存在します。
世界の中心地ニューヨークで実践を積みながら英語の勉強をするなんて、すごく素敵な留学ですよね!
② さまざまなタイプの英語に触れることができる
ニューヨークには、世界各国から様々なバックグラウンドをもった留学生が集まります。そのため、その土地の訛りやアクセントの含まれた英語に直接触れる貴重な体験ができます。
日本ではアメリカ英語やイギリス英語を主流に学んでいくことが多いですが、世界に出たらアメリカ出身者やイギリス出身者が話す英語だけではありません、むしろ、母語は英語ではない人たちが英語を使っている事例の方が多いのです。
人種の多いニューヨークで様々な英語に触れておくことは、とってもいい経験になるはずです。
ニューヨーク留学のデメリット – 物価が高い!
アメリカの中でも特にニューヨークの物価はとても高いです!基本的に日本よりも物価が高いと思っていてください。
また、アメリカは独自のチップ文化が存在しているため、レストランやカフェなどで多く外食をするとどんどんお金が減ってしまします。
ニューヨークでの留学生活で少しでも費用を削りたいのであれば、できるだけ郊外の方にあるアパートや学生寮を借りることをお勧めします。
② カリフォルニア留学
お次に紹介する留学先は、アメリカの西部に位置するカリフォルニアです。
ロサンゼルスやカリフォルニアなど、観光地としても有名な都市がありますね。気候も1年を通して温暖で晴れることが多いため、アメリカで最も人口の多い州です。
それでは、カリフォルニアに留学するメリットの方からみていきましょう!
カリフォルニア留学のメリット
① 住みやすい気候
アメリカの西海岸に位置するカリフォルニアは、先ほど紹介したニューヨークとは真逆の位置にあります。一年中温暖で穏やかな気候に恵まれており、夏は最大でも30度くらい、真冬は最低でも5度程度までしか下がらず、氷点下になることは滅多にありません。
湿度の高い日本とは異なり、一年中カラッとした空気のため、夏は気温が高くてもそこまで暑いと感じることはないです。
晴れる日が多いため、一年中、世界中からこの地にサーファーが集まります。
② 学校の幅広い選択肢
カリフォルニアには、州立の大学やカレッジ、そして語学学校が数多く存在しています。そのため、自分に最適な語学学校や、将来の職業に直結する大学を幅広い選択肢から選ぶことができます。
実は、カリフォルニアには3種類の大学があります。1つ目は「コミュニティカレッジ」というもの。これは、2年間で修了することのできる日本でいう専門学校や短期大学のようなものです。
2つ目は州立大学。州立の大学は、教育機関としてのきめ細やかさや研究実績もさることながら、学費が安いことが一番の魅力的です。もちろん4年制で次の3つ目に紹介するカリフォルニア大学の半分の授業料となる場合もあります。
3つ目はカリフォルニア大学です。このカリフォルニア大学に入学する学生の特徴として、学部卒業後に大学院へ進む学生が多いことが挙げられます。
州立大学では博士課程に進むことが不可能なため、もともと大学院を検討しているのならカリフォルニア大学を志望する人が多くなります。
その他、語学学校もさまざまなレベルに合わせて選ぶことができるよう、数多くのスクールが存在しています。
③ アメリカ中部と南部への留学
次に紹介するのは中部と南部です。アメリカの中部と南部と聞いて、何を思い浮かびますか?
多くの人がアメリカの留学先として浮かぶのは、ニューヨークやワシントン、カリフォルニアなどの大都市かと思います。
アメリカは広大なので、ニューヨークやカリフォルニアのようなメジャー地域だけでなく、他地域に注目してみるのもポイントです。実は、アメリカ中部や南部に留学するメリットもあるんです!
