【アメリカ渡航情報】コロナ渦で入国必要な準備や書類をご紹介!
※2022年6月12日から搭乗前の陰性検査、証明書が不要になりました。
2022年には各国で渡航ルール緩和の動きが進んでいますが、アメリカは比較的早い段階で既に国境をオープンしていたという事もあり、渡航ルールのさらなる緩和はまだ行われていません。
各国が緩和に動いている一方でアメリカは現状維持ですので、アメリカの渡航条件が今では少し厳しい印象を持つかも知れませんね。ただ、現在でもすごく厳しいルールや準備ではありませんので、一つ一つ準備すれば大丈夫です。
このコラムではアメリカの渡航条件について改めてまとめてご紹介をしたいと思います!
アメリカ渡航の基本ルール
現在のアメリカ渡航の基本ルールは下記の通りになっています。
※2022年6月12日から搭乗前の陰性検査、証明書が不要になりました。
一つ一つ項目を見て行きましょう!
ワクチンパスポートの準備
日本で発行される「海外用のワクチンパスポート」は、アメリカでも認められるものになりますので、この海外用のワクチンパスポートを準備、取得していきます。
ワクチンパスポートは「紙」と「アプリ」の2種類ありますが、どちらも両方準備しておきましょう!両方準備しておければ、何か万が一トラブルが起きた場合でも安心だからです。
例えば「スマホをなくした」、「スマホが故障した」、「アプリが何かの不具合で表示されない」、「紙のワクチンパスポートをなくした」という万が一のトラブルも考えられるためです。
紙タイプの申請方法について
紙タイプのワクチンパスポートは、お住まいの市区町村の市役所で申請、取得します。
「パスポート」と「接種記録が分かる書類」の2つを持って申請します。注意点としては「即日発行」とはならないため、時間に余裕を持って(できれば1ヶ月前くらい)申請できると良いですね!
アプリタイプの申請方法について
アプリタイプのワクチンパスポートは即日発行されるので、急ぎの方でも利用ができます。ただし、マイナンバーカードが必要です。マイナンバーカードの発行に時間が掛かるため即日発行はできません。
スマホアプリで「接種証明書アプリ」を検索して、ダウンロード、インストールをします。
分かりやすいアプリですし、当然日本語表記なので迷う事や困る事はないと思いますが、もし分からない場合にはYoutubeなどで動画を探すと良いでしょう。
陰性証明書の準備
無事ワクチンパスポートを取得したら、次は陰性証明書(出国直前の検査)を準備していきます。
※2022年6月12日から搭乗前の陰性検査、証明書が不要になりました。
アメリカ渡航に必要な陰性証明書の要件としては下記5つになります。
該当するテストタイプについて
テストタイプ: Antigen Test(抗原検査) 、Nucleic Acid Amplification Test (NAAT)
通称: Molecular Test、PCR、Real Time PCR、RT-PCR、Rapid PCR、QT-NASBA Test、RT-LAMP、TMR、The Rapid Test、Card Test、Some Home Tests
検査方式: 鼻咽頭、唾液
※血液で検査するAntibody(抗体検査)は対象外となります。
専門的でわかりにくい部分もありますので、これは検査する病院やクリニックで「アメリカ渡航用の検査を希望しています。」と伝えて確認して貰うと確実です。
医療機関やテストセンターについて
アメリカ渡航用の検査ですが、大使館が検査できる機関をまとめてくれていますので、最寄りの機関へ直接お問合せをして予約、手配を進めていきましょう!
一つ注意点としましては、検査のタイミングになります。指定の陰性証明の検査は「搭乗日当日」、「搭乗日の前日」のいずれかでないといけないため、出発直前になります。
ちなみに、アメリカの搭乗前の検査は「搭乗時間の24時間以内」というわけではなく、単純に「当日か前日」で大丈夫です。
回復証明書について
また、渡航直前で陽性になってしまった人は、陰性証明書の代わりに下記2点を準備する事で、陰性証明書の代わりとする事ができます。
病院などから発行される書類には、当人の氏名、生年月日、パスポート情報などもしっかり記載されており、署名した病院の名前、住所、電話番号なども記載が必要になりますので、余裕を持って病院側に事情を説明、相談をしてきちんとした書類を発行して貰いましょう。
ちなみに、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)では、「コロナから回復した人は感染後、最大で3ヶ月くらいは回復していても陽性結果が出てしまう可能性がある。」としています。
そのため、もし渡航1ヶ月や2ヶ月前にコロナに掛かってしまった人は、1日前の検査だと「回復しているけれども陽性」という結果が出るかも知れないため、こうした回復証明書の準備の方が良いかも知れません。
宣誓書(CDC Attestation Form)の準備
3つ目は、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)指定の宣誓書を準備します。
書類は5ページありますが、入力するのは「2,3,5ページ」の3つだけになります。
PDF上であらかじめ入力をしてプリントアウト、署名部分だけは手書きで記入して空港カウンターで提示をしましょう。
+アルファ:追跡調査情報の提供
基本的な入国ルールは最初にご紹介したように下記3つになるのですが、実はこれに加えて「搭乗から72時間以内で連絡先を航空会社へ提出しなければいけない」というルールもあるためこちらも準備していきます。
これは感染者や経路を特定するための情報提供になり、アメリカ側で30日間保管するルールになっています。
この追跡調査情報については、航空会社ごとに収集手段や方法が異なりますので、詳しくはチケットを手配した航空会社や旅行代理店に確認をしていきましょう。
ちなみに、航空会社でも手間をできるだけ少なくするために、チケット予約の際に「追跡調査情報として必要であればCDCに情報を提供する事に同意する。」というチェックボックスを設置していたり、別途送れるフォームが作られたりしているようです。
ESTAやビザも忘れずに準備!
上記アメリカ渡航に必要な各書類や準備は、アメリカで乗り継ぎをする人も対象になります。
例えば、アメリカ経由でカナダへ留学する人は、「アメリカの準備+カナダの準備」の両方が必要になるので注意しましょう!
そして、もしアメリカで乗り継ぎをする場合にはESTAが必要ですのでESTAを含めて忘れずに手配をしていきましょう。
上記5点セットが現状アメリカ入国や乗り継ぎに必要なものになっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
各国で渡航制限が緩和されている状態なので、もしかしたらアメリカの準備物が多く面倒に感じるかもしれませんね。(笑)
ただ、きちんと準備をすれば難しい事はありませんので、時間に余裕を持って一つ一つしっかり準備していきましょう!