驚き連発!アメリカのレストランでの体験談と使える英語フレーズ集
私の1年間のアメリカ留学を通じて驚いたことは本当にたくさんありました。今日は、その中の一つ「アメリカと日本のレストランの違い」についてご紹介します。
また、私のようにレストランでオドオドしなくて済むように、便利な英語フレーズも合わせてご紹介しているので、ぜひ活用してみてください!
アメリカでのレストランの立ち位置
まずはアメリカと日本にあるレストランの違いについて見ていきましょう!
アメリカの食文化で特徴的なのはアメリカ発祥の「ファーストフード」、我々日本人でも何となくアメリカ的なイメージがある「ホームパーティ」、そして今回紹介する「レストラン」の3つになります。
現地のアメリカ人は、こうした食事シーンをどのように使い分けているのか気になりますよね?
・ファーストフード
→ファーストフードは、私たち日本人と同じように「簡単に食事を済ませたいとき」がメインとなります。具体的にはハンバーガーやサンドイッチ、メキシカン等がメインですね。
・ホームパーティ
→次にホームパーティです。アメリカ人は誰かの誕生日や祝日などの「お祝い事がある時」やテスト期間終了後などの「何かイベントが終わった時」にホームパーティーをします。
日本人は新年会や忘年会などはお店(居酒屋など)で行う事が多いですが、アメリカ人は自宅で人を招いて行うんですね。
アメリカ人のホームパーティーは「豪華」というイメージがあるかもしれませんが、実際はもっとカジュアルで「豪華な料理でもてなす!」というよりはお菓子やお酒、軽食がメインだったりします。
・レストラン
→アメリカでのレストランは、ファーストフードと真逆のスタイルです。
ファーストフードは「安くて手軽にパパッと食べる」というスタイルですが、レストランは「高くてもじっくり時間を掛けて楽しみながら食事をする」というスタイルになります。
ちなみに、アメリカでの食事場所として「ダイナー」という言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。
ダイナーとレストランの違いはこんな感じです。
→ダイナーは日本でいうファミレスのような感じで、レストランに比べて小さく、手頃に食事を楽しむことが出来るお店です。
→レストランは、ダイナーよりももう少し広くて、高級感があります。ただ、一口にレストランといっても様々な価格帯がありますので、あまり気負う必要はありません。
→アメリカでは「The diner」なイメージがあるのがデニーズです!ちなみに、日本のデニーズとアメリカのデニーズは既に関係がなく、メニュー全くの別物になってます。
レストラン内のスタッフと役割
次はレストランでのスタッフと役割をご紹介します。
私が初めてアメリカのレストランに行ったのはホストファミリーとでした。
その時に「レストラン内のスタッフの役割が厳格に決まっている」というルールを目の当たりにしてすごく驚いたのを覚えています(日本とは明らかに違うルールでしたのですごく新鮮でした)
具体的には、案内係(ホスト)と食事提供者(サーバー)では仕事が明確に分担されていて、さらには各テーブルに各担当者が在籍。
そして、そのテーブル担当者がそのテーブルをずっと接客をするというのを徹底していました。
実は、アメリカのレストランでは店員は下記4タイプの役割があります。
→入店時に案内してくれるスタッフです。
→注文を取ったり、水を継ぎ足してくれたり、会計をしたりしてくれるお世話係の人です。
→席まで料理を運んでくれる人です。レストランによってはウェイターとサーバーが1人2役という所もあります。
→テーブルセットやお皿の片付け等ウェイターのサポートをする人です。
こうした店員の役割も大まかにイメージしておくと、現地レストランでもオドオドしなくて済むと思います(笑)
レストランの入店と着席
→レストランによっても異なりますが、入り口(ロビー)はこんな感じです。
アメリカのレストランに入ると、上記で説明したホスト(ホステス)が入り口で出迎えて席に案内してくれます。レストランの入り口で人数・名前を伝え、待ち時間があれば名前が呼ばれるまでこのロビーで待つのが一般的です。
予約をした際は、名前と時間を伝えます。予約は、主に電話やホームページ等からでき、日本でのレストラン予約と特に変わりはありません。
普通のレストランだと、特に予約等なくそのまま入店する人も多いですが、日本に比べるとアメリカのレストランに関しては予約をする人が多い気がします。
案内された席に着くと、すぐにウェイター(もしくはサーバー兼ウェイター)が挨拶と一緒にドリンクのオーダーを取りに来てくれます。
基本的にウェイター(サーバー兼ウェイター)はテーブルに対しての専任制で、そのテーブルのお世話(注文からリクエスト、お会計まで)は、ずっとその担当ウェイターだけが対応します。
もし手が空いている担当外のウェイターがそのテーブルの近くにいて、近くのお客さんからたまたま呼び出しがあってもそのウェイターはテーブルへ絶対出向きません。
日本人的には「手が空いてる人がいたら、その人が注文をしたり、料理を提供すれば良いじゃないか」と思うかも知れませんね。
しかし、アメリカでは必ず「このテーブルは、このウェイターだけが対応する」と明確に決められています。
これは、その担当ウェイター(サーバー兼ウェイター)の謝礼がチップになっているためです。
チップについては後で詳しく説明しますが、アメリカのレストランでは「ウェイターがそのグループにしっかりサービスを提供して、その対価としてサービス費用=チップを払う」という図式になっています。
成果主義、個人主義のアメリカらしく「サービス提供者(ウェイター)とその対価(チップ)は明確にしたい」という思いが強いんだと思います。
【英語フレーズ紹介(入店時示)】
・ Could we have a table for~, please?
→〜人用のテーブルをお願いできますか?