アメリカ中部や南部に留学するメリット
地方を留学地に選ぶメリットは何と言っても、生活費が安く済むことです。
大都市であるニューヨークやカリフォルニアなどは1カ月の生活費が日本の一人暮らしの2倍以上掛かることはザラです。
一方、アメリカ留学でも中部や南部の大学や語学学校に通い一人暮らしことを想定すると、都市部に留学するのに比べて格段に安くなります。
アメリカ中部や南部に留学するデメリット
アメリカ中部と南部の広大な土地の広さを舐めてはいけません。
ニューヨークなどの都市部では交通の便もとても良く、日本のように地下鉄やバスを使って自由に移動ができますが、中部と南部では交通網はそれほど発達していません。
土地がとても広いため、車なしでは生活ができないことも…。免許を取得する場合は、車代や月にかかるガソリン代のことも頭に入れておかなければなりません。
④ ハワイ留学
最後に紹介するのは、日本からの観光地としても大人気なハワイです。実はハワイには、世界的に語学学校や有名大学があることでも知られています。
ハワイはアメリカの一部ということを忘れがちですが、日本から一番近くアクセスできるアメリカです。島全体が火山で、アメリカの州のうちの一つです。
ハワイは暑いイメージがありますが、1年の平均気温は意外と24度と過ごしやすい気候なのです。日本の夏の方が絶対に暑いですね…。
過ごしやすい快適な暑さということもあり、世界中からビーチを訪れる観光客でいつも溢れています。
ハワイには四季はなく、「乾季」と「雨季」という2つのシーズンがあります。乾季は5~9月、雨季は10~4月です。
公用語は英語とハワイ語です。ハワイ語をはじめハワイでは先住民族の文化を大切にしているところも魅力の一つですね。
ハワイ留学のメリット
① 美しい海のある生活
ハワイと言えば美しい海ですが、世界から多くの人が美しいビーチを求めてハワイを訪れます。現地で生活をすることになると、そのビーチが生活の一部になります。
例えば、学校に行く前に海沿いを散歩することはもちろん、学校帰りにそのままサーフボードを持ってサーフィンをしてから家に帰ることも可能です。休日は、朝から海で読書するといった夢の生活を送ることもできます。
大学や語学学校、生活のことで悩みや息詰まった時があれば、ハワイの海に行けばストレス発散になることでしょう!
② 種類豊富な語学学校
ハワイは、短期間であればビザの申請が必要ありません。そのため、世界各国から短期留学として語学学校に通う人が多く訪れます。語学学校も多くあるため、自分のレベルと目標にあった学校を選択できます。
最近流行りの「お稽古留学」というものも盛んに行われています。フラダンスやサーフィン、ヨガなどを本場のハワイで学びたい人がそれを目的に留学しています。
こうしたお稽古留学も短期間~長期間の留学まで選ぶことができるので、自分の将来の目的にあった留学方法を選択できそうですね。
ハワイ留学のデメリット
① 日本人が多い
ハワイは観光地として有名ですが、その治安の良さと環境の良さ、人の良さから日本人が留学先として選ぶことも多いエリアです。街には日本語で書かれた看板はもちろん、レストランには日本語のメニューまで置いてあることも珍しくありません。
せっかく英語を学びに行ったのに、日本語を使ってしまっていては勿体無いですよね。留学先としてお勧めできるハワイですが、気を引き締めて日々過ごす必要性があります。
例えば、「日本人の友達といる時は必ず英語で話す。」や「この時間帯は絶対に日本語は使わない!」などのルールを決めて、自制して過ごした方が良いでしょう。
② 物価の高さ
ハワイはアメリカの50ある州の中でも、物価の高い州として知られています。ニューヨークやカリフォルニアなどの都市と同じく、家賃や食費などもとても高くつきます。
さらに、チップ文化も影響して、毎日外食をしていたら1ヶ月の生活費がとんでもないことになりかねません!
語学学校や大学に専用の学生寮がないかを問い合わせてみたり、学生専用のフラットがないかを確認したり、生活費を抑えるための工夫が求められます。
パワーとエネルギーの強さが魅力のアメリカ留学
アメリカ合衆国の中でもおすすめの留学先として、①ニューヨーク ②カリフォルニア ③アメリカ中部と南部 ④ハワイの4エリアを紹介しきました。いかがでしたでしょうか?
アメリカは州によって法律が異なります。そのため、その州毎に独特の風習や文化、決まり事や歴史が刻まれています。地理的にも、東西南北にとても広い国なので、どこに留学するかによって毎日の生活環境がガラっと変わります。
余談ですが、筆者は高校生の時に高校のプログラムでニューヨーク州クイーンズにある高校に通っていたことがあります。高校生という多感な時期に、世界の中心地であるニューヨークで過ごした経験は、人生への影響は計り知れないものがありました。
留学先で過ごした友達の自信の強さと表現力、そして感情の豊かさに驚かされ、その後の自分の価値観が変わったのを今でも覚えています。
アメリカは、パワーとエネルギーが溢れ、様々なバックグラウンドを持つ人が集まる国です。アメリカの力強さに圧倒され、徐々にその国の魅力に惹きつけられ、最後には自分も芯の強い人間に変わることができる留学先です。
そんな魅力が詰まったアメリカ合衆国を、ぜひ留学先として検討してみてください!