このフレーズはレストランへ行ったときに必ず使います!マスターして、スマートにレストランでの食事を楽しみましょう。
注文方法や柔軟なカスタマイズ
着席後のドリンクオーダーが終わると、次はウェイターはフードの注文を取りにきてくれます。
アメリカはメニューが非常に豊富で、サラダのドレッシングや料理の付け合わせなど、細かい部分までカスタマイズできるのが特徴です。
日本人的には「自分の好みなどをレストランに細々と出すなんてわがままな客かも…」と思うかも知れませんよね!
でも、アメリカでは「きちんと自分の意見を主張し、伝える事が良し」とされています。だからこそ、ここのフードの注文時には細かな注文ができるんですね。
例えば、食事のアレルギーや特定の食材を避けたい場合、サーバーに伝えるとメニューの変更や特別な配慮がされますし、他に希望があればお客さん1人1人のニーズに合わせたサービスが提供されることが多いです。
また、日本人は、グループで食事に出かけたら色々な料理を注文しシェアをすることが多いですよね?でも、アメリカではこうしたシェアスタイルはあまり一般的ではありません。
アメリカでは、日本のシェア文化と異なり、自分のものは自分で注文するというのが一般的です。
日本にいる時に時々、そこまで食べたくないものがあったり、そこまでお酒を飲まなくても割り勘ということがあったので、自分ものは自分でという文化はいいなと思いました(笑)
【英語フレーズ紹介(注文時)】
・What are your recommendations ?
→おすすめは何ですか?
アメリカのレストランのメニューは、日本と違い写真がないことが多いです。また初めのうちは慣れない英語のメニューに戸惑い、何を注文すればいいかわからない…という場合もあるかと思います。そんな時に使えて便利なフレーズです。
→これを〜抜きでお願いできますか?
食事後のお会計とチップ文化
食事中もウェイターがテーブルに対して、随時ケアやサービスを提供してくれますが、食事が無事終わったら次はお会計です。
アメリカのレストラン文化で私が一番驚いたのはチップ文化です。
チップとは前述したように自分のテーブルに対してお世話をしてくれたウェイターに対する謝礼の事です。チップは、食事金額の15-20%を支払うのが一般的です。
ウェイターがしっかり対応してくれたな!と感じれば20%、そうじゃなければ15%+アルファという感じです。
レシートにはチップの計算欄があり、総額にチップを加えた金額を支払います。チップはサービススタッフの重要な収入源となっており、渡さないと失礼にあたります。
ちなみに、お店にもよりますがチップは基本的にウェイターが全て貰えるか、お店で貰ったチップをみんなで分けるというような仕組みになっています。
そのため、お店側も「ウェイターはチップが貰える前提」で雇っています(お店側から出るウェイターのお給料自体は少なく、アメリカのレストランで食事をした際にまったく渡さないというのは現実的ではありません)
チップの計算方法は?
例えば、食事代が50ドルの場合、15%のチップは7.5ドル、20%のチップは10ドルになります。
クレジットカードで支払う際は、レシートにチップの額を記入する欄があり、そこに金額を記入して総額を計算します。
私は日本では、チップを払わなくても一流のおもてなしを受けられることが当たり前でしたので、初めてチップ制度を目の当たりにした時は「こんなに多くのチップを払うのか…」とびっくりしました。
逆に、日本に来たアメリカ人などは「日本のレストランはチップなしですごいサービスを提供してくれるという事でビックリする事が多いみたいです(笑)
また、アメリカでは、チップを払わないと、サービスのどこが悪かったのかと直接聞かれたり、その瞬間から無視されたりということが当たり前にあるので、このチップ文化は日本との大きな文化の違いだなと感じました。
チップは日本人からすると慣れない文化ですが、異文化を体験し、学ぶのも海外留学の大きな目的の一つです。実際「チップを払う」のはアメリカでしかできない貴重な機会や体験ですので、ぜひアメリカ人に倣ってしっかりと払うようにしましょう!
【英語フレーズ紹介(会計時)】
・Could we have the bill, please?
→お会計をお願いします。
このようにサーバーに声を掛けましょう。伝票を持ってきてくれます。アメリカでは、テーブルでお会計をするのが一般的です。
→会計を分けてもらえますか?
→クレジットカードの支払いにチップを加算できますか?
アメリカレストランでのテイクアウト
アメリカでは、レストランで食べきれなかった料理を持ち帰ることが非常に一般的です。(出てくる量もものすごく多いため食べきれない事も多いんですね)
ウェイターに伝えると、テイクアウト用の箱がもらえます。これにより、余った料理を無駄にすることなく、後で楽しむことができます。
ボリュームの多いアメリカの食事では、この文化は日本人にとってありがたいですね。私も、夜外食に行った次の日のランチは、残り物を食べることが多かったです。
また、多くのレストランではテイクアウト専用メニューやドライブスルーも充実しています。忙しい日常の中で食事を素早く手に入れることができます。ファストフードチェーンだけでなく、レストランでもテイクアウトオプションを提供しているところが多いんですね。
→テイクアウト用の容器をいただけますか?
テイクアウトの注文をしたいのですが。
まとめ
いかがでしたか?
日本とはまったく違う文化やルールで動いているアメリカのレストランのイメージはできましたでしょうか?きっとあなたも最初は戸惑うことも多いかもしれません。
でも、せっかくアメリカに来たのであれば、アメリカのレストラン体験もぜひチャレンジして欲しいと思っています!
特にアメリカレストランの食事については私のような長期留学じゃなくても、短期海外旅行でもチャンスはたくさんあると思います。
ぜひこちらの記事で紹介した情報やフレーズを使って少しでもアメリカの食事を楽しんでみて頂ければ幸いです。
また、長期留学、短期観光などにも関わらず、もしあなたがアメリカへ渡航する予定があるならば携帯電話は事前に準備しておくのがベストですので、下記のコラムもぜひ参考にしてみてください。